ねんねトレーニングにタオルは必須?ねんトレの基礎から注意点まで
大人の理想的な睡眠時間は7~9時間といわれていますが、赤ちゃんの場合は新生児で14~17時間、乳児で12~15時間が必要になります。これだけの睡眠時間が必要な赤ちゃんが、夜泣きをせず朝までぐっすり眠るために役立つのが 「ねんねトレーニング」です。この記事では、ねんトレについて詳しくご説明します。
ねんトレってなに?メリットとデメリット
赤ちゃんの寝かしつけの方法のこと
赤ちゃんが自分で眠れるようになるということは重要で、添い寝をすることが多い日本やアジア圏の赤ちゃんは睡眠時間が短いというデータがあるほどです。赤ちゃんが自力で眠れるようになると、眠いときにセルフねんねができて寝不足にならないうえ、自己調整力も身についてきます。
欧米のねんトレだと泣かせるねんトレが主流に思えますが、泣かせないねんトレもあります。どちらの方法でも、睡眠と授乳を切り離すことがポイントになります。
ねんねトレーニングのメリット
また、赤ちゃんの自立が促されることにより、添い寝がないことによる不安からも解消され夜泣きをしない子になるでしょう。夜間の添い乳もないため、虫歯になるリスクも軽減できます。
さらに、ママにも好影響を及ぼします。ママも朝までぐっすり眠れるため、ストレスや体調不良から解放され、子育てノイローゼなどという言葉とは無縁でいられるでしょう。赤ちゃんが寝た後の時間を有意義に使うこともできますね。
ねんねトレーニングのデメリット
そのため、見守るママはつらくなってしまい、どうしても罪悪感を感じやすくなります。集合住宅などであれば、夜中に赤ちゃんを泣かせ続けて近隣に迷惑をかけることを気に病むケースも出てくることでしょう。
また、教科書どおりにトレーニングを進めようとすると、うまくいかずにママがストレスを感じてしまうこともあるようです。赤ちゃんの性格は千差万別です。教科書が正解とは言えませんので、ママと赤ちゃんに合ったスタイルでねんトレを進めていくようにしましょうね。
ねんねトレーニングを始める前に
規則正しい生活と睡眠の土台が大切
まずは、昼寝をするときでも寝室を真っ暗にしましょう。カーテンの隙間から薄明かりが漏れていると睡眠の質に影響が出てきます。
次に、外部の騒音や生活音を消すことです。音に敏感な赤ちゃんであれば、オルゴールや川のせせらぎの音などを流してもよいでしょう。
さらに、昼寝と就寝の際のねんねルーティンを確立することも重要です。お気に入りの絵本を読んだら、部屋を暗くして寝る時間とするだけで赤ちゃんの眠りにつく態勢が整います。
最後に、日中の活動時間や睡眠量を確認しましょう。活動時間が長すぎると、興奮して眠りにつけない原因になります。
タオルなど手触りのよいグッズを用意しよう
赤ちゃんも何かに愛着を持って安心感を得ていることが多いようです。赤ちゃんが安心して眠れるように、ブランケットやタオル、ぬいぐるみなどの手触りのよいグッズを用意しましょう。
愛着のあるグッズは赤ちゃんによって変わりますが、共通していえるのは、赤ちゃんが手で持っても柔らかく安全で、気軽に洗濯ができるおしゃぶりしても問題ない物です。このようなお気に入りグッズがあれば、赤ちゃんが夜中に目覚めたときでも、安心してまたすぐに寝てくれることでしょう。
ママと子どもに合った方法を見つけて
入室する間隔を少しずつあけていくことで、赤ちゃんが自力で寝つけるようにしていきます。この方法が「タイムメソッド」です。比較的赤ちゃんの泣きが収まるのが早く、下の子がいてもやりやすいのですが、泣きが激しくなるケースもあります。
「フェイドアウトメソッド」の場合は、ママは赤ちゃんをひとりにせず、近くで見守りながら約2週間かけて少しずつ距離間隔をあけていきます。寝るまでサポートできるメリットはありますが、時間がかかるうえ、下の子がいると難しいというデメリットがあります。
ねんねトレーニングで気をつけたいこと
家族でルールを徹底しよう
この際に家族に伝えずママひとりでねんトレを行っていたとしたら、心配したパパがあやしに行ってしまい、せっかくのねんトレが効果を発揮しないことになります。何のためにねんトレを行っているのか、家族間で意義を理解しルールを徹底することが重要です。
たとえば、赤ちゃんが大泣きするとママもつい気が急いて、まだ予定の時間ではないのにあやしに行ってしまうかもしれませんね。ストップウォッチで時間を管理するのはパパの役割として、家族で協力しながらねんトレをするのが成功への第一歩といえそうですね。