人生設計に移住を組み込みたい!生きる場所を自分で選ぶためのコツ
「家族でゆっくり過ごす時間が欲しい」「子どもを自然の中でのびのび育てたい」というパパやママも多いのではないでしょうか?最近はシニアだけでなく子育て世代も地方や海外に移住するという話を聞きますよね。そこで移住のメリットやデメリット、人気の移住先、子どもと海外移住する場合の注意点などをお伝えします。
目次
- 地方へ移住をするメリットとデメリット
- 自然が豊富で子どもと遊ぶ場所がいっぱい
- 土地や家賃が安くて住居費の負担が軽くなる
- 仕事の選択肢が少なく収入は下がる確率大
- 家族がハッピーになる地方移住先の探し方
- 地方移住ランキングを参考に探してみよう
- 移住するための情報収集には時間をかけよう
- 移住者支援制度を利用して移住しよう
- 海外移住も増加中!メリットとデメリット
- ファミリー世帯の海外移住も人気が高い
- 子育て世帯に人気の海外移住先
- 家族で海外移住をする際の注意点
- 海外移住をする前に準備したいこと
- どんな種類の長期滞在ビザがあるのか調べる
- 現地で安定した仕事があるのか調べる
- 日本にいつか戻る可能性はあるのか検討する
- まとめ
地方へ移住をするメリットとデメリット
自然が豊富で子どもと遊ぶ場所がいっぱい
小さい頃に自然体験をたくさん積めば、身体能力だけでなく命の尊さや積極性、協調性などの情緒や生きる力が育まれるといわれます。地方には豊かな自然があり、山や海などの四季折々の表情を実際に見たり、触れたりしながら思う存分遊ぶことができるのです。
パパやママは、子どもとショッピングモールや遊園地に行く代わりに、都会では考えられない大きな公園や自然の中で、思いきり一緒に遊ぶことができます。たとえば、お花見一つとっても、地方ではわざわざ遠出して名所に行かなくても、近所で気軽にたくさんの桜を楽しめることもあるのです。
土地や家賃が安くて住居費の負担が軽くなる
都心で13~16万円くらいの家族向け物件が、地方なら10万円以下が多く、5万円代という場合も。一概にはいえませんが、都心と同じ家賃で地方は2部屋多いくらいの広さがあり、新築一軒家は2,000万円以下で購入できることもあります。
広い庭つきの家も多く、洗濯物を干したり家庭菜園の手入れをしたりしながら子どもを遊ばせられたり、バーベキューを楽しんだりすることもできますよね。隣家が離れていることが多いので、多少子どもが騒いでも、あまり気を使うことなくのびのびと暮らせそうですね。
仕事の選択肢が少なく収入は下がる確率大
しかし地方は自動車が必要なことがほとんどなので、ガソリン代や維持費がかかりますし、場所によっては暖房費が高くなることもあります。プロパンガスを使う地域では都市ガスよりも料金が割高なこともあるので、思ったほど余裕のある生活ができないかもしれません。
けれども、これからはオンライン会議ツールやチャットツールを使い、出社しなくても遠隔的に仕事ができる企業が増えるといわれます。今までの仕事を続けながら移住できる可能性もありますね。また、地域によっては移住者の起業や就労支援をしていることがありますよ。
家族がハッピーになる地方移住先の探し方
地方移住ランキングを参考に探してみよう
【長野県】ウインタースポーツや渓流釣りなどのアウトドアが楽しめます。自治体が空き家や転職情報を積極的に発信しており、396もの移住支援制度があるのも魅力です。
【山梨県】東京駅まで特急電車で約90分です。八ヶ岳、富士山などに囲まれて自然が豊かで、支援体制がしっかりしているので子育て世代にも人気ですね。
【静岡県】過ごしやすい温暖な気候で空調代も安くすみます。首都圏と関西どちらにも行きやすいのも特徴です。かなり地価が安いので家を買いやすいそうですよ。
【広島県】瀬戸内海などの自然を満喫しながら、約1時間で都市に行けます。移住者に家やお金の具体的な補助もありますよ。
移住するための情報収集には時間をかけよう
移住の目的に合うのか以外にも、移住先に生活の基盤になる仕事や家が見込め、子どもがいる場合は特に、店や病院などがあり暮らしやすいのかも大切です。
地域の人たちの雰囲気などはウェブサイト上ではわからないことが多いので、自治体の移住相談窓口に問い合わせ、現地に足を運ぶことが大切です。東京や大阪では、年1度「ふるさと回帰フェア」が開催され、現地の自治体やNPOの人と対面して移住相談ができ、生の情報が得られますよ。
移住者支援制度を利用して移住しよう
特に空き家バンクなど、住まいに関しての支援が多いですよ。たとえば群馬県中之条町では、条件を満たす移住者に「空き家対策補助金」が出ます。
空き家以外にも岩手県一関市では、移住者の住宅取得に最大100万円の補助が出る場合があります。石川県内灘町でも、新築購入で町商工会の共通商品券と現金で20万円の助成がありますよ。
仕事も移住先の大切な要素ですよね。沖縄県宜野湾市では、空き店舗を利用する事業者に賃料の補助を行っており、島根県では農業漁業などの産業体験を希望する移住検討者に、滞在経費の一部を助成しています。
海外移住も増加中!メリットとデメリット
ファミリー世帯の海外移住も人気が高い
教育のための移住はバイリンガルに育てるためだけではありません。個性を大事にすることが多い外国の学校では、子どもの自主性やコミュニケーション能力、国際的な感覚などを育みやすいのです。
仕事では、アジア圏には経済成長率が高い国が多いので、起業が成功しやすいかもしれません。会社は仕事とプライベートをわけているところが多いので、家族の時間を豊富に作りやすいですよね。
海外移住に語学力は不要という意見もありますが、語学力や仕事において高いスキルがあった方が、ビザや安定した仕事を取得しやすい国が多いです。