子どものお金教育は4歳から!おこづかいで金銭感覚を身につける方法
4歳の子どもはお買い物ごっこが大好きで、スーパーのレジにも興味津々という子も多いでしょう。お金やお買い物に興味が出始めたので、お金教育を始めたほうがよいのかな?と悩むママもいますよね。今回は、4歳からのお金教育の方法やおこづかいなど、ママが悩みがちなポイントを中心にご紹介していきます。
お金教育はいつから?金銭感覚を養う方法
お金教育を始める時期
「まだ4歳なのに、もう始めるの?」と疑問に思うママやパパもいるかもしれません。ですが、小学校に入ると友だち同士で遊びに行き、お金を使う場面が少しずつ増えていくでしょう。親の目が届きやすい未就学児のうちこそ、お金の使い方や管理方法をじっくり教えられるチャンスです。
4歳の子どもを持つ先輩ママたちによると、お金教育を始めてからは、むやみに「買って」と言われることが少なくなったという方も多いようです。
親の金銭感覚の影響は大きい
例えば、次々と衝動的に物を買う親の姿を見れば「お金は無限にあり、欲しければすぐ買えばいいんだ」と理解します。逆に、メモや家計簿をつけて計画的に管理していたり、予算やタイミングによって買わずに見送ったりする姿を見ると「お金は計画的に使うもので、ときには我慢も必要なんだ」ということを学びます。
お金の管理が苦手なママやパパには、耳の痛い話かもしれません。子どものお金教育をする前に、まずは親である自分自身が適正な金銭感覚であるかどうかかを見直す必要がありますね。
まずはお買いものごっこで楽しみながら
いきなり複数のお金を用いると、子どもは混乱します。最初は1円玉だけ、商品の点数も一つから始めると分かりやすいです。少しずつ硬貨の種類や商品数を増やし、お金の種類や複数買うと合計金額が増えることも伝えましょう。
家でのごっこ遊びに慣れたら、スーパーなどで買い物に挑戦です。空いている時間帯にするなど、周りへの配慮を忘れないでくださいね。金額を口に出してからカゴに入れることと、支払いまでを子どもにお願いするのがポイントです。自分で支払うことで、お金を使うという意味やお金が足りないと買えないものがあるなど、色々学べますよ。
金銭感覚が身につくおこづかいの渡し方
1日、1週間単位で少ない金額を
自分のお金を手にすることで、限られた予算内で買い物をする大切さ、お金は使うとなくなってしまうなどの経験ができますよね。まずは、ごく小額を渡すようにしましょう。いきなり1カ月単位でまとまった金額を渡しても一気に使ってしまう可能性があるため、始めは1日単位で同じ硬貨のみを渡すのがおすすめです。
何日か貯めると少しまとまった金額になるくらいのほうが、お金のやりくりも覚えられます。慣れてきたら、1週間単位にして様子を見ましょう。
硬貨の種類を増やして小銭で渡す
4歳前後では、まだ3桁以上の数字の感覚は掴みづらいでしょう。細かいお金を渡すことによって「10円玉が〇枚で、このお菓子が買える」「10枚ある10円玉を、〇枚使えば〇枚になる」など、細かいやりくりができるようになります。
さらに、段階的に5円玉や50円玉を追加すると、より複雑化して管理のレベルが上がります。また、子どものお財布を用意するとモチベーションがアップしますよ。自分専用のお財布に小銭が複数枚入ることで満足感があり、そこから出すと減るという実感も湧いてよいですね。
「ポイント制」でお手伝いの対価として
ただおこづかいを渡すのではなく、給料制にするのも工夫の一つです。「靴を揃える」「新聞を取ってくる」など、成長や性格に合わせて、項目を一緒に考えるとよいでしょう。1回ごとに渡すのもよいですが、ポイント制もおすすめです。1回ごとに表にポイントをつけ、週1回など、まとめて渡すことでより達成感を得やすくなります。
「お手伝いがお金目的になる」と心配するママもいるかもしれません。「お給料」を渡すときは「手伝ってくれて助かったよ。ありがとう」と一言添えて、「喜んでもらえた」「役に立てた」と子どもがやりがいを感じられる声かけをしましょう。