子どものお金教育は4歳から!おこづかいで金銭感覚を身につける方法
おこづかいでお金教育するときのポイント
貯めて使うなどお金の使い方の練習を
そのためには、まず物の大体の相場と、同じ種類の物でも金額が異なることを子どもが理解する必要があります。お買い物先で、子どもと一緒に値段を言ってみましょう。例えば、「こっちのお菓子は100円だけれど、こっちのお菓子は150円だね」という会話をしてみてください。
その上で、手元のおこづかいと照らし合わせて「買えるものと買えないものがある」ことを伝えましょう。お金が足りないと買えない、足りないときは少し我慢をしてお金を貯めれば手が届くなど、お金の扱い方を丁寧に伝えると、お金のやりくりについて学べますよね。
失敗の経験も大切!アドバイスはほどほどに
ただし、同じ失敗を何度も繰り返したり、なぜ失敗したか子ども自身が気づいていなかったりするときは、アドバイスも必要です。その際は「こんなもの買ったからお金がなくなったんだよ」という否定的な言葉は避けて「どうしたらこれが買えたかな?」と一緒に考えられるような声かけをしてみてくださいね。
また、一緒に「欲しいものリスト」を作って、お買い物計画を立ててみるもおすすめです。
おこづかいを理由にお手伝いを頼まない
例えば、「ママちょっと手が離せないから、洗濯物取り込んでくれる?50円あげるから」などと、ママの都合や思いつきで子どもを動かすのは避けたほうがよいです。繰り返すことで「お金=働く対価」というよりも「お金で人を動かすことができる」という意味合いが強くなってしまいます。
もう一つ心がけたいのが、「おこづかい帳をつける」「何に使ったか報告する」など、使ったお金を振り返る機会を作ることです。収支の振り返りをすると、「これは無駄だったな」「今度は我慢してあれを買おう」などと、限られた範囲でやりくりするくせをつけられますよ。
お金教育を始める前に親が見直すこと
財布の整理整頓、小銭を丁寧に扱おう
子どもにお金の大切さを教えるためには、まずはパパやママが財布の整理整頓をし、お金を丁寧に扱うようにしましょう。財布の中がぐちゃぐちゃで自分がどのくらいのお金を持っているのか分からない、小銭を雑に扱っているなど、パパやママがお金を雑に扱っていると子どもは真似をする可能性が高いです。
言葉で「お金は大切」と伝えるのもよいですが、普段の行動からお金を丁寧に扱っているかどうかを見せるほうが、子どもに伝わりやすいですよね。パパやママも一度お金の扱い方を見直してみましょう。
値段に限らず、買った物を使っているか
パパやママの中には「安いから買っておこう」「使えそうだから買っちゃおう」など、使うか分からない物でも値段が安いだけで購入する方もいるでしょう。値段に限らずに買った物を大切に使っていればお金を必要な物に使えたことになりますが、安いからと購入だけして使わない場合はお金を雑に扱っているのと同じです。
子どもの無駄遣いを減らすためには、パパやママが買った物を大切に使っている姿を見せましょう。洋服や雑貨だけでなく食材も、買った物をきちんと使ってお金を無駄に扱わないように心がけてくださいね。
お金の話はフラットに夫婦で話そう
パパやママがネガティブなお金の話をしてしまうと、子どもは「お金持ちになったら悪い人になるんだ」「お金って汚いの?」など、お金に対して悪いイメージがつく可能性がありますよ。お金は生活する上で必要不可欠なものなので、お金の話はフラットにするように気をつけましょう。
パパとママがするお金の話が、子どもに大きな影響を与えるかもしれませんよ。
まとめ
4歳からお金教育をスタートさせても、早過ぎるということはありません。難しいように思えますが、少しずつで大丈夫です。
まずはお買い物ごっこから、ご紹介した方法を段階的に取り入れて、ゆっくり丁寧に伝えていけるとよいですね。