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幼児の地震のストレスは大人以上!ストレスの症状とケア方法とは

幼児の地震のストレスは大人以上!ストレスの症状とケア方法とは

励ましの言葉はプレッシャーになることも

なにか大変なことがあると悪気なく「頑張ってください」などの励ましの言葉をかけてしまうものですね。しかし、この何気ない一言が被害に遭われた方を傷つけることになるようです。

頑張れの一言に「こんなに頑張っているのにこれ以上、なにを頑張れというのか」と思う方もいます。「元気になってください」や「早く忘れて前を向いていきましょう」という言葉も、失ったものの大きさを理解されていないと失望する言葉の一つだそうです。

同じ言葉でも、すべての方が同じように感じるわけではありません。話を聞いて、手助けできることを考え手伝うことの方が重要なようですよ。ただし、まだ話したくないことを無理に聞き出すことはかえってつらさを増幅させてしまうので避けましょう。

幼児が笑えて動ける環境作り

子どものなかには、「地震ごっこ」をする子たちもいます。子ども自身の身体を揺らしたり、机をガタガタと揺らして鳴らしてみたり、津波から逃げるように走ったりなどの遊びですね。

これはふざけているのではなく、ごっこ遊びをすることで怖い体験を乗り越えようと子どもなりに頑張っている姿なのです。これを「不謹慎なことをして」とたしなめ止めさせてしまうと子どもの心は行き場を失い、感情が抑圧されてしまいます。

このように大人には意味がないことであっても、子どもが楽しくしているなら受け入れる環境を作ってあげることが大切となります。「地震で大変なのだから遊んだり、ふざけたりしないように」という空気を作らないことが重要でしょう。

まとめ

子どものなかには、地震直後は元気にしていたのに半年後など時間が経過してから急にPTSDを発症することもあるようです。自宅は怖くて眠れず、車の中にいたがる子どもや「ママやパパに心配をかけてはいけない」と逆に気を使って自分の気持ちを抑えてしまう子もいるでしょう。

子どもの地震後のケアは、短期間でなく長期間の見守りが必要となってきます。パパとママもつらい思いをしていますが、自分で心の回復がなかなかできない子どもために少しの変化も見逃さないようにしましょう。
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