泣く子どもを無視してしまったら?フォローの方法や上手な接し方
小さい子は1日に何度も泣くので、ママは対応するのに疲れてしまいますよね。そして、ときには泣いている子を無視してしまい自己嫌悪に陥ることも…。今回は、ママが子どもを無視することの影響を踏まえたうえで、子どもの心を傷つけてしまったときにどうしたらよいか、泣いている子への上手な接し方をご紹介します。
目次
- ママの無視が子どもに与える影響とは
- 人とのコミュニケーションが苦手になる
- ママに嫌われていると感じ自尊心を失う
- 親子の信頼関係がくずれてしまう
- 子どもの心を傷つけてしまったときは
- 間違いに気付いたら「ごめんね」と謝ろう
- 「大好き」「愛してる」と抱きしめよう
- ママだって人間!自分を責めないで
- ママは心にゆとりを持つようにしよう
- 子どもへの愛おしい気持ちを思い出してみる
- ときにはひとり時間で気分転換をしよう
- 子どもに対し大らかな気持ちで接する
- 泣く子どもへの上手な接し方を知ろう
- 抱きしめながら子どもの気持ちを代弁しよう
- 安全を確保して落ち着くまで見守ろう
- 日頃から親子のスキンシップを大切にしよう
- まとめ
ママの無視が子どもに与える影響とは
人とのコミュニケーションが苦手になる
しかし、泣いているだけでは自分の気持ちや要求は伝わりません。そこでママとやりとりをして、言葉での上手な伝え方を学んでいくのです。
ママが子どもを無視してばかりいると、子どもはコミュニケーションのしかたを学べないことになりますよね。伝えることだけでなく、ママが子どもの話を聞かないので、子どもも人の話を聞けなくなるかもしれません。
泣く子の相手は大変ですが、できるだけ子どもに寄り添えたらよいですよね。
ママに嫌われていると感じ自尊心を失う
無視は、面と向かって「あなたが嫌い」というよりも強烈な「嫌い」のメッセージなのです。大好きなママから嫌われたと感じると、子どもは自分は価値のない人間だと思い込み、自尊心が傷つきます。
自尊心とは、欠点も含めて自分を大切にする気持ちです。自尊心が低いと自信が持てないので、自分の価値観や気持ちにも素直になれません。
ですから、なにごとも自分では決められない、失敗を人のせいにして自分の欠点に直面できない、誰かに認められたくて努力したり尽くしたりするなど、バランスの取れた健全な人格が育まれにくくなるのです。
親子の信頼関係がくずれてしまう
しかし、ママが無視ばかりして子どもの気持ちに応えないことが続けば、信頼関係がくずれてしまいます。外面上は聞き分けのよい子かもしれませんが、信頼できないからママの顔色をうかがい、嫌われまいと必死なのです。それは子どもにとっては苦しいことですよね。
子どもが甘えたくて泣いたり、困らせることをしたりするのが続くと、ママはイライラしますよね。しかしそれは永遠に続かず、やがて子どもはそこまでママを必要としなくなります。
ときにはイラッとして怒ることもありますが、なるべくゆったり構えて、子どもの気持ちを受け止められるとよいですよね。
子どもの心を傷つけてしまったときは
間違いに気付いたら「ごめんね」と謝ろう
しかし、自分の間違いに気づいたら素直に謝るのは人として当たり前のことですよね。子どもにもそうしてほしければ、ママがお手本を示すことは大切です。
友だちや同僚なら気遣いできても、小さい子どもは弱い立場なので、軽い気持ちで無視したり酷いことを言ったりしてしまうかもしれません。しかし、それを子ども本人が後々まで覚えていて密かに傷ついていることがあるのです。
ママは間違いに気づいたら心から謝るようにして、子どもに心の傷を残さないように注意できたらよいですね。
「大好き」「愛してる」と抱きしめよう
ママは子どもが社会で困らないように、安全で健康にいられるようにと思うから叱るのですよね。その気持ちを子どもに伝えるために、無視してしまった後に謝り、「◯◯ちゃんが大好き」「愛してる」と言葉で伝え、ぎゅっと抱きしめましょう。
抱きしめながら、「◯◯が大好きだよ。棒を振り回すことがいけないんだよ。もし棒がお友だちに当たって怪我したら、すごく痛いよね」と、よくないのは子ども自身ではなく、その行為であることを伝えると、子どもの人格を否定せずに行いだけを叱ることができます。
ママだって人間!自分を責めないで
ママだって感情を持った人間なので、イライラして子どもから逃げたくなることもあります。危険や迷惑な行為などの大切なことで、どんなにいい聞かせても暴れて泣きわめくときは無視するしかないときもあります。
なんでも言うとおりにしたら子どもは泣かないかもしれませんが、安全すら守れません。子どもと衝突して苦しい思いをするのは、一生懸命向き合っている証拠なのです。どうか自分を責めないでくださいね。