生後1カ月の赤ちゃんの成長の特徴!健診内容とお世話のコツや注意点
新生児期の赤ちゃんは生後1カ月の間に目まぐるしく成長し、身長や体重が大きく変化します。ママは赤ちゃんのお世話に毎日大忙しでしょう。この記事では、生後1カ月の赤ちゃんのお世話のコツや、健診に備えて準備しておきたいものなどについてまとめています。日々の赤ちゃんのお世話にお役立てくださいね。
生後1カ月の赤ちゃんの成長や特徴を知ろう
男女で違う平均的な身長と体重
・男の子の身長:44.0~52.6cm、体重:2.1~3.8kg
・女の子の身長:44.0~52.0cm、体重:2.1~3.7kg
これが、生後1カ月頃になると…
・男の子の身長:50.9~59.6cm、体重:3.4~5.5kg
・女の子の身長:50.0~58.4cm、体重:3.5~4.8kg
このように少しずつ丸みのある体つきになっていきます。全体に男の子の方が大きめですね。
なお、この数値はあくまで平均値です。赤ちゃんの成長は個人差が大きいため、少しずつでも成長していれば大丈夫ですよ。
ミルクと母乳で違う授乳の量や間隔
授乳間隔は1~2時間くらいが平均で、量と時間は、母乳の場合は左右それぞれ5~10分ずつが目安です。
ミルクの場合、与える量はミルク缶に記載されている量を目安にしてください。ミルクは母乳より消化に時間がかかるので、間隔は3時間ほどあけましょう。
母乳とミルクを混合する場合は、母乳を与えてから足りない分をミルクで補ってあげます。赤ちゃんの体重がなかなか増えない状態であれば、ミルクの量を少し増やしてあげるようにしましょう。
追視ができるようになったり声を出す子も!
赤ちゃんが見える範囲までママやパパが顔を近づけ、その顔を左右に動かすと、その動きを赤ちゃんは目で追うようになってきます。また、ママやパパの顔をじっと見つめてくれますよ。このとき、「◯◯ちゃん」と名前を呼んだり「ママですよ」と声をかけてあげたりすると、赤ちゃんは安心します。
また、同時期くらいから「アー」や「クー」といった声を出すようになる子もいます。これを「クーイング」といいます。
ママやパパは赤ちゃんに積極的にたくさん話しかけてあげてくださいね。そうすることで赤ちゃんの知的発達も促され、声を出すことに意欲的になるでしょう。
赤ちゃんのお世話のコツや注意点
ベビーバス卒業!季節で変えたいお湯の温度
赤ちゃんの入浴の際に適したお湯の温度というのは、季節によって違ってきます。夏は38~39℃くらい、冬はお湯が冷めやすいので40℃前後に設定しましょう。いずれも大人にとっては少しぬるく感じる程度が目安となります。
赤ちゃんは新陳代謝が活発であるため、汗をかきやすいです。そのため、お風呂には毎日入れて清潔を保ってあげてください。
お風呂は、赤ちゃんの体調に合わせて機嫌がよい時間帯に入れるようにしたいですね。長湯は赤ちゃんに負担となりますので、あまり長い時間、湯船に浸からせるのは避けましょう。
外出は1カ月健診後に少しずつ始める
そのためにまずは生後3週間頃から「外気浴」をはじめるとスムーズです。窓を開け、1回5分ほど外の新鮮な風を赤ちゃんに感じさせてあげてください。これを1日に2~3回行い、風に慣れてきたら、次にベランダや庭に出て日光に慣れさせます。
そのあとは、日差しの強くない朝や夕方に、近所を5分ほどお散歩してみましょう。毎日続けて少しずつ時間をのばしていきます。
授乳と授乳の間のご機嫌な時間帯に合わせてお散歩できると、比較的ぐずりも少なくお散歩を楽しめることでしょう。
便秘の解消方法は綿棒とベビーオイルで!
赤ちゃんの便秘を見極めるのは専門家でも難しいですが、「いつもの排便ペースに比べてウンチが出ていない期間が長い」「排便がなく機嫌が悪い」といった場合には、ママやパパが便秘を解消してあげましょう。
便秘解消には、ベビーオイルで先端を3cmほど湿らせた綿棒が活躍します。おむつ替えの要領で赤ちゃんの両足を持ち上げ、肛門に綿棒の湿らせた部分を差し込みます。そして、肛門の内側を軽くこするように刺激しましょう。
刺激によって便秘が解消されるはずですが、解決しなければ小児科で相談してみてくださいね。
生後1カ月健診の内容や持ち物とは?
1カ月健診の検査項目を知ろう
1カ月健診の赤ちゃんの検査項目は次のとおりです。
・頭囲・胸囲・身長・体重の測定、全身のチェック(股関節の開き具合など)、原始反射のチェック、ビタミンKシロップを飲む
赤ちゃんのお世話に関する疑問や不安など、些細なことでもよいので気になることはこの機会に聞いてみましょう。次にママの検査項目です。
・身体測定、血圧測定、検尿、問診、内診
内診では子宮の戻りや傷の状態などをチェックします。また、問診では産後ブルーなど、ママの精神面でのフォローも行います。