幼稚園の転園理由は様々。知っておきたいよかったことと心構え
仕事を辞める、引っ越しをするなど、様々な理由から幼稚園の転園を考えているママもいますよね。転園は子どもに大きな影響を与えることがあるため、「転園しても大丈夫かな」と悩む方もいるでしょう。ここでは、幼稚園を転園したいときはどのように手続きするのかや、子どもへの対応方法などをご紹介します。
幼稚園を転園するのはどのような理由?
引っ越しのために近くの園へ転園
送迎バスがあればよいですが、バスでも行ける範囲が限られているので幼稚園から距離が離れる場合は仕方がないですよね。パパやママが送迎する場合だと離れた場所からでも同じ幼稚園に行くことは可能ですが、送り迎えは毎日のことなのであまり遠い幼稚園に通うのはおすすめではありません。
転園は子どもだけでなくパパやママにも負担がかかるため、転勤などの急な理由でないときは小学校入学前に引っ越しをするなど、時期を考えておくとよいかもしれませんね。
保育園から幼稚園へ切り替えたいため
仕事を辞めたいと考えているママは、保育園から幼稚園への転園についても調べておきましょう。近くに幼稚園があっても定員が埋まっていると入園することが難しいため、仕事を辞める前に幼稚園の空き状況などを確認しておくとよいですよ。
最近では「認定(または認証)こども園」という幼稚園と保育園が一緒になっている施設も多く、こども園だと働いていない方でも預けることができます。しかし、手続きなどが必要になるので、仕事を辞める前にこのまま利用してもよいかを確認しておくと安心でしょう。
園の雰囲気などが合わなかったため
幼稚園は自由遊びの時間が多い、食事やあいさつなどのマナーに厳しい、勉強に力を入れている、パパやママ参加の行事が多いなど、園によって雰囲気も全然違います。子どもだけでなくパパやママも園の雰囲気に合わないと、送り迎えや行事などに幼稚園に行くのが嫌な気持ちになりそうですよね。
子どもの様子を見ながらゆっくり考えましょう。
転園してよかったことと気をつけたいこと
新しい環境で新たな関係作りができる
新しい環境に行くときは、緊張や不安から子どもがストレスを抱えてしまうことがあります。子どもが前向きに色々な人と交流ができるよう、まずはママが笑顔でたくさんの人に挨拶をすることが大切ですよ。
ママが笑顔で楽しそうにしていると、子どもも自然と楽しい気持ちになるものです。お手本となってママが大きな声で元気に挨拶をすることで、子どもも「ママみたいに頑張ろう」と積極的に人とふれあっていけるでしょう。
転園先はできればいくつか見学しよう
一つに絞ってしまうと比較できる園がないため、よいところ、悪いところが分かりにくいですよね。いくつかの園を見学してみると「この幼稚園は子どもが元気に遊んでいる」「先生も楽しそうに働いている」「掃除が隅々まできれいにできている」など、様々なことに気づくことができます。
できれば子どもと一緒に見学に行き、子どもの反応を見て決めるのもよいですね。
子どもの気持ちに寄り添うのが大事
先輩ママの話では、パパの転勤が決まり転園するしか仕方のない状況だったそうです。転園を伝えたときは「イヤだ」と泣いて抵抗されたそうですが、引っ越し先にある幼稚園をいくつか子どもと見学に行くと「幼稚園かわってもいいよ」と子どもから言ってくれたと話してくれました。
転園したことでストレスがかかると、子どもの情緒が不安定になることがあるため時間をかけてゆっくり決断することが大切です。パパやママが決めてしまうのではなく、子どもの意見をしっかり聞きましょう。