子どもが手洗いを好きになる!楽しくなる方法や上手な指導の仕方
寒くなってくると、風邪やインフルエンザの流行が心配になってきます。元気に乗り切るためには「手洗い・うがい」が最も効果的ですね。でもこの手洗い、嫌がる子が結構多いのです。あんなに嫌うのはどうしてなのでしょうか?ここでは、子どもが手洗いを嫌がる理由から、楽しくできるアイデアまで、まとめていきます。
子どもが手洗いを嫌がる理由は?
子どもが手洗いよりやりたいことがあるとき
手洗いをするのは、おやつや食事、お片付けなどのときですよね。つまり、今やっていることを中断しなければならないときです。
今やっていることが楽しくて、まだ続けたいと思っているなら、手洗いを嫌がるのは自然なことです。手洗いを「この楽しいひとときから、自分を引き離そうとしている迷惑なこと」と、受け取ってしまうのかもしれませんね。
帰宅して手洗いうがいをするときも同じです。早く遊びたくて、手洗いの時間をまどろっこしく感じてしまうのかもしれません。これは、手洗いだけに限ったことではないですね。
子どもが手を洗う水道の位置が高いとき
子どもが日常的に使う水道を、子どもの目線までしゃがんでみて、もう一度見直してみて下さい。思いっきり伸ばさないと、手が届かない位置になっていることはないでしょうか?もしきつい体勢になるようでしたら、何らかの対策が必要ですね。
最も手っ取り早いのが、子ども用の踏み台を準備することです。子ども用品店や、ホームセンターに置いてありますよ。短期間しか使わないことを考えると、100均のものでもいいかもしれませんね。
子どもがイヤイヤ期の反抗期に入ったとき
とにかく、なんでも「イヤイヤ」と主張したいのですから、面倒くさい手洗いも「イヤイヤ」の対象になります。でもこれは、たくさんある「イヤイヤ」の中の一つなのですから、手洗いそのものを拒否しているわけではないのが救いです。
「イヤイヤ期」は、子どもが順調に育っている証拠ですから、そんなに気にする必要はないそうですよ。かえって「イヤイヤ期」のない子どもの方が心配です。
「イヤイヤ期」は、イヤイヤしながら、感情のコントロールの仕方を学んでいるのだそうです。「適度につき合ってあげながら、行動は譲らない」という対応をするとよいそうですよ。
子どもが手洗いを楽しめる方法は?
手を洗うやる気を引きだす声かけをしよう
どうしても手洗いを嫌がるときには、子どもの自尊心をくすぐる声かけをするといいそうですよ。「褒めながらしつけていく」ということですね。
例えば「手洗い、上手になったね。パパにも見てもらおうね」「あわあわがたくさん作れるようになったね。すごいよ」「ばいきんがいなくなるところを、ママも見たいな」など、子どものやる気を引き出す言葉です。
こんな声かけをしてもらえると、子どもも「そんなにいうなら仕方ないなあ…」と、まんざらでもない顔で、手洗いをしてくれるかもしれませんね。
手洗いが楽しくなるアイテムを用意しよう
ミューズの「ノータッチ泡ハンドソープ」は、手洗いしているうちにソープの色が変わっていきます。泡の色がだんだん白く変化していくので、手がきれいになっていく様子がイメージできますよ。
シャチハタの「おててポン」は、手洗い練習のためのスタンプです。「ばい菌模様のスタンプを手に押し、それが消えるまで手洗いをする」というトレーニングができます。
ほかにも、水道に取り付けて、蛇口をかわいく飾るグッズもありますよ。洗面所に行くのが楽しくなりそうですね。蛇口の延長もできて、一石二鳥です。
手洗いを親子の楽しい時間にしよう
そして、上手に手洗いができるようになるためには、パパやママが実際にやってみせるのが、最も効果的なのです。一緒に手を洗いながら、できたことを少しずつ褒めてあげると、子どもの自信にもつながりますね。
「褒めることは大事だと聞くし、褒めてあげたいのだけれど、いつ褒めればいいのか分からない」というパパやママには、手洗いの時間がチャンスですよ。小さな一歩を踏み出してみましょう。
褒められながら、一緒の時間を過ごすのだから、子どもの喜ぶ顔が毎日見られますよ。