1歳の子どもの上手なあやし方!泣き止まない理由と危険な症状
赤ちゃんはよく泣くものだとわかっていても、いつまでも泣き止まないとママやパパは困ってしまいますよね。そこで、今回は1歳の子どもが泣き止まない理由やあやし方について解説します。あわせて、どういう場合に病院に連れて行ったらよいのかもご紹介します。
1歳の子どもが泣き止まない理由とは?
外からの刺激やなにかを不快に感じている
1歳の子どもが泣き止まない理由の一つが、外からの刺激やなにかを不快に感じていることです。家具のコーナーにぶつかったり、おもちゃが足に落ちて痛いときなど、外からの刺激が原因で泣き止まないことがあります。寒かったり暑かったりしたときに泣き止まないこともよくあることです。
また、突然の車のクラクションの激しい音やテレビから流れてくる音を不快に感じて泣き止まない赤ちゃんもいます。さらに、ママの姿が少しでも見えなくなると不安を感じて泣き出す赤ちゃんも多いようです。
体調不良を伝えたいが言葉にできない
一つ目は、風邪によるのどの痛みや口内炎、中耳炎などです。夏風邪の一種であるヘルパンギーナや手足口病などに感染して口腔内に発疹ができて泣き止まないこともあります。
二つ目は、咳による息苦しさや喘息性気管支炎が原因で胸が苦しいことも考えられます。また、食べたものが胃から食道に逆流して不快に感じているのかもしれません。
三つ目は、便秘でお腹が張っているときやおむつかぶれでお尻か痛いときです。虫刺されによるかゆみや痛みが原因で泣き止まないこともあります。
眠りたいのにうまく眠ることができない
赤ちゃんは、眠気を我慢することも上手に眠りにつく方法もわかりません。ですから、眠りたくても眠れない不快な気持ちを取り除いてもらいたくて、ママやパパに泣いて訴えているのです。
これは「寝ぐずり」と呼ばれていて、多くの赤ちゃんにみられます。この寝ぐずりは、睡眠サイクルがしっかりと身につき始める1歳過ぎごろから少しずつ減っていくようです。
また、人が大勢集まる場所にお出かけした日の夜なども、興奮状態が続いて眠れずに泣き止まないこともあります。
泣き止まないときに試したいあやし方
抱っこしながら歩いたり話しかけたりする
一つ目のあやし方は、抱っこしながら歩いたり話しかけたりする方法です。このあやし方は、赤ちゃんが不安を感じているときや甘えたがっているときに効果的です。
赤ちゃんが泣き止まないときにママやパパが抱っこをすると、安心して泣き止むことはよくあります。泣いて呼べば家族の誰かがすぐにあやしてくれることは、赤ちゃんが家族との信頼関係を築いていくうえで重要です。
赤ちゃんを抱っこしながら歩いたり話しかけたりすることで、赤ちゃんとの愛着形成に繋がっていきます。そして、多くの赤ちゃんは泣く回数が少しずつ少なくなっていきます。
静かな声でゆっくりと子守唄を歌う
赤ちゃんは、胎内にいるときからいろいろな音を聞いています。聞き慣れたママの声であれば、安心して眠りにつく赤ちゃんは多いようです。
子守唄には、赤ちゃんの気持ちを安定させて眠りを誘う効果が期待できます。子守唄を歌いながら赤ちゃんを抱っこしてゆっくりと揺すると、より効果的です。
子守唄を歌うときのポイントは、静かな声でゆっくりと歌うことです。静かでゆっくりとしたテンポがくり返されることで、赤ちゃんはリラックスした気持ちになってスムーズに眠りにつけるようです。
散歩をして外の空気に触れさせてみる
赤ちゃんが泣き止まないときには、まずはおむつが濡れていないか、お腹が空いていないかを確認しましょう。室内の温度が高すぎたり低すぎたりして不快な気持ちになっている可能性もあります。
それでも赤ちゃんのストレスの原因がわからないときには、抱っこやおんぶをして散歩をすれば外の空気に触れてリフレッシュできるかもしれません。ベビーカーに乗せて近くの公園まで散歩に出かける方法や、車に乗せて近所をドライブする方法でも泣き止むことがあります。赤ちゃんとの散歩は、ママのストレス解消にもなっておすすめです。
どういう場合に病院に連れて行くべき?
頻繁に吐いてしまったり熱が出たりしたとき
また、高熱がしばらく続いていて、いくらあやしても泣き止まないようなときにも、早めに受診することをおすすめします。1歳前後の赤ちゃんは急に熱を出すことはよくあることで、ほとんどの場合は水分補給さえこまめに行えば大丈夫です。でも、咳や鼻汁などがひどいときやインフルエンザの流行する季節には、注意が必要です。