入眠グッズで赤ちゃんがよく寝る?タオルが定番になりやすい理由
入眠グッズにタオルが選ばれやすい理由
タオルは寝るときにそばにあることが多い
たとえば、赤ちゃんがぐずったら小さなタオルを口元に当ててチューチュー吸わせるママもいるようです。また、大きなバスタオルをおくるみ代わりに使えば、抱っこで寝かしつけたあと布団に降ろしても、起きずにスヤスヤ眠ってくれるといった上手な方法をとるママもいるのだとか。
このように、タオルはいつでも赤ちゃんのそばに置いておけるということが、選びやすさのポイントなのです。
フワフワでやわらかい肌触りが安心する
赤ちゃんは、産まれてからしばらくは「自分とママは一体である」という感覚をもっているそうです。しかし、成長とともに「自分とママは違う人間」ということを認識していきます。
これは発達における大事な過程なのですが、一方で赤ちゃんを不安にもさせてしまいます。そんなとき、フワフワとしたぬくもりのある物を持たせると、ママの感触を思い出してリラックスできるのでしょうね。
入眠グッズにタオルを選ぶなら、「やわらかく」「温かみのあるもの」がおすすめです。
持ち運びやお洗濯が簡単にできる
チャイルドシートやベビーカーが苦手で毎回大泣きしていた赤ちゃんも、タオルを持たせると静かに乗ってくれるようになった…なんていうこともあるそうです。今まで赤ちゃんをつれて外出することに億劫だったママも、これなら気持ちが楽になりますね。
また、赤ちゃんがいつも使うものはできるだけ清潔にしておきたいもの。その点、タオルならぬいぐるみや毛布とは違い、いつでもお洗濯ができて常に清潔を保つことができます。
このようなことから、入眠グッズとしてタオルを選ぶママが多いのです。
入眠儀式にタオルを使うデメリットと対処法
洗えなくなる!寝るときだけのお約束に
しかし、そのタオルを洗ったがために匂いや感触が変わってしまい、嫌がることもあるのだとか。たとえ臭くても汚くても、「そのままのタオル」がよいのです。
赤ちゃんだった頃はいつでもお洗濯ができていたけど、大きくなってくると洗おうにもタオルにしがみついて離れず、気軽にお洗濯ができなくなってしまったというケースも少なくないそう。そのため、入眠グッズを取り入れる場合は、終始そばに置いておくのではなく「寝るときだけ持つ」という習慣をつけていった方がよさそうです。
ブランケット症候群になるかも
なかには、不安やストレスがあるとき、眠いときや甘えたいときだけ「ブランケット症候群」の症状が出る子どももいます。もし、お子さんがタオルを抱きしめていたり、口元に当てていたりといった様子が見られたら、それは何かのサインなのかもしれません。
このようなときは「眠いのかな?甘えたいのかな?不安なのかな?」など、ママはお子さんの気持ちを汲み取って接するようにしましょう。
成長の証!自然に卒業するまで様子をみよう
幼稚園や保育園などに入園すると、これまでママと一緒に過ごしてきた環境から一変して、たくさんの人との関わりが出てきます。このような環境の変化は、お子さんにとってはとても大きな不安なのでしょう。
そんなとき、タオルを触ったり抱きしめたりすることで、不安な気持ちを立て直そうとしているのです。ですから、お子さんがタオルなどの特定のものに執着することは、特に悪いことではありません。
いつか自然に卒業する日が来るので、成長の証だと思って見守ってくださいね。
まとめ
ですが、このようなグッズに頼りすぎてしまうのもよくありません。日頃からお子さんの様子をしっかりと観察しながら、常にお子さんの気持ちに寄り添って接していくことが大切です。
かといって、付きっきりではママも疲れてしまいますよね。今回お伝えしたような入眠グッズのメリット・デメリットを知って、上手に取り入れながら育児の手助けをしてもらいましょう。