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安定期とはいつからいつまで?過ごし方や旅行のときのポイント

安定期とはいつからいつまで?過ごし方や旅行のときのポイント

安定期に入るとつわりなども落ち着いてきて、マタニティライフを楽しもうとワクワクしているママもいるでしょう。赤ちゃんが生まれる前に旅行に行くことも、楽しみの一つかもしれませんね。安定期とはいつのことなのか、過ごし方や旅行に行く際の注意点などを、詳しく説明していきます。

安定期の時期や体の変化を知ろう

安定期は16~27週の妊娠中期のこと

安定期とは一般的に、妊娠16週0日から27週6日までの妊娠中期、ちょうど妊娠5~7カ月を指します。子宮内の胎盤が完成し流産の可能性が低くなり、妊娠初期に起こる不快な症状も治まってくることから、安定期と呼ばれます。

周囲への妊娠報告は、流産のリスクが低くなる安定期まで待つママやパパも少なくありません。つわりが落ち着いてくるママも多く、このころから少しずつマタニティライフを楽しめるようになるでしょう。

妊娠経過に問題がなければ、2週ごとだった妊婦健診が4週ごとに変わります。妊娠中期には、胎動を感じることや、エコーで赤ちゃんの性別が分かることもあります。赤ちゃんを身近に感じられ、楽しみが増える時期でもあるでしょう。

ママの体はふっくらと丸みを帯びてくる

妊娠中期に入るとママの体全体に皮下脂肪がついて丸みを帯び、ふっくらと妊婦らしい体つきになってきます。「お腹がふくらんできたな」と、ママ自身が実感するようになりますよ。

妊娠16週ごろはまだ洋服の上からは分かりづらいかもしれませんが、妊娠中期も後半になると大分お腹が目立つようになります。

今まで着ていた服はきつくなり、そろそろマタニティウエアが必要になってくるころです。ウエスト部分を締めつけない快適な服や、履きやすい靴を身につけましょう。

また、乳腺が急激に発達し、胸が1~2カップほど大きくなるママもいます。乳腺の発達は母乳の分泌に欠かせません。発達を妨げないよう、サイズが合ったブラジャーをつけるようにしましょう。

安定期だからといって安心してはいけない

「安定期になったからもう大丈夫」と過信は禁物です。妊娠初期は流産のリスクなどを懸念し安静にしていても、安定期に入ると安心して動き過ぎてしまう場合があります。

安定期には胎盤が完成し赤ちゃんに安定して栄養や血液を送れるようになりますが、母体が安定しているという意味ではありません。安定期は16週からというのはあくまで目安であって、16週に入ったからといって様々なリスクがなくなるわけではありません。

妊娠中はいつでもトラブルが起きる可能性があります。安定期は比較的に落ち着いて過ごせますが、無理はせずママとお腹の赤ちゃんを最優先に考えて行動しましょう。もし、いつもと違うお腹の張りや痛みなどを感じたら、念のため受診することをおすすめします。

比較的体調のよい安定期をどう過ごす?

お腹が大きくなる前に出産の準備をしよう

妊娠後期に入るとお腹がぐんと大きくなり、動き回るのも大変になります。安定期のうちに出産の準備を始めましょう。

里帰り出産を予定しているママは、分娩を受け入れてくれる病院を探したり、現在の主治医に紹介状を書いてもらったり、転院の用意が必要です。転院先がすぐに見つかるとは限らないので、早めに探し始めましょう。

次に、出産や赤ちゃんを迎えるために必要なものをリストアップし、生まれてすぐに必要なベビーウエアやグッズから揃えていきます。同時に、出産時に必要なものを詰めたバッグも用意しておくと安心ですね。

また、出産育児一時金の書類や手続きも会社や役所などに確認しましょう。早めに用意しておくと、出産直前や出産後に慌てないで済みますよ。

出産に向けて体力づくりのために適度な運動

出産はかなりの体力を使います。体力がないと、お産が長引いたり、難産になったりすることがあります。また、体力のあるママは出産後の回復が早まる傾向があるそうです。

妊婦が運動することに心配なママもいますが、適度な運動は体力づくりに効果的ですよ。体調を見ながら少しずつ運動し、体を慣らしていきましょう。

ウォーキングなら空いた時間に気軽に始められます。また、マタニティヨガも呼吸法がお産に役立つと人気です。マタニティヨガの教室を開催している自治体もあるので、問い合わせてみましょう。

運動をしなくてはとストレスを感じる必要はありません。体調のよいときに楽しみながら運動することが大切です。運動中にお腹の張りや痛みを感じたら、すぐに中断し安静にしてくださいね。

虫歯の治療は時間に余裕のあるうちに

妊娠中はつわりで十分に歯磨きができない場合や、ホルモンの変化による特定の細菌増加などの理由で、虫歯や歯周病になりやすいといわれています。

ママの歯周病は早産や低体重児の出産を引き起こす恐れがあります。ママと赤ちゃんの健康を守るためにも、虫歯や歯周病は早めに治療しましょう。

妊娠中の歯科検診を推奨し、歯科検診の受診券の配布や無料歯科検診を行っている自治体もあります。母子手帳を受け取るときなどに、確認しましょう。

妊娠初期は体調が優れず、口を開けて治療するのは辛いですよね。体調が安定し、妊婦健診の間隔も長くなり時間に余裕ができる妊娠中期に治療しましょう。治療を始める前に、まずは主治医に相談してくださいね。
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