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赤ちゃん中心の生活でママの心が不安定に!原因と乗り切るコツとは

赤ちゃん中心の生活でママの心が不安定に!原因と乗り切るコツとは

妊娠からおよそ10カ月、赤ちゃんとの対面を心待ちにしていたはずなのに、生まれてみると辛いと感じることも多いですよね。赤ちゃんが生まれると生活のリズムががらりと変わり、心が不安定になるママも少なくありません。今回は、赤ちゃんとの生活でママの心が不安定になる原因や、乗り切るコツをご紹介します。

子育て中に心が不安定になる原因は何?

初めての子育ては分からないことだらけ

自分で子どもを生むまでに、赤ちゃんのお世話を経験したことがあるママはどれくらいいるでしょうか。おそらく、ほとんどのママが赤ちゃんのお世話を経験したことがない状態でママになっているはずです。

初めての子育ては分からないことだらけです。里帰り出産をしたママなどは赤ちゃんのお世話方法を教えてもらえますが、サポートを受けられないママはすべて手探りで子育てをしなくてはいけません。また、ママは「赤ちゃんの命を守らなくてはならない」という責任感があり、常にプレッシャーを感じています。

さらに、出産時の傷や疲労が回復していないうちは「満身創痍」という状態です。心身ともに大きな負担がかかっていれば、心が不安定になるのも当然なのかもしれませんね。

産後は女性ホルモンのバランスが崩れがち

妊娠すると胎盤や胎児を育てたり、産後の授乳に備えたりするため「女性ホルモン」が活発に分泌されます。妊娠中に分泌されるホルモンには様々な種類がありますが、多くのホルモンが妊娠中に増加し続け、出産直前にはホルモンの総分泌量が妊娠前の400倍にもなるようです。

しかし、出産が終わって胎盤が排出されると、女性ホルモンの分泌量は急激に減少します。個人差はありますがおよそ10カ月かけて増えたホルモンの分泌量が産後1週間で妊娠前と同じくらいになるため、体が変化に対応できずバランスを崩しがちです。

ホルモンのバランスの乱れは、自律神経のバランスにも影響します。めまいやほてりなどの身体症状のほか、イライラなどを感じやすくなり、心が不安定になることがあります。

慢性的な睡眠不足で判断力が低下

生まれたばかりの赤ちゃんは睡眠や授乳のリズムが整っておらず、深夜や早朝でもお腹が空くと泣いてミルクを欲しがります。

授乳は片づけや寝かしつけなどにも時間がかかるため、授乳間隔が3時間おきの場合、ママがぐっすり寝られる時間は2時間程度ではないでしょうか。寝つきがよくない赤ちゃんであれば、ほとんど寝ることができませんね。

さらに、赤ちゃんが風邪を引いたときや熱を出しているときは、赤ちゃんが心配でママの眠りも浅くなります。咳や鼻づまりがあると赤ちゃんの寝つきもよくないため、ママの睡眠時間はさらに減るでしょう。慢性的な睡眠不足は体調不良や判断力低下の原因になります。作業効率が落ちて睡眠時間やプライベートな時間が減ると、精神面でも負担がかかるでしょう。

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心が不安定だと感じたら試したい三つのこと

無料の電話相談室で悩みを聞いてもらう

近年、核家族化の影響で子育て中のママが社会的に孤立し、子育ての悩みやイライラなどを打ち明けることができないというケースが増えています。

ママ友や独身時代の友だちはいても、それぞれ仕事や子育てで忙しくしていると相談するのもためらってしまいますよね。そんなときは、無料で利用できる電話相談を利用してみてはいかがでしょうか。各自治体の「子育て相談窓口」のほか、日本保育協会が運営する「ママさん110番」など、様々な機関が窓口を設けています。

また、母子衛生研究会の「赤ちゃん&子育てインフォ」、ベネッセの「ウィメンズパーク」などインターネットでの相談窓口なら、時間を気にせず気軽に相談することが可能ですよ。

一時保育を利用して息抜きを

赤ちゃんのお世話が辛いと感じる原因は様々ですが、中でも「息抜きができない」「自分の時間を持つことができない」ことに苦痛を感じるママが多いようです。

ママは赤ちゃんのお世話だけではなく、赤ちゃんが眠っている間に家事などもこなさなくてはなりません。ひとりきりで赤ちゃんのお世話をしていると、自分の時間どころか睡眠時間すら確保できないときもあります。

「睡眠不足や疲労が溜まって体を休めたい」「ストレスが溜まっているので息抜きをしたい」というときは、保育園などの「一時保育」を利用してみましょう。保育園は基本的に「働くママの代わりに子どもの面倒を見る施設」ですが、一時保育であれば就労状態に関係なく利用できるところもありますよ。

癒しグッズを使って心をリラックス

電話相談や一時保育を利用するほどではないけれど、心が少し疲れていると感じたときは癒しグッズを使って心をリラックスさせてもよいですね。

例えば、ヒーリングミュージックを聴いたり、ラベンダーやジャスミンなどのアロマオイルを焚いたりしてもよいでしょう。アロマフットバスなら、赤ちゃんを抱っこしながら浸かることができて心がリラックスしますよね。全身が温まって血液循環がよくなると、肩こりや腰痛も楽になり疲れが解消できるでしょう。

ほかにも、マッサージクッションやフットマッサージ機もおすすめです。寝かしつけのときやソファに腰かけながら使えます。また、睡眠の質がよくなるように、自分に合った枕を購入するのも短時間でも熟睡できてよいですよ。

こんなときは迷わず病院を受診して

疲れているのに眠れない、眠りが浅い

産後のママは、眠っているときも赤ちゃんの泣き声や異変にすぐ対応できるよう、眠りが浅くなる傾向があります。

しかし、深夜の授乳やおむつ交換が必要ない時期になっても眠りが浅く、夜中に何度も目が覚める場合は注意が必要です。1日や2日であれば問題ありませんが、数カ月続くようであれば病院を受診したほうがよいでしょう。また、疲れているのに眠れない日が数日間続いている場合は、「不眠症」の疑いがあります。体の疲労が取れないだけではなく、うつ病の原因になることもあるので危険です。

授乳中だから薬は使いたくない、子育てが忙しくて病院に行く時間がないという事情があるかもしれませんが、ママの健康があってこその子育てです。眠れないことを我慢せず、専門家に相談してくださいね。
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