3歳の反抗期の赤ちゃん返りとは?特徴や行動とママの対処法とは
3歳の子どもが赤ちゃん返りをしたとき、子どものわがままを受け入れたほうがよいのか、自立することを考えて厳しくしたほうがよいのかと悩むママもいるのではないでしょうか。今回は3歳の反抗期に起こる赤ちゃん返りの特徴や行動と、子どもへの接し方を紹介します。
3歳の赤ちゃん返りの特徴について
下の子が生まれると上の子に起きやすい
赤ちゃんが生まれると、今まで上の子との時間を多く過ごしていたママが、赤ちゃん中心の生活になりますよね。ママが2人の子どもに平等に接するようにしていても、ママがおむつ替えや授乳で赤ちゃんと一緒にいるのを見ると、子どもにはママの愛情が赤ちゃんに注がれているかのように映ります。
もっと自分にかまって欲しい、一緒にいて欲しい、可愛がって欲しいなど、ママの愛情を確かめるために、できないふりをしてママにかまってもらおうとするのです。
これは「退行」ではありません。新しい成長の証なのだと考えて大丈夫ですよ。
2歳くらいから小学生まで起こる
子どもが赤ちゃん返りをする期間は平均5カ月ほどですが、期間には個人差があり、1カ月以内に終わる子もいれば、1年以上続いたという子もいるようです。
また、ママの接し方によっては、期間が長引いたり何度も繰り返したりするほか、思春期になってから起こることもあるそうですよ。赤ちゃん返りをしていると感じたら、ママは子どもの気持ちを受け止めましょう。
2歳の赤ちゃん返りとの違い
下の子が生まれても子どもが赤ちゃん返りをしなかったら、ママは安心するかもしれません。しかし「ママは忙しいから仕方がない」と甘えたい気持ちを抑えているだけなので、ストレスや不安が溜まって我慢できなくなったときに、赤ちゃん返りが始まるのです。
また、3歳の赤ちゃん返りは、ママにべったりして甘えるよりも、「ママ、できない」と、今までできていたことをママにやってもらおうとすることが多いようです。
3歳の赤ちゃん返りによる行動
トイレでできていたのにおもらしをする
おもらしをすればママが来てくれるという意識的なものもありますが、食欲低下やアレルギーの発症と同じように、無意識におもらしする赤ちゃん返りもあるそうです。
忙しい中、おもらしの片づけをしなくてはならなくなると、「なんでトイレでしなかったの」と怒ってしまうママもいることでしょう。しかし、ここで怒ってしまうと子どもの心はもっと不安定になって、おもらしが悪化したり、おもらしがなかなか治らなくなったりします。また、寝付けない、夜泣きが始まるなど、ほかの症状が出てしまうこともありますので、気をつけましょう。
赤ちゃん言葉を使い始める
幼いしゃべり方になるのはもちろん、今まで「お母さん」と呼んでいたのを「ママ」と呼ぶようになったり、自分のことを「私」と言っていたのを「あおいちゃんはね」「さくらちゃんはね」など、名前や愛称で言うようになったりするのです。
また、話し方が赤ちゃんのようになるだけではなく、赤ちゃんのように指しゃぶりを始める子もいるようですよ。
このように、赤ちゃんのように振舞うことで、「ぼく(わたし)赤ちゃんだから、一緒にいてお世話してくれるよね」とアピールしているのです。
甘えてわがままを言うようになる
今までそんなことはなかったのに、突然甘えてママにべったりになったり、わがままを言うようになったりしたら、赤ちゃん返りしている可能性があります。また、突然意味なく怒ったり泣き出したりすることもあるようですよ。
まるでイヤイヤ期に戻ったかのようなこだわりを見せることもあり、ママは忙しいのにスムーズに進まないことが増えて、怒ってしまうこともあるでしょう。
またイヤイヤ期が来たと思うと気が重くなるかもしれませんが、これも期間限定と思って冷静になってくださいね。
赤ちゃん返りのときのママの対処法
子どもがやって欲しがることはかなえる
赤ちゃん返りが原因で「やって」と言うのは、自分でやるのが面倒だからやらないのではなく、自分がわがままを言っても、赤ちゃんと同じように愛情をもって接してくれるかどうかを確かめたいだけなので、子どもがやって欲しがることをかなえるのは甘やかしにはなりませんよ。
また、抱っこや頭をなでるといったスキンシップは、ママの愛情をたっぷり伝えられるので、たくさんしてくださいね。
しかし、自分でやるつもりのことをママがやってしまう、お菓子やおもちゃなどを欲しいだけ用意するといったことは過干渉になりますので、線引きはしましょう。