
赤ちゃんの成長に効果的なフラッシュカード!使い方のコツや注意点
「フラッシュカード」は幼児教育に関心のある人なら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。聞いたことはあるけど詳しくまだ知らない方も多いはず。今回はフラッシュカードの上手な使い方やメリットデメリットなど、フラッシュカードにまつわるあれこれをご紹介したいと思います。是非参考にしてみてください。
フラッシュカードとはどんなもの?

フラッシュカードを知ろう!
カードには絵や言葉、数字などが書かれているものがあり、一枚一秒以下の高速で次々と読み上げながら見せていきます。子ども側からだと一秒に一枚以上の速さでカードが音と一緒に切り替わっているように見えます。
初めは10枚程度から始め、徐々に30枚40枚と増やし、上達すると200から300枚のカードを一気に見せます。これを繰り返すことで反応速度が速まり、多くの情報を短時間で記憶することができるようになると言われています。
使うとどんなメリットがあるの?
フラッシュカードの手法である次々と素早くカードを見せることで、イメージや感覚をつかさどる右脳に情報を記憶させるようにします。右脳の特徴として情報を大量に深く蓄えられるという点があるそうです。そのため右脳に記憶することで一度に大量の情報を吸収でき、即座に反応することができるようになります。
またフラッシュカードの手軽さもメリットではないでしょうか。カードさえあればどこでもできますし、時間にしても10分以内が目安と言われています。
逆にどんなデメリットがある?
親としてはどんどん覚えていくわが子に、さらにもっと多くを求めてしまいがちです。もう少しできるだろうと思っても適度にフラッシュカードを使うようにしてください。
子供にとっては一日に何百枚とカードを見せることで、受け身中心になってしまい本来子供が持っている自らの興味が損なわれてしまっては困りますよね。あまりに熱中しすぎるフラッシュカードの使い方は注意した方がよさそうです。
また高速で読み上げながらめくっていくため、めくる側の練習が必要かもしれません。さらに市販のものでは子供に覚えさせたいカードがないといったこともあるようです。
実際に使ってみよう!効果や注意点

フラッシュカードの効果とは?
長期記憶とは漢字の通り長期的に覚えている記憶の事です。例えば自転車の乗り方や楽器の弾き方などがあげられます。
子どもの頃に覚えたものでも大人になっても覚えているものや、多少のブランクがあってもすぐ勘を取り戻せるといった記憶になります。
そのほかにも、右脳を刺激し活性化することで記憶力そのものの強化につながったり、右脳が担っている五感や感情などの面でもより豊かになったりなど期待ができると言われています。
弊害と言われている点とその理由
・受け身になってしまい自主性が育たない
・子供が覚えたカードの単語ばかり、独り言のようにくり返し言い出す
・元気がなく子供らしさがなくなった、などなど。
これだけ見るとフラッシュカードの使用に対して不安になりますよね。フラッシュカードは一方的に情報を与え、考える間もなく記憶していくものです。もしかしたらカードだけさせていれば可能性はあるのかもしれません。
フラッシュカードの世界は絵と言葉だけの世界です。実際に触れたり、嗅いだり、音を感じてそのものを記憶していくという過程を通りません。受け身で入ってくるものなので、そればかりをしていると弊害としてこのような事が起こりえると言われています。
フラッシュカードを上手に取り入れるために
例えば、フラッシュカードで覚えた情報は必ずカードのみで完結するのではなく、知りえた知識をきっかけに体験して視野を広げる取り組みを行ってみてはどうでしょう。
リンゴをカード情報だけで教えるのではなく、親子で実物を触ったり食べたり匂いを嗅いだりしてみて下さい。きっと子どもはとても楽しそうにりんごというものを感じてくれると思います。
フラッシュカードで得た知識は、興味を広げるきっかけとして利用できれば良いのではないでしょうか。一方的になりがちな手法なので、子どもが楽しめているかどうかもしっかり確認して出来るといいですね。
フラッシュカードを手に入れよう!

市販品を購入すればすぐに始められる
フラッシュカードは慣れてくるとたくさんのカードを必要とします。カード枚数も多い市販のものは、一つ購入すればすぐ始められ長く使用できるメリットがあります。
うちの子はフラッシュカードを好きになってくれるかわからないし、高いお金を出して買うのはちょっと…と思われているママさんには100円ショップで売っている知育カードやカルタなどをフラッシュカードとして取り入れてみるのも良いかもしれません。100円ショップだったらもし興味がいまいちで、ただのカードになってしまっても気分的に楽ですよね。