室内でできる水耕栽培を始めてみよう!特徴や育て方のポイント
室内で簡単に植物を育てられる水耕栽培。興味はあるけど、何を準備すればよいのか、何から育てればよいのかわからない…。そんな水耕栽培が初めてのママのために、水耕栽培のポイントやメリット、そして気を付けたいポイントなどをまとめてみました。ポイントを知って、手軽に室内にグリーンを取り入れてみましょう。
水耕栽培のメリット、デメリット
室内で育てるので虫がつきにくい
その点、基本的に室内で行う水耕栽培は虫がつくことはほとんどありません。虫は土の中に入っていたり卵を産んでいたりして増えてしまうこともあるのですが、土を使わない水耕栽培の場合はその心配も無用です。
ただ、外で育てていた植物をカットして水耕栽培で育てる場合は、虫がついている可能性もあるので、よく洗ってから水耕栽培を行いましょう。
虫がつきにくい環境で育てるので、雑草予防や虫よけの農薬なども使う必要がなく、無農薬の野菜やハーブを育てることもできますよ。
小さなスペースでもできる
水耕栽培は室内で行う分、日当たりは大切です。窓際などに、お気に入りのガラス容器などに入れて植物をおけば、インテリアとしてもおしゃれですよね。
ただ、日当たりのよい場所で育てる場合は、容器の中の水に日があたりすぎると、水や容器が汚れて見た目が悪くなってしまうこともあります。日のあてすぎにはくれぐれも注意しましょう。
室内で植物を育てると日々成長を見守ることができます。お子さんと一緒に観察するのも楽しみですね。
常にキレイな水にしておく必要がある
1.暖かい室内で育てるときに、長期間水替えをしないと、バクテリアが発生して水や容器が汚れたり、風通しが悪い場所だとカビが発生したりすることがあるため。
2.水が汚れていると、植物の根が腐る根腐れ病を起こしやすくなり、そのままにしておくと植物が枯れてしまうため。
また、土を使って栽培する場合とは違い、水には肥料を使用して養分を追加する必要があるので、液体肥料などを混ぜて水耕栽培を行うことがあります。
液体肥料を使うときには、水中の成分が変化すると植物の成長に影響が出てくるので、こまめに水を替えていつも水中の成分が安定するようにする必要があります。
室内で育てよう!水耕栽培できる野菜3選
サラダのトッピングにしたい「ミニトマト」
スポンジなどに種を植え、芽が出て苗がある程度大きくなった状態でペットボトルや発泡スチロール容器などに植え替えます。
ミニトマトやトマトを育てる注意点としては、草丈がとても高くなりますので、支柱を使用したり、上から縄などを張れる環境なら、縄を張ったりして支柱の代わりにするとよいでしょう。
ミニトマトを外で育てるときには、日当たりはとても大事なポイントですが、室内で育てる場合も日当たりには注意が必要です。また、実が大きくなるとその重さの負担で枝が折れてしまう可能性もあるので、苗の重さに耐えられるしっかりした容器を選ぶとよいでしょう。
インテリアにもなる「リーフレタス」
スポンジなどに種を植えればそのときの気温にもよりますが、4日ほどで発芽します。一つのスポンジに二つ以上の種を植えたときには、成長のよいものを残してまびくようにしましょう。まびくのは、芽が出てペットボトルなどの容器に移してから、あまり根が育たないうちに行いましょう。
植え替えた後は水に液体肥料を入れます。植物を育てるための栄養であるチッソ、リン、カリウムなどがバランスよく含まれている「ハイポニカ液体肥料」がおすすめです。リーフレタスは種まきから2~3カ月程度で収穫することができます。
料理にいろいろ使える「バジル」
バジルを育てる際のポイントは、日当たりと水の鮮度と温度、肥料です。日当たりのよい場所で育てれば10日程度でも収穫を楽しむことができます。水の温度は10℃以上であるように気を付け、またコケなどが発生しないように水替えをまめに行うようにしましょう。
また、バジルは生命力の強い植物なので、ハイドロカルチャーといってバジルの茎だけを切って育てる方法でも増やすことができます。茎を切ったら下の方の葉をすべて落とし、水に挿します。根が2~3cmほど出てきたら種から育てるときと同じようにペットボトルなどの容器に移して育てるとよいでしょう。
水耕栽培できる多肉植物、観葉植物3選
半透明な葉がキラキラする「ハオルチア」
ハオルチアを水耕栽培で育てるときには、以下の点に注意しましょう。
1.土耕栽培で育てていたものは必ずよく洗い、乾かして、根を切り落としてから水耕栽培にしましょう(根を切った後は数日乾燥してから水に入れます)。
2.液体肥料は与えず、2~3日程度の間隔でこまめに換えましょう。
3.日光浴をさせるようにしましょう。ただし水が劣化しやすいので、直射日光にはあまり当てないようにし、気温が上がる季節には特に直射日光を避けた方がよいです。