断乳を計画的に進めて成功させるコツ!卒乳との違いや準備と心構え
赤ちゃんが離乳食を食べ始めると、ママの頭に浮かぶのが「断乳」や「卒乳」ではないでしょうか。授乳タイムは幸せな時間ではありますが、体力的にきつくなってきたり、仕事復帰しなければいけなかったりすると断乳も考えなければいけません。赤ちゃんとママに負担の少ない断乳の方法について考えてみましょう。
似ているようで違う断乳と卒乳とは
ママ主導で授乳をやめる断乳のメリット
断乳することによって、ママはお酒を飲めるようになったり、コーヒーや辛い物も気にしなくてよくなったり、自由に食べ物や飲み物を楽しめるようになります。出かけるときに毎回授乳のタイミングや場所を探すことも不要になります。
これまでは子どもを預けても授乳の時間までには帰らなくてはいけなかったママも、比較的長い時間子どもを預けることができるようになるので仕事復帰も可能です。夜間授乳をしていたママは、それがなくなるだけでもぐっすり眠れるようになります。
授乳期間は長いけれど卒乳にもメリットも
何より子どもにとって、生まれたその日から一番安心できて心地よいのがママの胸の中で母乳を飲んでいるときです。それが長く続くことは親子のコミュニケーションとしても効果があるのではないでしょうか。
ある程度大きくなってくると、ママと子どもが協力して卒乳できるようになります。言葉を理解し始めていれば一緒に卒乳を計画することが可能になり、ママも子どもの成長を感じられるよい思い出になります。
断乳後のおっぱいケアの重要性
溜まった母乳が原因で乳腺炎になるリスクがありますが、そこでしっかり搾乳してしまうと脳はまた母乳を作る指令を出すことになります。断乳から3日間は搾乳は圧抜き程度にして、様子をみましょう。3日後にしっかり搾乳して、その後は1週間後、2週間後と間隔をあけて母乳を出し切ります。
おっぱいが張るようであれば冷やす、入浴はシャワーで済ませるほか、マッサージも効果があるようです。もしも断乳後、おっぱいに痛みや発熱がある場合は母乳外来を受診しましょう。
断乳を始めるきっかけとタイミング
離乳食の進み具合も断乳の目安に
3回食に進んでいて、固形物が食べられる、牛乳などの飲み物が飲めるかどうかチェックしてみましょう。食べる量が少ないと心配になりますが、母乳を飲まなくなることで食欲が増す子どもが多いのであまり心配はいりません。
また、これまで水分を母乳から摂取していたので積極的に飲みものを飲まなかった子どもも、断乳後は牛乳や麦茶など意識して飲むことが必要になります。コップやストロー飲みができるように練習しておきましょう。
仕事や病気など断乳したきっかけ
また、「子どもの夜間授乳での睡眠不足を解消したかった」「子どもが離乳食を食べてくれないので思い切って断乳した」というママもいました。ママが病気になり、入院や薬を飲まなくてはいけなくて泣く泣く断乳ということもありますよ。
あるママは、赤ちゃんが胃腸炎をきっかけに乳糖不耐症(母乳に含まれる乳糖が消化できずに下痢をしてしまう)になり母乳が飲めず断乳せざるを得なかったそうです。
断乳を成功させるためにしっかり準備しよう
断乳には3日間は必要と考えておいた方がよく、ママも子どもも寝られないほど過酷な環境になる場合もあります。パパに助けてもらえるスケジュールを確認しておきましょう。
失敗してもまたチャレンジすればよいと思うかもしれませんが、断乳の場合そうはいきません。子どもにとっておっぱいを奪われることは死活問題ですから、失敗するごとに成功は遠のきますので、ママも覚悟を決めて断乳に挑みましょう。
ママたちが実践した具体的な断乳の進め方
夜間断乳からチャレンジ
ただ、夜間授乳が眠るためのものになっていると、断乳時には簡単に眠れないであろうことが予測できます。とくに最初の3日間はひどく泣いておっぱいを欲しがりますが、ここで根比べに負けては台無しです。
数日を乗り越えれば、ママも赤ちゃんも今までが嘘のような深い睡眠を手に入れることができます。