絵本でトイレトレーニングを楽しく!絵本のメリットやトイトレの工夫
子どもは、成長するにつれて色々なことができるようになり、その一つにトイレがありますよね。家庭や集団生活などでトイレトレーニングをする際は、絵本を使うと楽しんで取り組めるでしょう。今回は、絵本を使ったトイトレのメリットや工夫の方法をご紹介しますので、参考にしてくださいね。
トイレトレーニングに絵本を活用してみよう
トイレトレーニングを始める目安は?
以下を目安にトイトレを始めてみましょう。
・ひとりで歩くことができる
・ママの問いかけに「うん」「いや」などの返事ができたり「ちっち」「うんち」などを伝えたりできる
・おしっこの感覚が2時間ほどあく
トイトレにかかる時間は個人差があります。早くからトイトレを始めてもなかなかうまくいかない場合もあれば、短い期間でスムーズに進む場合もあります。ママがじっくり向き合う余裕があることも大切ですよ。
絵を見ることで具体的な想像ができる
たとえば、絵本の中でおむつを履いている主人公がいるとします。主人公のトイトレ姿や初めてトイレで成功した姿などを絵で見ると、自分もやってみようと意欲的になるかもしれません。また、トイレはどんな場所なのか、何をする場所なのかということも同時に理解するでしょう。
トイトレを始める前までは、子どもにとってはおむつが当たり前の世界です。便座の座り方が分からなかったり何をすればよいのか分からなかったりする子もいます。ですので、子どもが理解しやすいように絵本で語りかけてみましょう。
トイレに対してポジティブなイメージを持つ
トイトレを始めたころは失敗することがたくさんあります。失敗が続くと、トイレに行くのを嫌がったり楽しくないと感じたりして、ネガティブに考えがちです。
絵本では、子どもに伝わりやすい絵や言葉でトイレが描写されています。トイレに失敗して落ち込む子どもをフォローする場面や、トイレの存在を身近に感じられる表現などがたくさん見られます。
絵本を読んでトイレが何をするためのどんな場所かが分かったら、子どもの苦手意識は軽減されるでしょう。親子でトイレへのポジティブなイメージを共有して、楽しみながらトイトレができるとよいですね。
絵本には子どもの興味を引く工夫がいろいろ
音が鳴る絵本や仕掛け絵本
たとえば、トイレのドアに見立てたページをめくるごとに、うさぎやゾウなどの動物がトイレをしている絵本があります。トイレを成功する動物もいれば失敗する動物もいます。子どもは、失敗してもいいんだと感じて前向きになれますね。
また、水を流すレバーが光ったりトイレの水が流れる音がしたりするボタンがある絵本もあります。トイレの時間を楽しく過ごせるように短い音楽が流れる仕掛け絵本もありますよ。
仕掛け絵本を読んで、子どものトイレへの興味や、やる気を引き出しましょう。
子どもの好きなキャラクターの絵本
絵本を読んで、好きなキャラクターと同じようにトイレをしてみようと感じる子どもは多いそうです。トイレに見向きもしなかった子どもが興味を持つきっかけになることもありますよ。
好きなキャラクターが、子どもに分かりやすくリズム感のある言葉を繰り返すなど、トイレが楽しくなるような内容がほとんどです。ママも子どもと一緒に声に出したり口ずさんだりしてみましょう。キャラクターがトイトレを応援してくれているように感じられて、子どもが前向きに頑張れますよ。
ごほうびシールつきの絵本や台紙
トイレに行くたびに、ごほうびシールを貼る方法を実践しているママは多いですよ。シール遊びが好きな子どもにもぴったりです。どんどん増えていくシールを見ると、子どもの達成感や自信につながります。
書店では、ごほうびシールや台紙がセットになっている絵本なども販売されています。シールを貼っていくと台紙に応援コメントが書いてあったりシールの枚数で柄が違ったりしています。子どもが飽きないような工夫が嬉しいですね。
なかには、裏面が表彰状になっている台紙もあります。子どもが頑張った証にプレゼントするとよいでしょう。
トイレが楽しくなる工夫をしよう
補助便座やパンツなどを子どもの好みに
子どもがトイレをするときに補助便座を使う家庭は多いですよね。お気に入りの補助便座だと、嫌がらずに座ったり自分から行きたがったりする場合もあるそうです。
パンツの柄も子どもの好みに合わせるとよいですよ。「可愛いお姉さんパンツ履こうね」「お兄ちゃんパンツでかっこよく見えるよ」などと声掛けをして、子どものやる気を高めましょう。お気に入りのパンツを汚したくないという思いから、スムーズにトイレができるようになった子どももいるそうですよ。
子どもの好みを取り入れてトイトレを楽しく乗り切りましょう。