里帰りする前の安定期の過ごし方!段取りをつけて出産準備を始めよう
妊娠すると、里帰り出産を考えるママは多いようです。初産のママであれば、里帰りの前までに何を準備したらよいのか不安ですよね。そこで、里帰り出産のメリットとデメリットや里帰りをする前の過ごし方についてまとめました。あわせて、里帰り前の安定期にやっておきたいこともご紹介します。
里帰り出産をする場合の段取りとは
里帰り出産のメリットとデメリット
里帰り出産のメリットは、実の父母と生活するので気兼ねなくサポートが得られることです。出産前後のママは精神的に不安定になることがありますが、自分を産んでくれた母が身近にいれば何より安心です。また、家事を実の父母が手伝ってくれるので、産前産後のママはゆっくりと体を休めることができます。
里帰り出産のデメリットは、出産を受け入れてくれる病院やクリニックを探す必要があることです。パパが出産に間に合わない可能性があるのも、里帰り出産のデメリットといえるでしょう。
里帰りを決めたらすぐに転院先探しを
産婦人科によっては里帰り出産を一切受け付けていないところや、早めに分娩予約をしないと断るところもあります。また、里帰り先の自治体が居住地でない場合は、妊婦健診費の助成が受けられないことも多くあるようです。
里帰り出産をする病院を決めるときには、ママの実母やママの同級生に相談するとよいでしょう。実母であれば地域のネットワークで病院の評判を耳にしているでしょうし、里帰り出産した同級生であれば詳しく教えてくれるはずです。里帰り出産の病院をインターネットで調べるという方法もあります。
34週を目安に里帰り先へ移動する
分娩予約ができたら、里帰りするまでは今の病院で妊婦健診を受けることになります。妊婦健診の情報については、現在の病院と里帰り先の病院の両方で共有してくれるので安心です。
里帰り先が遠くにある場合、移動のときはできればパパに付き添ってもらいましょう。自家用車で移動するときには、こまめに休憩を取ることが大切です。
電車での移動は、指定席を取っておいたほうがよいでしょう。飛行機で移動するときは、36週を過ぎると医師の同意書が求められるので注意が必要です。
安定期の体調と里帰り前の過ごし方
安定期といっても油断は禁物
安定期といっても、母胎が安定するだけで妊娠そのものが安定するわけではありません。あくまでママのホルモンバランスが安定し、子宮で赤ちゃんが大きくなる環境が整ったということです。安定期に入れば初期流産の危険性が低くなりますが、流産のリスクがなくなったわけではないことを忘れてはいけません。
ママが安定期に入ったからといってそれまでの生活リズムを変えて無理をすると、体調を崩してしまいます。適度な運動や食事に心がけながらリラックスして過ごし、里帰り出産の準備に備えることが大切です。
可能であれば転院先を受診しておくと安心
早い段階で転院先を受診するメリットは、分娩を担当する先生にお腹の赤ちゃんの様子を診てもらえるだけではなく、直接コミュニケーションを取ることで安心感が増すことです。また、出産リスクがあって転院できないことが早めにわかれば、余裕をもって別の方法を考えることができます。
さらに、実家に里帰りするときのアドバイスや注意点について、親切に教えてもらえます。不安に思っていることや疑問点についてどんな小さなことでも相談し、里帰り出産に備えましょう。
パパとの時間を大切に過ごそう
お腹の赤ちゃんが動き出すようになったら、パパにもお腹を触ってもらうと胎動を一緒に感じることができます。父親になる喜びと責任感が湧いてくるようですよ。
また、赤ちゃんが生まれると2人でゆっくりとお買い物ができなくなるので、今のうちに楽しむのもよいでしょう。映画やコンサート、高級レストランにもしばらくは行けなくなるので、里帰り出産前にパパと楽しんでください。安定期に入ったら、ゆっくりと旅行に出かけるのもおすすめです。
安定期のうちにやっておきたいこと
里帰りできなくなったときのための下調べを
また、切迫早産や妊娠合併症になると、主治医の判断で里帰りを諦めるケースも多いようです。できれば、里帰りができなくなったときのための下調べをしておきましょう。
里帰り出産ができなくなったときには、地域のファミリーサポートを利用するとよいですよ。事前に登録すると、サポート会員が子育てに協力してくれます。
また、民間のベビーシッターを利用すれば、ママが都合のよい時間帯や希望するサービス内容に合わせて柔軟にサポートしてくれますよ。