授かり婚で遠方の両親への挨拶は?準備やポイントと宿泊の注意点
今や授かり婚は珍しくなく周囲の理解も得やすくなりました。しかし、両親に報告となると緊張してしまいますよね。両親が遠方に住んでいる場合は、挨拶に行く段取りや宿泊の手配も必要です。挨拶がスムーズにいくために、準備をしたいことや基本的なマナーなどをご紹介します。
授かり婚での両親へ挨拶をするための準備
挨拶はできるだけ早く親の都合がよい日に
挨拶まで時間がかかってしまうときは、先に電話で報告するようにしましょう。女性側の父親が怒って会ってもらえなくなる可能性がある場合は、母親に相談すると力になってくれるかもしれませんね。
日程を打診するときは2週間後あたりを目安とし、親の希望や都合にできるだけ合わせます。時間帯は昼食や夕食時を避け、1~2時間ほどの滞在が一般的です。
挨拶時にすでにお腹が大きいということにならないよう、できるだけ早く挨拶をする準備を始めましょう。
女性はワンピース男性はスーツが好ましい
女性はワンピース、男性はスーツなら間違いありません。ワンピースはシンプルでお腹を締めつけないデザインのもの選びましょう。靴はヒールの高い靴は避け、ローヒールかフラットシューズに。高価なバッグや派手なアクセサリー類もつけない方が印象がよくなります。
男性は落ち着いた色のスーツに、品のよいネクタイをしめましょう。身の丈に合わない高価な時計を着けない、靴を綺麗に磨いておくことも忘れないでくださいね。
ご両親は服装以外の細かいところも見ていますよ。すっきりとした髪型と上品で清潔感のある身なりを心がけましょう。
手土産の相場は2,000円~5,000円
あまり高価な物は両親が恐縮してしまうかもしれません。金額よりも両親の好みを考え、心を込めて選びましょう。
手土産は洋菓子や和菓子が人気です。珍しいお菓子や流行りのお菓子より、日持ちしみんなで食べやすいように個別包装になっているものがおすすめです。両親がお酒を飲むようなら、美味しいお酒も喜ばれるようです。
結婚の挨拶に持って行くお土産には基本的にのしは必要ありません。また、飾り物や置き物など残るものは避け、食べ物のように無くなるものがよいとされています。
授かり婚で実家へ挨拶するときのポイント
女性側の両親から先に挨拶をしよう
女性側の両親が結婚を承諾する前に男性側の両親へ挨拶すると、女性側の両親が複雑な気持ちになってしまうかもしれません。女性の両親に結婚を許してもらってから、男性の両親に挨拶に行くという順番が重要です。
女性側の両親の都合や日程調整の関係で、男性の両親への挨拶を先にせざるを得ない場合もあるでしょう。そのようなときは女性側の両親にその旨をきちんと伝え了解を得ることが、後々揉めないポイントです。女性側の両親の気持ちを汲み取る努力をしましょう。
女性側と男性側で伝える順番が異なる
女性側の両親への挨拶は、両親から結婚の承諾をもらうのが目的です。まずはきちんと挨拶をしてから、結婚、妊娠の報告をします。さらに今後の生活設計などを伝え、結婚を許してもらえるようお願いしましょう。
このときに「子どもができたから結婚をする」という印象を与えないことが重要です。結婚を前提に交際をしていたことをしっかりと伝えましょう。これは両方の両親に対して気をつけることですが、女性側の両親の方がより過敏になります。
男性側の両親へは、あらかじめ男性が結婚の意思、妊娠のことを伝えます。そして両親に承諾をもらってから2人で挨拶に行きましょう。
反対されても感情的にならず誠意を伝えて
反対するには経済的な心配や、結婚前の妊娠に対し複雑な気持ちがあるのかもしれません。両親の言葉は真摯に受け止めましょう。
反対されてもイライラした態度はNGです。何も言わずに席を立ったり、感情的になって言い返したりすることは避け、男性は子どもと女性を守っていく覚悟があること、女性は男性と一緒に頑張っていきたいことを誠意を込めて伝えましょう。
両親が感情的になった場合は、今日のお礼とあたらめて時間を作ってもらえるようお願いをして帰った方がよいかもしれません。お互い冷静になる時間を作った方がスムーズにいくこともあります。
遠方へ挨拶に行くときに注意すること
日帰りできない場合はホテルを予約しておく
挨拶に行く前にホテルを予約したことを伝えておけば、相手の両親もそのつもりで迎えられます。もし、泊まることを勧めてきてもホテルの予約を理由に断りやすいですし、両親もホテルに泊まることを前提に建前で勧めやすくなりますね。
少し面倒なやり取りですが、こういうものと大きく構えストレスを感じないようにしましょう。妊娠初期は体調が変化しやすい時期です。少し頑張れば日帰りできる距離でも、体のことを考えてホテルは予約しておくことをおすすめします。