授かり婚は周囲へどう報告する?結婚準備や夫婦円満のヒントを紹介
準備が大変でもパパママ婚は家族の思い出に
こんなときは産後落ち着いてから「パパママ婚」を挙げてみてはいかがでしょうか。生まれた子どもをお披露目する場所になるだけではなく、一緒に結婚式に参加することで家族の思い出を作ることができます。
子どもの世話をしながら準備しなくてはならないため体力的に大変というデメリットがありますが、準備期間を長めにとれるため、内容や日程にこだわった式を挙げたいというママにおすすめです。
「ドレスを着る」という目的ができるため、産後ダイエットに対するモチベーションも高まりますよ。
結婚式をするかしないか家族とも相談しよう
しかし、結婚式は2人の両親にとって子どもが成長した証でもあるため、式を挙げないと聞くと内心がっかりする親も多いようです。「親孝行だと思って式を挙げた」という夫婦もいますよ。
一方、妊娠中や産後に式を挙げるのは恥ずかしいという考えを持っている場合もあります。2人の結婚式ではありますが、するかしないかは家族とも相談したほうがよいでしょう。
近年は親兄弟だけで挙げる「家族婚」や写真撮影だけですませる「フォト婚」などがあります。家族で意見が分かれたときは式の形式を検討してみるのもよいですね。
授かり婚夫婦が出産までにしておきたいこと
入籍は出産前にすることが望ましい
入籍前に出産すると、赤ちゃんは戸籍上のパパがいない状態で生まれます。パパの名前を戸籍に記載するためには「認知届」を提出しなくてはならないため、手続きの手間が多くなってしまいます。
さらに、児童手当や保険証などがママの名字で登録されるため、入籍したあとにパパの名字を使う場合は名義変更手続きを行わなくてはなりません。
出産前に入籍しておくと認知や子どもの名義変更などを行う必要がなくなるだけではなく、パパが「父親」としての実感を得ることができる、ママが安心して出産に挑むことができるといったメリットがあります。
新居選びは子育てのしやすさを考慮しよう
ママが産後も働き続ける場合、保育園に入りやすい地域かどうかは重要なポイントです。地域に保育園や子ども園がたくさんあるかをチェックするだけではなく、待機児童の状況も確認しておくとよいですね。
また、子ども医療証などの制度は自治体によって異なるため、新居選びの目安にするとよいでしょう。子育て支援制度や助成金制度が充実している地域であればよいですね。
このほか、小児科や歯科などの病院が充実しているか、夜は静かな環境か、買い物がしやすいか、ベビーカーや子連れで移動しやすいかといった周辺環境も調べておきたいポイントです。
出産する病院は早めに決めて予約しよう
妊婦健診で利用している病院で出産する予定であれば、健診のときに窓口で問い合わせてください。
また、現在通っている病院から離れた場所に引っ越したり、里帰りしたりする場合は転院しなくてはならないかもしれません。インターネットなどを使って出産できる産院を探し、電話で予約手順を問い合わせてくださいね。
転院するときは現在通っている病院の医師に紹介状を書いてもらうとよいでしょう。必要ないかもしれませんが、紹介状があると妊娠の経過を正確に知ってもらえます。
夫婦円満に過ごすためのヒント
夫婦のコミュニケーションの時間を作ろう
特に、結婚前に同棲期間がなかった夫婦や同棲期間が短い夫婦の場合、お互いのライフスタイルや価値観を知らないまま育児が始まってしまいます。精神的な負担がかかりやすく、結婚生活に不満を抱えやすいでしょう。
また、出産の前後では環境が大きく変化します。育児で忙しくコミュニケーションが不足すると「結婚前はあんなに仲が良かったのに」と不安を感じることがあるのではないでしょうか。
育児が始まるとお互いの生活時間帯がすれ違うこともありますが、できるだけ夫婦のコミュニケーションの時間を作るようにしましょう。
相手を尊重し、感謝の言葉を伝え合おう
生活への不満と育児の負担が重なるとストレスがたまり、パパに八つ当たりをしたくなることがあるかもしれません。しかし、生活環境が変わって不便を感じているのはパパも同じです。
不満に思っていることを伝えるのは必要なことですが、話すときは相手を非難するような言い方にならないよう注意しましょう。相手を尊重していることを伝えてから話すと、不満も冷静に受け取ってもらえます。
また、日ごろから感謝の気持ちを伝え合うことも大切です。「言わなくてもわかる」と思わず、言葉で伝えてくださいね。
お金について話し合える関係を築こう
また、授かり婚の場合、結婚してすぐに出産や育児があるので大きなお金が必要になります。妊娠中や産後すぐは働くことができず収入が激減するかもしれません。
出産費用や生活費、貯金やローンなどお金に関する話ができる関係を築きましょう。たとえ共働きでも、家族になり協力して子どもを育てていく以上、お金の話を避けて通ることはできません。
お互いの金銭感覚がずれていたり、夫婦のうちどちらかがお金にルーズだったりする場合は、どちらが金銭管理をするか話し合っておくとよいですよ。