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授かり婚は周囲へどう報告する?結婚準備や夫婦円満のヒントを紹介

授かり婚は周囲へどう報告する?結婚準備や夫婦円満のヒントを紹介

芸能人の結婚報道で話題になることが多い「授かり婚」ですが、「順番がおかしい」「恥ずかしい」などネガティブなイメージがあるようです。もし入籍前に妊娠がわかったら、周囲にはどのように報告すればよいのでしょうか。今回は授かり婚の結婚準備や夫婦円満のヒントを紹介します。

授かり婚とは?現代の結婚事情と離婚率

授かり婚はできちゃった婚と違う意味を持つ

「授かり婚」という言葉ができる前、妊娠をきっかけに結婚することを「できちゃった婚」と呼んでいました。

これは「赤ちゃんができちゃった」「仕方ない、結婚するか」といった会話から生まれた言葉で、結婚を意識していたわけではないけれど結婚するといったパターンです。

一方、「授かり婚」は、妊娠前に「赤ちゃんを授かったら結婚しよう」と話し合っていたケースが多いといわれています。妊娠してから結婚するという手順は同じものの意識には大きな差があるということですね。

できちゃった婚の場合、妊娠は「責任を取る」「想定外」といった後ろ向きなものですが、授かり婚では「結婚へステップアップするきっかけ」として前向きにとらえられます。

結婚前に妊娠判明するケースが増えている?

一昔前、結婚前のカップルが同棲することは「恥ずかしいこと」という意識がありましたが、近年は同棲を「結婚の前段階」ととらえる人が多くなりました。

しかし、同棲期間がある程度続くと、結婚を意識しているけれど踏ん切りがつかないということになりがちです。そんなとき、妊娠が判明すると結婚するきっかけとなります。

テレビなどで授かり婚という言葉を聞く機会が増え、結婚前に妊娠が判明するケースが増えているように感じますが、実はそういったケース自体はそれほど増えていないか減少傾向にあるそうです。

それでも増えたように感じるのは、同棲や妊娠を前向きにとらえる人が増え、授かり婚であることを公にする人が増えたからではないでしょうか。

授かり婚は離婚率が高いといわれる理由

芸能人が授かり婚をしたという報道があると、SNSなどで「すぐ離婚しそう」といわれることがあります。なぜ授かり婚は離婚しやすいといわれるのでしょうか。

現在、日本の離婚率はおよそ33%ですが、授かり婚の離婚率はおよそ40%といわれています。数字を見ると確かに「授かり婚は離婚率が高い」という印象です。

これは、離婚率が高い10代の夫婦の約80%が授かり婚であることが原因だといわれています。授かり婚だから離婚率が高いというより、離婚率が高い層が授かり婚夫婦に多いということですね。

授かり婚で離婚する理由としては「結婚準備ができていなかった」などが挙げられます。その反対に、結婚する意識があって授かり婚をした夫婦はうまくいっているケースが多いようです。

家族などに報告するときに気をつけたいこと

両親への報告にも順番がある

妊娠検査薬や病院での検査で妊娠していることがわかり、結婚しようと決めたとき最初のハードルになるのが「親への報告」です。

まず、妊娠したことと結婚することをそれぞれの親に自分の口で報告しましょう。「以前から結婚を考えていた」などの言葉を添え、後日改めて2人で挨拶に行くことを伝えるとよいですね。

2人で挨拶に行くときは女性側の両親に結婚の了承を得てから男性側の両親に挨拶するのがおすすめです。女性側の両親を先にしておくと「本当に結婚してくれるのだろうか」という不安を和らげることができます。

挨拶にはスーツやワンピースなどの正装で挑みましょう。ただし、妊娠中なのでお腹や体を締めつけない服装を意識し、体調を優先してくださいね。

職場の上司へは早めに報告しよう

働く女性が授かり婚をする場合、結婚によって名字が変わったり産休や育休を取得したりするなど様々な手続きが必要になります。時間がかかる手続きも多いので職場には早めに報告しておくとよいでしょう。

なかでも、直属の上司への報告は重要です。妊娠中は体調が不安定になるだけではなく妊婦健診で休まなくてはならないことがあるので、迷惑をかけないよう配慮する必要があります。

産休や育休を取得する予定であれば事前に打ち合わせておきましょう。同僚への報告は安定期に入ってからが一般的です。

男性側は新婚旅行や出産立ち合いなどで長期休暇を取る場合や、名字が変わる場合は早めに報告したほうがよいですが、とくに予定がない場合は「結婚する」という報告程度でかまいません。

友人への報告はタイミングを選ぼう

友人への報告は基本的にいつでもよいといわれていますが、報告するタイミングが1人だけ極端に遅かったり報告を忘れたりすると人間関係にひびが入ってしまうかもしれません。

家族のように付き合いが深い親友への報告は早めでもよいですが、ほかの友だちに話さないよう伝えておくとよいでしょう。自分が意図しないタイミングで話が広がるのを防ぐことができます。

また、親友というほど親密ではないけれどそれなりに親しい友人には安定期以降の報告がおすすめです。親戚への報告も同時期にしておくとよいでしょう。

結婚式をする場合は披露宴の席で発表したり、招待状に書き添えたりするのもよいですね。産後に報告するのは他人行儀な印象があるので、できるだけ出産前に報告しましょう。

授かり婚夫婦が結婚式を挙げる二つの方法

実感がわくマタニティ婚は体調を優先しよう

授かり婚の夫婦は結婚式を挙げないケースが多いようですが、近年は「マタニティ婚プラン」などを用意している式場も多く、式を挙げる授かり婚夫婦が増えているようです。

出産前に結婚式を挙げると、これから家族として生活するんだという実感がわくだけではなく、2人で行う最後の行事として記憶に残すことができます。妊娠報告の場にすることもできますね。

打ち合わせや式の最中に子どもが泣き出すといった心配がないため、結婚式に集中できるのもメリットといえるでしょう。

ただし、妊娠中は着られるドレスや食べられる量や内容が限定されるといったデメリットがあります。また、妊娠中は体調が変化しやすいので、打ち合わせはもちろん式当日も体調を優先しましょう。
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