50代ママが仕事を始めるには?育児と仕事を両立するためのコツ
子どもが幼稚園に通い始めたのを機に、仕事をしたいと考える50代ママもいるでしょう。ただ、体力的に続けられるか、育児との両立ができるかなど、心配になることも多いですよね。ここでは、無理なく育児や家事などと仕事を両立するためのポイントをご紹介します。
家族のライフスタイルと合わせて仕事を選ぶ
日時や契約期間が選びやすいパート
子どもが幼稚園に通っている場合「お昼過ぎにはもう子どもが帰ってくるから仕事は無理かも」と考えるママが多いですが、午前中の短時間のパートなら子どもが幼稚園に行っているあいだだけでも無理なくできますよ。
仕事にブランクがあるなら短期パートを選ぶとよいかもしれませんね。期間が決まっていると、仕事を続けられるかと不安を抱えているママでも「3カ月ぐらいなら頑張れそう」というようにハードルが低く感じますよね。
サポートがあり高時給が見込める派遣
たとえば「自宅から自転車で20分以内」「事務系、座ってできる仕事」「工場での流れ作業」など、希望を伝えられるので安心です。また、子どもが小さいため体調によっては途中で帰ったり、急に休んだりすることがあるかもしれないということも伝えておけば、そのようなことに対応してくれる職場を紹介してもらうこともできます。
企業とのやり取りは派遣会社がしてくれるので、職場でトラブルが起こったときにも安心です。
派遣のよさは時給にもあります。アルバイトやパートに比べて時給が高いので、子育て中で長時間働けないママが効率よく収入を得るのにぴったりですね。
自分の都合に合わせて働く在宅ワーク
パソコンやインターネットを使ってライティングやデータ入力、プログラミングなどをしているママもいますし、アクセサリーや服を手作りしてネット販売しているママもいますよ。
仕事の時間はママが自由に決められるのがメリットですが、慣れるまでは時間の使い方がうまくいかないかもしれません。在宅ワークといえども「11時から12時までは仕事をする」「夜、子どもが寝てから1時間はやる」などと大体のスケジュールを決めておいたほうがはかどりますよ。
50代ママが仕事選びで確認しておくこと
体力面で無理なく働けるか
50代ママが仕事選びをするときのポイントの一つは、体力面で無理なく働けるかということです。仕事を始める前は大丈夫と思っていても、実際に始めてみると「家事をする元気がない」「毎日疲れて夜すぐに寝てしまう」という話を聞くことがよくあります。
勤務時間や勤務日数が多すぎると育児や家事に影響が出るかもしれません。また、体力がないのに立ち仕事や力仕事だと、体に負担がかかって腰や肩を痛めてしまうこともあります。
休むとき代わりがきく仕事か
幼稚園の行事や家族旅行などの予定は事前に分かっていることなので、休みの希望を出せれば心配ないですが「子どもが急に熱を出した」「昨日から子どもがしんどそうにしている」などは、その日になってみないと分からないことです。いざというときに休めないと困りますよね。
朝や夕方に、子どもを病院に連れて行きたいということもあるので、遅刻や早退ができる職場だとより働きやすいです。職場の方々への感謝や気遣いは忘れないようにしましょう。
同じような働き方をしている人がいるか
同じように子育てをしているママがいるか、年代の近い人が働いているかなどをチェックしましょう。子育てママがいない職場だと、子どもの体調不良や行事で休むことが多くても理解してもらえず、気まずい雰囲気になることがあります。
子育てママではなくても同年代の人がいたほうが、困ったときや休憩時間に話しやすいです。また、50代でも続けられる仕事なのだということが分かりますよね。
50代ママが仕事と育児をこなす心構え
幼稚園や公共のサポートを活用する
幼稚園では預かり保育を実施しているところが増えてきました。預かり保育の終了時間は16:00~17:00のところが多いですが、18:00~19:00とけっこう遅い時間まで実施しているところもあるようです。働ける時間が長くなれば仕事の選択肢が増えますよね。
50代は親の介護も重なってくる時期です。介護のことで悩んだときは、まずは自治体が運営する地域包括支援センターで相談してみましょう。介護保険や介護予防などの相談ができます。
困ったときに利用できるものがあると心強いですよ。