モグモグ期の移行の時期の目安は?進め方のポイントや簡単なレシピ
離乳食を始めたけれど、どのくらいで次のステップに進めばよいのかわからない、というママも多いのではないでしょうか。今回はモグモグ期への移行時期や食事回数、食材の硬さや量などを紹介します。おやきやデザートのレシピも載せていますので、参考にしてみてくださいね。
モグモグ期(離乳食中期)の基本
モグモグ期への移行の時期はいつから?
食べ物をうまく飲み込めるようになっているか、舌を前後だけでなく上下にも動かせているかを見てみましょう。モグモグするには舌を上あごに強く押しつける必要があるため、舌の動かし方が重要です。
モグモグ期を始める目安はいくつかありますが、まずお座りが上手にできていることが大切です。きちんと座れていると、あごや舌に力が入りやすいので、モグモグしやすくなります。次に子ども茶碗に半分ほどの量が食べられるかが目安になります。
モグモグ期は1日2回の離乳食
初めての食材は午前中の離乳食で挑戦しましょう。万が一アレルギーなど体調不良をおこしても、朝のうちならば開いている病院が多いからです。午後の離乳食には食べ慣れたものを出すようにするとよいですよ。
まだ栄養の半分以上を母乳やミルクから摂っているので、離乳食を食べるとき以外の授乳は欲しがるだけあげても大丈夫です。ただ、離乳食の直前に母乳やミルクをあげるとお腹がいっぱいになって、離乳食を食べなくなってしまう可能性があります。離乳食を食べた後に授乳をするようにしましょう。
モグモグ期の食事の量と硬さや大きさ
2カ月ほどかけて徐々に穀類の量を増やしていき、次のステップに進むまでに子ども茶碗の7割くらいが食べられるように量を増やしていきます。食事の量は個人差が出やすいものですが、まったく食べなかったり、基準の2倍の量を食べていたりしていなければ大丈夫です。
硬さは舌やスプーンで軽く押しつぶせる程度がよいでしょう。例えばプリンや絹ごし豆腐などが丁度よい硬さです。ささみや白身魚を使う場合は、食べやすいようにほぐしてさらにとろみをつけると飲み込みやすくなります。
モグモグ期によくある悩みと対処法
使ってよい調味料がわからない
モグモグ期では今まで使用していただし汁のほかに、風味づけ程度であれば、塩、醤油、味噌、バターなどが使えるようになります。赤ちゃんによっては味つけをした方がよく食べてくれるケースもあります。
ですが、調味料の味に早くから慣れてしまうと、味覚が育ちにくくなります。調味料が使えるようになると、頼りにしたくなる気持ちはわかりますが、なるべく素材の味を生かすようにしてください。味つけの目安は市販のベビーフードを参考にしてみるとよいでしょう。
また、塩分の取りすぎには注意してくださいね。
「モグモグ」と口を動かしていない
うちの子もモグモグしていないかも?と思ったら、まずは離乳食の硬さを見直してみましょう。固すぎると食べてくれなくなる恐れもありますが、柔らかすぎてもモグモグの練習はできません。モグモグせずに飲み込むようでしたら、少し硬めにしてみてください。
また、早食いは十分にモグモグしないまま飲み込んでしまうため、あまりよくありません。一口ずつ「モグモグ」と声をかけながら、モグモグする練習をしていきましょう。
便秘が数日以上続いている
便秘の症状が続くとこのまま離乳食を続けても大丈夫なの?と不安になるかと思いますが、離乳食は続けてもOKです。ただし、食欲が落ちていたり、嘔吐したりする場合はかかりつけ医に相談した方がよいでしょう。
便秘の主な原因は水分不足です。そのため、こまめに水分補給をしたり、離乳食としてスープを飲ませたりすると効果的です。リンゴやヨーグルトなどの食物繊維や乳製品も便秘解消によいですよ。
合わせてお腹のマッサージもしてみましょう。「の」の字を書くように優しくマッサージして、便通を促しましょう。