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ひとりっ子のメリットやデメリットは?性格や特徴と育て方のポイント

ひとりっ子のメリットやデメリットは?性格や特徴と育て方のポイント

ひとり遊びが上手で創意工夫が得意に

ひとりっ子の場合、家に帰ってから一緒に遊ぶ兄弟がいないと、ママが忙しい時間はひとり遊びをするしかないですよね。遊ぶ相手がいなくてかわいそう、協調性が育たない、競争心が無いなどマイナスに考えることもあるかもしれません。

しかし、幼稚園や保育園では友だちとたくさん遊んで、家では一人でじっくり遊ぶ時間が持てる生活は、とても贅沢だと思いませんか?

ひとり遊びは、子どものイマジネーションを広げます。ごっこ遊びは、人に邪魔されることなく自分の世界を作ることができますし、お絵かきや折り紙をするなど、じっくり創作の時間に使うこともできますよね。このように、想像して創造する時間がたっぷりあるひとりっ子は、創意工夫が得意な子になるかもしれませんよ。

教育費や習い事にお金をかけることができる

上に同性の兄弟がいる人が「いつもおさがりばかりで嫌だった」と言ったり、インフルエンザの予防接種の話が出たときに「三人分打ったら1回で10,000円超えるから、うちはやらないよ」と言ったりするのを聞いたことのあるママも多いのではないでしょうか。

「子どもにたくさんの経験をさせてあげたい」と考える親は多いと思いますが、お出かけするとなるとお金も人数分必要なので、ハードルが高くなってしまいます。

子どもが多いと、少しでも節約しようと、同じものを使いまわしたり、買うものに制限をかけたりしなければならなくなりますよね

それは子どもにかける教育費や習い事にも影響します。同じ収入ならば、ひとりっ子の方が満足にお金をかけることができるのです。

ひとりっ子のデメリットとはどんなこと

兄弟がいないので競争が苦手

兄弟がいる子は、食事や着替えの早さなど、生活の中で競争することがありますよね。また、お菓子を選ぶのに大きなものを選ぼうとしたり、好きなおもちゃを確保したりと、自分に有利なようにものごとを運ぶための争いも日常的にあります。

意見を言う、駆け引きする、仲裁する、仲直りするなど、競争や喧嘩では人との関わり方を覚えます。

兄弟喧嘩の場合、親が干渉したり見守ったりできますが、友だち同士だと、親が波風立たないようにすぐに謝ったりするため、喧嘩して解決するという経験が乏しくなります。

ひとりっ子は兄弟のいる子に比べて、競争や喧嘩をする経験が圧倒的に少ないですよね。ひとりっ子には、仲直りの方法が分からない子や、あえて争いを避ける子がいるようです。

わがままで自己中心的になりやすい

可愛いわが子には、愛情も時間もたっぷり注ぎたいと思うのは悪いことではありません。兄弟がいると誰が一番とはいきませんが、ひとりっ子はいつでも主役です。

ひとりっ子だと、ママの時間やお金に余裕が出るので、親が自分に合わせて生活してくれる時間がたくさんあり、欲しいものが手に入りやすくなります。そのため、兄弟のいる子と比べて我慢をするという経験が圧倒的に少なくなってしまうのです。

普段家では主役でも、自分と同じ立場の子どもがたくさんいる幼稚園や保育園では、思いどおりにならないことがたくさんありますよね。自分の思いどおりになるのが当たり前になってしまった子は、兄弟のいる子から見ると、わがままや自己中心的に見えることがあります。

将来的に親の面倒を見ることが多い

親に何かがあったとき、子どもは入院や介護で時間とお金を使いますし、重大な選択しなければならないこともあります。

突然やってくる入院や介護に関しては分からないことだらけです。兄弟で意見がぶつかって喧嘩になる話や相続争いをする話を聞きますよね。しかし、みんなで意見を出し合えることと、時間やお金の負担を分散できることは、とてもプラスになります。

しかし、ひとりっ子の場合、子ども一人に負担がかかってしまうので大変ですよね。

子どもの負担を減らすことはできます。親がきちんと保険に入っていれば、病気や介護で金銭的な負担を軽減、または無くすことができます。また、自分の生きるお金はできる限り自分で用意すれば、子どもの時間とお金の負担を減らすことができますよ。

ひとりっ子の子育てで注意したいポイント

同世代の子どもと遊ぶ機会を増やそう

ひとりっ子は家の中で兄弟との関わりがないため、自己中心的で協調性が無い、喧嘩の仕方が分からないなど、対人関係のデメリットが目立ちますよね。そんなデメリットは、同年代の子どもと遊ぶことで解消しましょう。

子育て支援センターや児童館、公園などに遊びに行けば、同世代の子どもがたくさんいますよね。そこでは、物の貸し借りや譲り合いなどを身につける機会がたくさんあります。

また、習い事や地域の行事に参加するのもよいですよ。忍耐力や競争心、人と協力することなどを覚えることができます。

それから、異年齢の子どもと関わるのもよいでしょう。兄弟関係は上下関係でもありますよね。自分より小さい子の面倒を見たり、親以外の目上の人との付き合い方を覚えたりしますよ。

甘やかしすぎないように注意しよう

ママが子どもの要望をなんでも受け入れると、子どもはわがままになってしまう傾向があります。普段の生活で約束ごとを決めて、それをきちんと守るようにすると、子どもの好き放題というわけにはなりませんよ。

また、一緒に遊ぶときに子どものしたいようにするのではなく、「ママにも貸して」と頼んだり、友だちだったら傷つくようなことをしたらママが悲しんで見せたりと、ママが友だち目線で接すると、人との関わり方が身につきますよ。

子どもをわがままにしたくないからと、なんでも厳しく接する必要はありません。小さいころにパパやママの愛をたっぷり受けてしっかり甘えられた子は、情緒が安定して自信を持ちます。人に優しくするには心の余裕が必要なので、しっかり甘えさせてあげましょう。

期待をしすぎずやりたいことをやれる環境を

ひとりっ子は、親の愛情や時間、欲しいものなど、たくさん受け取ることができますが、親の大きな期待も一人に集中します。

「習い事をたくさんさせたい」「いい学校に入ってほしい」「将来こんな子にしたい」など、子どもへの期待があっても、それをすべて子どもに強制してしまうと、子どもの余裕がなくなります。

将来のためと思い、なんでも親が決めてやらせると、子どもはいつも親の顔色をうかがって期待に応えようとします。すると子どもがいっぱいいっぱいになってしまうだけでなく、自分で考えて行動することができなくなってしまうのです。

自分の理想ではなく、子どもの理想について聞く耳を持って接し、子どもがのびのびできる環境を作ってあげましょう。
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