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早生まれの年齢を理解しよう!数え方や早生まれの基礎知識

早生まれの年齢を理解しよう!数え方や早生まれの基礎知識

早生まれにはどんな不安がある?

乳幼児期は発達の差が大きい

同じ学年で見ると、遅生まれと早生まれではどうしても発達の差が出てきてしまいます。特に乳幼児期は月齢が数カ月違うだけでも発達の遅れが顕著に出てしまうでしょう。

個人差はありますが、この発達の差が後に自己肯定感にも影響が出るといわれています。例えば、集団生活において、同じ時期に比べると、早生まれの子は遅生まれの子よりできないことが多いでしょう。競争遊びでは体格の差から負けてしまう経験も少なくありません。

このような経験が積み重なると、子どもは劣等感を抱くようになり、自己肯定感が低くなる恐れがあります。集団生活の場では、活躍できる機会が少なくなりがちですが、家庭では子どもが自信を高められるようフォローしてくださいね。

保活に不利になることがある

早生まれの子どもが保活で不利になることがあると問題視されています。一般に、認可保育園が子どもを預かれるのは生後57日以降で、年度初めから0才で保育園に入園を希望するのであれば、4月の時点で生後57日を過ぎている必要があります。

また、多くの自治体では来年度の認可保育園の入園申し込みを10~12月ごろに行っているので、早生まれの場合は申し込みができない可能性もあります。年度途中からの入園が可能かどうかは、自治体によっても異なります。

さらに、認可保育園では在園児がそのまま進級するするので、1才から入園できる枠は非常に限られています。出産後に仕事復帰を考えているママは、早めに保活に取り組んでおいた方がよいでしょう。

各制度の対象になる期間が短い

子育ての経済的負担を軽減するために、国は様々な制度を実施していますよね。最近では、幼児教育無償化が始まり、その恩恵を受けている家庭も多いでしょう。ですが、早生まれの子は対象になる期間が短いので遅生まれの子と比べると、損している気分になるかもしれません。

児童手当では生まれてから中学校を卒業するまでの期間が対象になります。つまり、3月生まれの子は4月生まれの子より、対象になる期間が11カ月短いことになり、受給総額でみると10万円ほど差があります。

自治体によっては、小学校就学前まで医療費の無償化を行っていることもあります。この場合も、3月生まれの子は6才になって小学校に入学するので、医療費を損しているような気分になるかもしれません。

早生まれは損じゃない!早生まれのメリット

小学生になったら追いつく!追い抜ける!

子どもが小さいほど、同じ学年になる子どもと比べると成長の遅れを感じることが多いと思います。おむつ外れのタイミングが遅かったり、1人で着替えができなかったりと心配になるママもいますよね。

しかし、5、6才にもなれば見た目の差がほとんどなくなります。学力や体力面の差も低学年を過ぎればほぼ無くなるといわれていますよ。

また、同じ時期に遅生まれの子どもと比べると、早生まれの子どもは不利になってしまいますが、同じ年齢の時点で比べてみると、周りよりも早い段階でできるようになることが多いようです。同じ学年の子どもたちと同じようにものごとをこなしていれば、遅生まれの子どもよりも早い段階でできるようになったということなので、自信に繋がりますね。

自然と早期教育ができる!?

学年で見ると成長が遅くみられがちですが、早期教育ができるのだと考え方を変えてみましょう。

遅生まれの子どもが幼稚園に入り、すぐに4才を迎えたとします。早生まれの子どもは、3才を過ぎたばかりです。1年も差ができてしまったと思うのではなく、4才の子どもが行うことを3才から経験できると思ってください。小学校での英語の授業なども受けている時期は同じでも、早生まれの子どもの方が年齢では早い段階から英語に触れられているのです。

早期教育ができるといっても、やはり学年でみると周りの子どもと比べてしまい、心配になることもありますよね。子どもの成長には、個人差があるものなので焦らず見守っていくことが大事ですよ。

実力がついた大人になれる!

幼児期は成長が早いので、大きな差がつくものです。4月生まれの子どもが1語文を話し始めたり、歩き出したりするころに3月生まれの子どもが生まれるのです。

集団生活に入るころには、周りと自分を比べられるようになります。同じ学年の中では、比較的幼い方である早生まれの子どもはできないことが多いでしょう。ですが、ママが思っているほど、子ども自身は発達の遅れを気にしていないことがほとんどです。

他者への関心が芽生え始めると、周りについていこうと頑張り、努力する姿も見られるようになります。子どものころから遅生まれの子どもについていこうと努力をしていくので、実力がついた大人になれるといわれています。ママは頑張れる環境を整えていきましょう。

まとめ

早生まれだからと遅れを気にしているのは親の方で、子どもは案外気にしていないのではないでしょうか。「ぼくは早生まれだからできない」と落ち込む子どもは少ないでしょう。同じ学年の中で、子どもは遅れながらも頑張っていきますよ。

子どもの成長を同じ学年の子と比べず、その子なりの年齢、発達で見てると、子どものよいところに気づくこともできますよ。子どもの頑張る姿をしっかり褒めて、できることをどんどん増やしていきましょう。
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