赤ちゃんとの散歩は毎日必要?散歩のメリットと気を付けたいこと
育児本には「赤ちゃんと散歩にいきましょう」と書かれているし、散歩を楽しんでいるママの話を聞いたりすると、「散歩にいかなくては」と思ってしまいますね。でも赤ちゃんとのお出かけは何かと大変で、億劫になることもあります。ここでは、赤ちゃんとの散歩の効果を知り、散歩は毎日必要なのか考えてみましょう。
赤ちゃんと散歩、知っておきたい三つのこと
赤ちゃんの散歩は毎日しなくてもOK
散歩の効果の一つに、気分転換があります。育児ストレスが溜まらないように外に出るのがよいのですが、外に出ることの方がストレスに感じる日だってあるでしょう。疲れている、赤ちゃんの機嫌が悪いなど、散歩を楽しめなさそうなときは、無理に外に出なくてもよいのです。
天気の悪い日や、日差しが強すぎる、暑すぎたり寒すぎたりする日なども、散歩はやめた方がよいです。ママと赤ちゃんに無理のない散歩の計画を立てることが、散歩の習慣をつけ、長く楽しむコツではないでしょうか。
新生児の時期は外気浴程度でOK
それでも、徐々に外の世界に慣らしてあげなくてはいけません。窓を開けたり、ママが抱っこしてベランダに出たりして、外気浴をしてみましょう。少しの時間で十分です。最初は5分、そして10分と慣らしてあげましょう。
散歩と同様、風が強い日や、暑かったり寒かったりする日は、外気浴する必要はありません。「したらよい」ということでも、赤ちゃんの様子や天気をみながら、ママが自分で判断することが大切なのですね。
生後1カ月は自宅でゆっくり過ごそう
赤ちゃんも皮膚が薄いので、紫外線を浴びすぎるとよくないです。家の中で、直射日光を避けた場所で過ごしましょう。ママから受け取った抗体を持っている赤ちゃんですが、病気にかかることもあります。お祝いのキスをしてもらいヘルペスがうつってしまったという事例もありますし、安心はできないですよね。
1カ月を過ぎると赤ちゃんの健診があったり、外出する必要もでてきます。それまでは親子でゆっくりしましょう。
赤ちゃんと散歩をすることのメリット
赤ちゃんの好奇心を刺激する
目が見えるようになると、葉っぱが揺れているのも、鳥が飛んでいるのも、なんでも興味を示すようになります。自分で歩いて散歩できるようになると、道端に落ちているもの拾っては眺めて、また次に新しいものを見つけて、赤ちゃんは気になるものをすべて確かめようとします。
こうして散歩で赤ちゃんの好奇心は満たされていきます。好奇心は物事を知ろうとする探究心につながるので、赤ちゃんのころから自然にこういう心を育てるのはよいことですね。
皮膚が強くなり、免疫機能が高まる
空気中にはいろいろな細菌やウィルスも舞っています。赤ちゃんはこれらを吸い込み、病原体に負けないように免疫機能も発達させていきます。1歳になる前に赤ちゃんを動物園に連れていくと、アレルギー体質になりにくいという研究結果もあります。小さなうちから徐々に細菌に接することで、強い体ができあがるということなのですね。
赤ちゃんはなんでも口に入れようとしますが、それは自然界に存在する細菌などを体内に取り入れ、抵抗力をつけるためにある本能だともいわれています。人間の本能というものは不思議でおもしろいですね。
赤ちゃんの生活リズムが整ってくる
散歩は、太陽の光を浴びるとてもよい機会です。赤ちゃんは散歩に行くことで、昼間であることを感じ、ほどよく疲れもして、夜によく寝れるようになります。こうして生活リズムがついてくると、毎日規則正しい生活がおくれるようになりますね。
部屋の中と外、環境にメリハリをつけることで、生活にもメリハリがつくようになります。散歩にでる時間をだいたい決めれば、気持ちにもハリが出てきますよ。