親子で食べたいチョコレート!注意点を知って適量を楽しもう
ママの中にはチョコレートを食べるとリラックスできるという方もいるのではないでしょうか。しかし一般的に子どもにチョコレートをあげることはよくないとされています。これには「甘い」という以外にも様々な理由があります。今回はチョコレートのメリットやデメリット、子どもと食べるときの目安についてお伝えします。
育児中のママにチョコレートが与える効果
ストレスを緩和して忙しいママを元気に
チョコレートはそんな甘いものの代表ともいえる食べ物。ママの中にもイライラしたときや一息つきたいときにチョコレートを食べる人は多いようです。スーパーなど身近な場所で手に入り、ひと口でパクっと食べられる手軽さが忙しいママに嬉しいポイントですね。
チョコレートに含まれるテオブロミンやカフェインには自律神経を調節したり気分を高揚させたりする効果があるといわれており、またその香りにもリラックス効果が期待されています。ほっとしたいときにチョコレートを食べるのは理にかなった行為だといえますね。
カカオ成分がママの健康を維持
例えばポリフェノールには抗酸化作用があり老化の原因となる活性酸素を抑制します。さらに血液をさらさらにして動脈硬化を予防したり、血管を広げて高血圧を改善したりと生活習慣病のリスクを下げる効果も期待できるのです。
またアトピー性皮膚炎などの炎症を抑える作用や紫外線による肌へのダメージを減らす効果が見込めるため、美肌への期待も高まります。忙しくてスキンケアに時間がとれないママにとって、一粒のチョコレートで美肌に近づけるのは嬉しいですよね。
エネルギーを補給し集中力もアップ
不足しがちなビタミンやミネラルも豊富に含まれているため、少量であればダイエット中の間食としてもうってつけだといわれるほど優秀なチョコレートですが、食べ過ぎには注意が必要です。食べ過ぎてしまうと肥満や高血糖などのリスクが高まる危険性があります。
1日に食べる量は板チョコ半分を目安に、一度にたくさん食べるのではなく、少しずつ分けて食べるように心がけてくださいね。
チョコレートが子どもによくない理由とは
糖分が多く虫歯や肥満のリスクが高まる
またチョコレートには虫歯の予防や進行を抑える成分が入っていますが、砂糖などの糖質も多く含むため当然虫歯のリスクもあります。食べたあと歯の隙間などに残りやすいチョコレートの性質も、虫歯菌が活動しやすい環境を作りだしているといえます。
中にはカカオが豊富に含まれている低カロリーなものや、砂糖やミルクが使われていないピュアチョコレートなどもありますが、どれも苦みが強く子どもが好んで食べるものとはいえません。
カフェインなどの影響で子どもが興奮状態に
大人であれば気分が高揚して「やる気が出る」と感じる程度の成分でも、子どもに作用すると興奮状態を生み、寝つきの悪さや落ち着きのなさを引き起こすことがあるのです。寝ている間に成長ホルモンが分泌される子どもにとって、睡眠の質が悪くなる事態は好ましくないですよね。
またこれらの成分には利尿作用もあり、大人にとってはむくみ解消などの嬉しい効果をもたらしますが、水分を多く体内に留めておくことができない子どもにとっては、脱水をうながすことになりかねません。
依存症やアレルギーの恐れも
またチョコレートに含まれるカカオはアレルギーを引き起こす恐れがあります。食べた後にじんましんや吐き戻しなど子どもに気になる様子が見られる場合は、念のためかかりつけ医に相談してくださいね。
チョコレートにはカカオ以外にもアレルゲンになりやすい乳製品やナッツ類を含むものが多くあります。アレルギー体質の子どものママは特に注意が必要です。
子どもにチョコレートをあげる年齢と注意点
1歳半ころから少しなめる程度なら問題ない
でも子どもにチョコレートをあげてもよいのか悩みますよね。何歳を過ぎれば食べてもよいのでしょうか?困ったことにチョコレートは絶対に食べなければならないものではないため、いつから食べてよいのか明確な決まりはありません。
しかし離乳食の完了が1歳半ころですから、それ以前に与えるのは好ましくないでしょう。そしてそれ以降もチョコレートのカロリーや成分、甘さを考えると、しばらくは少しなめる程度に留めておくほうが安心です。チョコレートはできるだけ子どもの目に入らないように注意したいですね。