子どもと一緒にお絵描きを楽しもう!メリットや年齢別の絵の特徴とは
子どもの成長にお絵描きがよいといわれているのは知っていても「何歳ごろからお絵描きで楽しめるの?」と疑問に思うママもいますよね。ここでは、お絵描きをすることで子どもにどのような効果があるのかや、年齢によって違うお絵描きの楽しみ方などをご紹介します。
お絵描きのメリットと始める年齢
手先の力加減や表現する楽しさを学べる
・クレヨンや色えんぴつなど、描く物によって力加減をうまく調節できるようになる
・手先が器用になる
・言葉が話せなくても、お絵描きで自分の気持ちを表現する楽しさを学べる
・頭の中で想像をしながら描くので、想像力が豊かになる
・お絵描きは席に座ってすることが多く、集中力が身につく
・遊びながら色や物の名前などを学べる
・観察力や発想力が身につく
お絵描きは手先が器用になるだけでなく、子どもの心の成長にも役立てられるのですね。パパやママと一緒に楽しむことで、コミュニケーション力も自然と身につきますよ。
子どものお絵描きは1歳前後から
クレヨンをしっかり握れるようになる、1歳前後からお絵描きで遊ぶことができますよ。最初は画用紙に描けなくても、クレヨンを持って感触を楽しむことから始めてみましょう。
パパやママが画用紙にお絵描きしているお手本を見せると「こうやって描くんだ」と子どもは学べるので、子どもの手をとって一緒に楽しむのもよいですね。子どもの「やりたい」を引き出せるように、なるべく子どもの自由にお絵描きを楽しめる環境を作るとよいですよ。
はじめは口に入れても安全なクレヨンで
カラフルなクレヨンは子どもの好奇心を刺激しやすいので、子どもが口に入れてもよいように安全な素材で作られたクレヨンを購入しましょう。たとえば、野菜やお米が原料となっているものや、蜜蝋で作られているものなど、赤ちゃん用に作られているクレヨンは色々な種類のものが販売されていますよ。
子どもの成長とともに、素材やサイズなどを変えていくとよいでしょう。
年齢別のお絵描きの特徴を知ろう
殴り書きから丸も描けるようになる1~2歳
お絵描きを始めた1歳ごろはなにかを描こうとしているのではなく、手の運動を楽しんでいるので殴り書きのようになります。殴り書きから線や点を描けるようになり、2歳ごろには丸を描けるようになる子も多いですよ。
手の動きが活発になり手先も器用になっていくことで、描ける線の形が増えていきます。子どもの運動機能を高めるためにも、自由に殴り書きができるようにお絵描きスペースを確保しましょう。
3~4歳ころには絵に意味が出てくる
ただ手を動かしてお絵描きをしていたころとは違い、自分の描きたいものを想像しながら表現していくので、子どもの絵に個性が出て見ているほうも面白いでしょう。しかし、まだ物の形をしっかりと想像して表現できるわけではないので「全然違うじゃない」などと子どもの絵に対して指摘しないように注意してくださいね。
子どもの世界を一緒に共有して楽しむことで、自分を思いっきり表現する楽しさを学んでいくでしょう。
5歳を過ぎると空間も描くように
たとえば「家を描いて」とママがリクエストしたとします。3~4歳のころは自分の想像している家を描いているだけだったのが、家の中に家具を置いたり、家の周りにお花を描いたりと、空間までも表現できるようになる子が多いです。
心の成長とともに、自分の置かれている環境や家族との関係などをしっかり認識できるようになります。子どもによって同じ家の絵でも、描くものに大きな違いが出てくるので見ていると面白いですよ。
親子でお絵描きを楽しむポイント
観察力や想像力を伸ばす働きかけを
たとえば、絵本に出てくる猫を見て「猫かわいいね」と言うだけでなく「猫は目が大きくてしっぽは長くて、足は4本あるんだね」と、猫の特徴を口に出してみるのです。言葉にすることで子どももじっくり観察するようになり、目で見たものを頭の中で想像して形を描くようになります。
また、魚や果物、野菜など、本物をじっくり観察してお絵描きするのもよいでしょう。本物にふれることで、立体感のある絵を描けるようになる子も多いですよ。