赤ちゃんが立つのはいつから?歩くまでの成長過程と見守り方を紹介
赤ちゃんの体は本当にあっという間に成長していきますよね。赤ちゃんの成長はとても喜ばしいことですが、成長過程に合わせて注意しなければならないことも増えてきます。そこで今回は、赤ちゃんが立って歩くようになるまでの成長過程や、赤ちゃんの成長を安心して見守ることができる安全対策の仕方についてご紹介します。
赤ちゃんの体はどのように成長していくの?
赤ちゃんの身体機能は目から順番に発達する
たとえば生まれてすぐの赤ちゃんに、おもちゃやぬいぐるみを見せようとしても、目立った反応がないことがほとんどです。しかし、生後2~3週間ごろの赤ちゃんの顔の前におもちゃなどを持っていくと、目で追うようなしぐさを見せてくれるでしょう。
生後3~4カ月頃になると首がすわってきますよ。うつ伏せにすると頭を上げようとするので、背筋の発達が感じられるでしょう。指の力も強くなり、小さいガラガラが持てるようになってきます。
ずりばいやハイハイで立つための筋力が整う
ずりばいやハイハイは、一見簡単な動作に思えるかもしれませんが、試しにやってみると足腰などが筋肉痛になるほど、全身の筋肉が鍛えられていることがわかります。赤ちゃんは、一日中ずりばいやハイハイをするのですから元気ですよね。
ずりばいやハイハイ期は、おすわりもできる時期ですが、おすわりからハイハイへ体勢を変える動作は難しいものです。最初は横に「コテン!」と転んでしまうかもしれませんが、徐々にバランスを取って体制を変えることができるようになってきます。
立つためには腹筋や背筋の発達だけでなく、体のバランス感覚を覚えることも大切といえるでしょう。
焦らなくて大丈夫!成長には個人差がある
乳幼児期は体の発達が速いスピードで進んでゆきます。そのため、数週間や数カ月の違いでも「うちの子は、発達が遅いけど大丈夫かな」と不安になってしまうこともあるでしょう。育児書などに書かれている発達の段階は、あくまで目安なので気にしすぎないようにしてくださいね。
とくに歩き始める時期は、赤ちゃんの体系や性格などによって違ってきます。体が健康なら、歩くのが遅くても焦らなくて大丈夫です。
赤ちゃんが立つ時期と注意するポイント
つかまり立ちを始めたら部屋の安全対策を
赤ちゃんは、危険なものを予測することができないので、どんなものにでも手をかけて立とうとするでしょう。つかまり立ちをするときは、つかまった家具などに、赤ちゃんの全身の力をかけてしまいます。
そのため、移動が可能なキャスター付きの家具などは、赤ちゃんがバランスを崩してしまい危険です。軽いゴミ箱や植木も遠ざけておくほうが無難ですね。
寒い時期には、ヒーターやストーブも注意してください。赤ちゃんが近づけないように暖房器具をガードするネットなども販売されています。やけども考えて、部屋の安全対策をしておきましょう。
8カ月頃からのつかまり立ちでは転倒に注意
つかまり立ちができると、視野が広くなるので赤ちゃんも楽しいのだと思います。今まで同じ目線で見ていたおもちゃやぬいぐるみを、上から見ることができるので新しい発見がありそうですね。
興味があるものには、「もっと近づいてみたい!」という思いが強くなり、体より気持ちが前に出てしまうと転ぶことも多くなるでしょう。
低い家具の角には、コーナークッションを付けるとよいですよ。頭から転んだときに、もしぶつけてしまっても安心です。
伝い歩きを始めたらひとり立ちの準備OK
その動作が繰り返されているうちに、いつの間にか伝い歩きになっているという感じです。たとえば好きなテレビ番組がかかっていると、つかまり立ちをしたままリズムを取っているうちに、テレビのほうへ伝い歩きをしていく子もいますよ。
伝い歩きが上手になると、つかまれるものを探してどんどん移動していきます。よく見ると一瞬両手を離していることもあるかもしれません。そうなれば、ひとり立ちの準備ができてきたサインです。
初めて歩き出す瞬間を、見逃さないようにしてくださいね。