赤ちゃんがお腹で動くと痛い!妊娠後期の胎動が痛い理由とその対処法
妊娠後期は赤ちゃんが生まれてくる準備をする時期。赤ちゃんの体が大きくなるので筋力もついてきます。お腹の中で蹴ったりぐにゅっと動いたりすると、ママの方が「痛い!」と感じてしまうこともあります。妊娠中に痛みがあるのは、心配ですよね。この記事では妊娠後期の胎動が痛いと感じる原因や、対処法をお伝えしていきます。
妊娠後期に赤ちゃんが動くと痛い理由は?
筋力や循環器の発達で動きがダイナミックに
お腹の中を蹴ったりグルンと体を回転したり、とにかく元気に動き回ります。早くママに会いたいと伝えているのかもしれませんね。
「苦しいのでは?」と思うほどお腹の中で、激しく動く赤ちゃんもいますよ。赤ちゃんの動きが異常だと感じたら不安になってしまいますよね。
赤ちゃんが活発なのは育っている証拠。ママが痛みを感じても、赤ちゃんは元気に成長していて問題ない場合がほとんどのようです。
いつも動き回っている赤ちゃんが、急に大人しくなったときは気を付けましょう。心配なときは産婦人科を受診することをおすすめします。
赤ちゃんが起きている時間が増えてきた
妊娠中は、まだ赤ちゃんには夜や昼の区別はありません。24時間を通して「寝たり起きたり」していますよ。
妊娠後期になると、赤ちゃんの起きている時間が増えてくるものです。ママが夜眠ろうとしたときに、赤ちゃんが動き出すこともよくあることです。
赤ちゃんがポコポコと動き出すのは、元気なことがわかってよいのですが、眠たいときは気になって眠れず困ってしまいますね。
赤ちゃんがよく動くのは元気な証拠だとわかっていても、胎動に痛みがあるとつらいものです。早く元気に生まれてきてほしいものですね。
赤ちゃんがママの体で遊んでいることも
赤ちゃんが、尿がたまって膨れた膀胱をポコン!と押してくることがあります。その弾みで尿が漏れることもあるので気を付けてくださいね。
妊娠後期は尿をためないように、こまめにトイレに行きましょう。尿漏れパッドを利用すると便利ですよ。
赤ちゃんが胃のあたりをポコン!と蹴ることもあります。胃が膨らみ過ぎていると痛く感じるので、胃の膨らみを抑えるために食事は少しずつ取るようにしましょう。
胃の痛みは、ほかの病気による場合もあります。胃の痛みは病院で相談しましょう。
痛いほど激しく動いても大丈夫!
激しい胎動は赤ちゃんが元気な証拠
しかし赤ちゃんの動きに痛みを感じるようになると、「ママや赤ちゃんの体は大丈夫なの?」と心配になってしまいますよね。「痛い!やめて!」と叫びたくなるママもいるでしょう。
赤ちゃんが元気に動くことは問題なさそうです。前にもお伝えしたように、赤ちゃんが育っている証拠だと考えておきましょう。
元気だった赤ちゃんの動きが減ってしまった場合は、万が一のことを考えて産婦人科を受診した方がよいでしょう。
陣痛と胎動の痛みを間違えることもあるようです。痛みの原因がわからないときも、産婦人科で相談した方がよいですよ。
痛いほど動いても破水しない
妊娠中期は赤ちゃんの体がまだ小さいので、羊水にプカプカ浮いています。元気よく動いても余裕があるくらいです。
妊娠後期は赤ちゃんの体が大きくなり力も強くなるので、赤ちゃんがお腹の内側からママを蹴ったり叩いたりすると、ママは痛みを感じてしまうというわけです。
痛みの原因がわかっても、破水がどうしても心配だというママもいるでしょう。
妊娠中にストレスは禁物です。気になるときは産婦人科に相談し、悩みすぎないようにしましょう。
胎動の迷信に惑わされないようにしよう
胎動の強弱と、赤ちゃんの先天的な病気との関係の噂もあるでしょう。妊娠中に周りから聞く情報で、 赤ちゃんのことを心配し過ぎないようにしてくださいね。
どうしても赤ちゃんの病気が気になるママは、出生前診断をしてみるのも一つの方法です。しかし、出生前診断によってわかるのは、たくさんある先天異常の中の一部だけです。
赤ちゃんの育っている様子や、出産の時期が近づいていることが胎動からわかることもありますよ。 妊娠中は根拠のない噂を気にせず、赤ちゃんに会えることを楽しみにして待ちましょう。