年子の子育てでストレスを感じたとき。ストレスの解消法と予防法
子育てにストレスはつきものですが、とくに年子の場合は体力的、精神的にもストレスを感じることが多いかもしれません。ストレスがたまるとイライラし、子どもやパパに当たってしまうことも。今回は、年子の子育てで感じやすいストレスや、ストレスを乗り切るための解消法、予防法などをご紹介します。
年子ならではの育児で感じやすいストレス
2人同時に泣いてしまう
上の子が泣くのは、嫌なことがあったときやかんしゃを起したときだけはなく、下の子に向いているママの気を引きたいなど様々な理由があります。
とくにママが大変なのが、下の子の夜中の授乳時に上の子の夜泣きが始まった場合です。泣いておっぱいを欲しがる下の子と上の子の夜泣きにつき合うママはヘトヘトになってしまいます。
ママは寝不足や身体的な疲れだけではなく、うまく対応してあげられない精神的なストレスも感じます。ときには子どもは泣くものと割り切り、自分を責めないようにしましょう。
寝かしつけに時間がかかる
ママが休める唯一の時間は子どもが寝ている間だけなのに、寝かしつけに時間がかかるとイライラするときもあるでしょう。
また、せっかく上の子が寝たのに下の子が泣き出して起きてしてしまうことや、寝ている下の子に上の子がちょっかいを出して起こしてしまい、ママのほうが泣きたくなってしまうこともあります。
2人同時に寝てくれると助かりますが、子どもが小さいうちは難しいでしょう。やっと1人が寝ても、もう1人は目がパッチリというときもあり、寝かしつけの時間が憂うつというママも少なくありません。
外出は常に大荷物、別々に動き回るので大変
そのほかにも、着替えやおやつ、離乳食など、ちょっと出かけるだけでも旅行に行くような大荷物になってしまいます。
外出先でもそれぞれ好きなところへ動き回り、ママは目を離さないよう気をつけなくてはいけません。手をつないで歩くことや言い聞かせることも難しく、ママはストレスを感じます。
ママがひとりで大きな荷物を抱え、年子を連れての外出は体力も気力も使います。買い物に行くだけでも大仕事になり、動き回る子どもに買い物を諦めて帰って来たというママもいるようですよ。
年子の子育てでのストレスを乗り切る方法
大変な外出は一緒に動けるベビーカーを使う
できればシートは横ではなく、前後に並んでいるものがおすすめです。メーカーによっては体重15kgまで対応のものや、1人または2人乗りに変身するベビーカーもあります。
すでに持っている1人乗りのベビーカーを使いたい場合は、ステップボードが便利です。ステップボードをベビーカーの後ろに取りつけて、そのボードに子どもを立たせることができます。
ママはステップボードに立った子どもの後ろから手を回しベビーカーのハンドルを握る形になるので、立っている子どもを支えることもでき安心ですよ。
同時に泣いても下の子には少し待ってもらう
下の子が泣く度に下の子につきっきりになると、上の子は寂しい思いや嫉妬をしてしまいます。2人同時に泣いたときは、下の子に「ちょっと待っててね」と声をかけて、上の子から向き合いましょう。
もし、下の子が泣いているのはミルクやおむつ替えが必要など理由が分かるときは、上の子に説明し先にそれらを済ませてからゆっくり対応してもよいでしょう。
ママは下の子ばかり泣かせてと辛くなるかもしれません。しかし、赤ちゃんの時期は色々な環境を受け入れる能力が高く、泣いて待つことも大切な経験になるそうですよ。
子どもの様子によって授乳間隔を調整する
母乳が充分に出る場合は、2人同時に授乳するママもいます。しかし、授乳にかかる時間や飲む量が子どもによって違うので、タイミングが合ったとき、夜中だけなど無理のない範囲で行うとママのストレスも減るでしょう。
2人を抱っこして同時に授乳するのは、体力的にも大変です。そのため、授乳時間が重ならないよう授乳時間を調整するママも少なくありません。2人同時にお腹が空いたときは、上の子には白湯やお茶を与えて下の子を先に授乳するなど工夫しましょう。
年子の子育てでストレスをためないために
ストレスになる上の子の赤ちゃん返りを予防
赤ちゃん返りには、ママの気を引きたい、今までどおりお世話をしてもらいたいという気持ちが根本にあります。たくさんのお世話を必要とする下の子ばかりではなく、意識して上の子にも時間を割くようにしましょう。
上の子を抱きしめたり、お風呂に入ったり、スキンシップの時間を増やすとよいですよ。「大好きだよ」と言葉で気持ちを伝えることも大切です。上の子の気持ちを考え「もうお兄ちゃんなのに」「お姉ちゃんだからできるでしょ」というような言葉は避けるようにしましょう。