就学前の子どもがいるママの為のWEBマガジン

就学前の子どもがいるママの為のWEBマガジン[teniteo]

保育園で育つコミュニケーション能力!社交性が伸びる環境を作ろう

保育園で育つコミュニケーション能力!社交性が伸びる環境を作ろう

保育園に通う子どもは、保育園に通わない子どもに比べるとコミュニケーション能力が育ちやすいようです。人との関わり合いも多く、協調性や社会性も身につけやすい環境にあるともいわれていますよ。保育園に子どもを預けるママやパパは、保育園だけではなく家庭でコミュニケーション能力を育てる工夫もしてみましょう。

保育園児はコミュニケーション能力が高い?

聞く力や話す力などの基礎力が育ちやすい

人と関わり合いを持つために必要なスキルの一つが、社会性です。社会性というのは、自分の気持ちや考えを周りの人に伝えるために必要な表現力です。どのように表現をすれば自分の気持ちが伝えられるのかを、自ら考える必要があります。

乳幼児期はまだ社会性がありません。公園などで複数の子どもが遊んでいても、基本的には個々に遊んでいますよね。ママやパパが少しずつ話をしたり、子どもの思いを受け止めたりすることで、子どもは徐々に聞く力や話す力が育っていきます。これが社会性を育てる基礎となっていきますよ。

保育園に通うことでママやパパ以外に保育士という存在も関わり、子どもの聞く力や話す力を育ててくれるので、より社会性の基礎となる土台が育ちやすいそうです。

周りと一緒に遊ぶことが習慣になり社交的に

乳幼児期は個々に遊んでいた子どもも成長にともない、周りと一緒に遊ぶことが増えてきます。例えば、一人がパズル遊びをしているのを見て「私もパズル遊びがしたい」と思ったときに、少し前であれば遊んでいる子が譲ってくれるのを待ったり、終わるのを待っていた子どもが「い~れて」と声を掛け、一緒に遊ぶようになります。

保育園ではこのように子ども同士が関われる機会も多く、いつの間にか一緒に遊ぶことが習慣化していきます。一人で遊ぶ楽しさだけではなく、一緒に遊ぶ楽しさも感じて周りと自然に関わり合いが持てるようになるため、社交性も身につきやすくなります。知らない場所や知らない子どもばかりでも、「い~れて」と言える社交的な子どもに成長しやすくなりますよ。

他学年のお友だちから学ぶことも多い

2人以上の兄弟がいる家庭では、兄姉がやることを弟妹が真似をしていつの間にかできるようになっていた、という経験を持つ家庭もあると思います。兄姉のやることに、弟妹は自然と影響を受けることは多いですよね。

実際の家庭で兄弟姉妹がいなくても、保育園は他学年のお友だちがたくさんいるので、兄弟姉妹がたくさんいるのと同じ環境になります。年齢が上の子どもがやることを真似てできるようになることも多くあります。もちろん年齢が上の子どもも年下の子どもの様子を見て、気に掛けたりお世話をするなど、お互いによい影響を受け合えます。

他学年のお友だちからも学べる機会が多いため、保育園に通っていない子どもに比べると、ほかの人とスムーズに関われる子どもが多い傾向があります。

保育園での集団生活で得られるメリット

協調性が身につきやすい

遠足などの色々な行事や日々の保育園での生活では、自分の意見を通すだけではなく、周りに気を配りほかの子どもの意見にも耳を貸す必要があります。つまり、子どもが自然と協調性を身につけやすい環境にあるといえますね。

年下の子どもが年上の子どもに手をとられて遊んだ経験から、自分が年上になったときに自然と年下の子どもの手をとって遊ぶようになります。お互いにやりたいことを譲歩しながら、スムーズに生活をしていくための感覚も養いやすい環境でもあります。

保育園での集団生活は不自由に感じることも多くありますが、その中で心地よく過ごすためにはどうすべきかを知識ではなく、感覚的に子どもは学んでいきます。このように自然と協調性が育っていきますよ。

ひとりでできることが増える

家庭ではつい子どもの着替えを手伝うなど、子どもがスムーズにできないことは先回りをしてママやパパがやってしまうことは多いですよね。ですが、保育園では自分のことは自分でできるように練習を繰り返します。今までひとりで着替えができなかった子どもが、保育園に通い始めてから着替えられるようになった、という話を聞くことは多いですよね。

着替えだけではなく、食事やトイレなどもママやパパの手を借りずに、ひとりでできることが増えていきます。子どもが自立していくために必要なことを保育士が教えるだけではなく、周りの子どもとの関わり合いで自然と身につけていけるのも、保育園という集団生活を送っているからこそのメリットといえますよね。

自立心の向上や規則正しい生活リズムも育成

家庭なら、何かあったときにすぐにママやパパに助けてもらえても、保育園では必ずしも保育士が手助けをしてくれるわけではありません。ときには子ども同士で相談をして解決をしたり、自ら考えて解決することが求められます。自然と自立心が向上していくことになりますよね。

家庭では、どうしても家族の都合やその時々で生活パターンが変わってしまうなど、ルーズになりがちな生活リズムも、保育園では規則正しいものとなります。保育園が定めているスケジュールどおりに過ごすことで、子どもは規則正しい生活リズムを身につけることができますよ。保育園での生活に合わせるために、起きる時間や寝る時間なども定まり、家庭の中でも規則正しい生活が送れるようになりますね。

親と保育士とのコミュニケーションも大切

短い時間で質の高い会話を意識しよう

ママやパパが保育園に子どもを送迎するときに、保育士と話ができる時間は長くは取れませんよね。そのためママやパパは保育園の送迎時に、子どもの朝の様子や体調などをごく短時間で保育士に伝える必要があります。夕方のお迎えの時間も、保育士から知りたい情報を少しの時間で聞かなければなりません。

短い時間で、効率よくやり取りする意識を持つ必要がありますね。ただ挨拶を交わすだけではなく、効率のよい会話を意識することで、今まで不安に思っていたことや気になっていたことが解決することもありますよね。

保育園での様子は保育士でなければ分からないことなので、短時間の会話の中でも上手に聞き取れるような会話ができるようになるとよいですね。
42 件

関連記事

この記事のキーワード


  • テニ-とテーオ