気になる混合育児のやり方は?母乳、ミルクそれぞれメインの授乳方法
一口に混合育児といっても、母乳メインなのか、ミルクメインなのかは人によって異なりますよね。ミルクを足す量や与えるタイミングが悩ましいところですが、ママの授乳への考え方や希望によってその方法やコツは異なることはご存知でしょうか?今回は母乳メイン・ミルクメインのケース別に混合育児の方法とコツを紹介します。
混合育児とは?メリットとデメリット
混合育児とはどんなもの?
ママが完全母乳育児を希望していても、母乳が思うように出なかったり、赤ちゃんがおっぱいを上手に吸えなかったりと、なかなか難しいものですよね。それでも体重が順調に増えていれば心配はいりませんが、思うように増えない場合は病院からも「混合育児」を指導されることがあります。
また、各家庭のライフスタイルや環境によって、「母乳メイン」にするか、「ミルクメイン」にするかの判断する必要があります。途中で切り替えても大丈夫なので、ストレスのない方法を選びましょう。
混合育児のメリットとは?
またミルクは腹持ちがよいので、寝る前の授乳でミルクを多めにすると、赤ちゃんもぐっすり寝てくれるときもあり、ママも身体を休めることができますよ。
そして最大のメリットは、赤ちゃんをほかの人に預けやすいということです。ママが体調を崩してしまったときなど、母乳育児だと預けることが難しいですが、ミルクを飲むことができれば、少しの時間でも預けることができます。
混合育児のデメリットとは?
混合育児は母乳にミルクを足すので、完全母乳育児同様に栄養のある食べ物を食べるように気をつわなくてはいけません。また、ミルク育児に必要な粉ミルクや哺乳瓶・消毒類などの購入でお金がかかるほか、哺乳瓶の洗浄・消毒などに手間がかかってしまいます。
外出時は、哺乳瓶・粉ミルク・お湯・替えの乳首などを持ち歩かなくてはならないので、荷物が増えてしまいます。外出先でも、調乳や飲み終わったあとの哺乳瓶を洗ったりするので、授乳する場所に気をつかわなくてはいけませんね。
母乳メインでの混合育児の場合は?
母乳が足りない時の見極め方
まず、母乳を赤ちゃんが欲しがるだけあげます。おっぱいをたくさん吸わせた後、赤ちゃんの様子を見て、30分もしないうちに泣いてしまったり、口を開けて飲みたそうにしていたり、おっぱいを探している場合は、母乳が足りていないサインです。
「母乳が足りないのかな?」と思ったら、もう一度おっぱいをあげてみてください。赤ちゃんのお腹が空いていれば、一生懸命におっぱいを吸います。母乳は赤ちゃんがおっぱいを吸うことで、刺激され分泌されるので、母乳を出すにはたくさん吸ってもらうことが大切です。
授乳間隔はどのくらいあけるのか
混合育児の場合は、授乳間隔が2~3時間くらい空くのが理想です。母乳メインの混合育児でも、ミルクをあげるのは3時間空いてからの方がよいとされています。
逆に、授乳間隔が3時間以上空いてしまう場合は、ミルクを飲みすぎている可能性があります。そして授乳間隔が空けば空くほど、母乳は分泌しにくくなったり、おっぱいが張って乳腺炎になってしまう可能性もあります。
母乳分泌が足りないなどで、一時的に混合育児にし、最終的には完全母乳育児にしたいと考えているママは、ミルクの量に気を付けましょう。
ミルクをどのくらい足すのか
ミルクの量は、赤ちゃんの様子を見ながら20mlずつ調節をしていきましょう。混合であげ、授乳間隔が2~3時間くらい空けばちょうどよい量だと思います。授乳間隔が1時間くらいしか空かない場合は、足りていない証拠です。次のミルクの授乳時間にミルクの量を少し増やしてみてください。
ミルクを一気に増やしてしまうと、吐いてしまったりするので気を付けましょう。最初はミルク量の調節が難しいですが、慣れてくると赤ちゃんに合った量が分かってきますよ。