子ども会で餅つき大会を開催したい!食中毒予防法と準備マニュアル
餅つき大会を開催するには何から準備をはじめたらよいかわからないですよね。揃えるべき道具類、材料、準備にかかる時間の目安、食中毒の心配、餅つき大会の告知チラシに便利な無料イラストの入手方法からお正月の餅の由来など、参考になる情報をまとめました。
子どもと安全に餅つき体験を楽しもう
神様へ1年の感謝とお祈りをこめるお餅つき
年中行事の中でも杵と臼を使って餅を作る機会があるのは、やはり年末ではないでしょうか。年末には1年の感謝を込めて、歳神様(お正月にお迎えする神様)へのお供え物として鏡餅を作ります。豊作の守り神ともいわれており、1年を見守ってくれる神様のため、昔は一家総出で餅つきを行いました。
正月が終わるとお供えしていた鏡餅を下ろし、鏡開きを行います。汁粉や雑煮に入れて食べることが多いですが、これは神様と同じものを食べてパワーをわけてもらうためともいわれています。
個人ではなかなか難しい季節の行事
杵と臼を使った餅つきを行うためには準備するものがたくさんあります。大量のもち米を蒸すための設備、杵と臼、実際に餅つきを行うためのスペース、そして経験。これらを個人で手配してまで餅つきを自宅で行う人は少数でしょう。
団体イベントとして餅つきを行う際も、衛生面や事故防止策の管理など徹底するべきことが多く、餅つき大会が開催されなくなる傾向にあるようです。伝統的な日本のお正月の風物詩ともいえる餅つきを行う機会が減っているのは寂しいものです。子どもにもぜひ体験させてあげたいですよね。
ノロ感染、集団食中毒を予防しよう
食中毒を予防するための注意点が三つあります。餅つきを行う場所は水場が近く、土埃を防げる屋内をなるべく選ぶこと。餅つきに従事する人を限り、体調不良がある人は調理を控えること。使用する調理器具の熱湯消毒、手返し用水の取りかえ、手洗いを徹底すること。
ついた餅は飾り用にして食べる餅は別で用意するか、汁粉や雑煮として再度加熱してから提供するのも食中毒リスクをさげるひと工夫になります。
餅つき大会までに準備する道具や材料
餅つき大会で準備する道具、材料リスト
【餅つき用】
・もち米
・杵と臼
臼を痛めないために準備すべき最低量は1升(もち米1.5kg)
・もち米を蒸す設備
薪と釜戸、またはコンロとプロパンガス
・もち米を蒸す道具
せいろと蒸し布
・ざる
・しゃもじ
・お湯と水
・ボウル
【味付け用】
・ボウル
・大皿
・スプーン、割り箸
・餅取り粉
・味付け用材料(あんこ、きなこ、醤油、砂糖、海苔など)
ボウルやざるは多めに用意すると便利です。もち米を蒸すのは餅つきの1時間前を目安に、せいろを段重ねして蒸す場合は餅つきのペースを考えて5〜10分ほどずらして蒸しましょう。
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餅つきセットや子ども用杵はレンタルもあり
一式レンタルできるので、食材と家庭用調理機器さえ用意できれば、届いてすぐに利用することが可能です。餅つきセットに不具合が生じた場合の保証、道具の使い方に関する相談にも対応、餅つき終了後には使ったままの状態で返送してもよいケースもあるようです。
子どもも餅つきに参加する場合には、子ども用杵も手配できます。大人用と比べて、杵と柄の長さが短く、重さも軽量化されており、大人も子どもも全員で餅つきを楽しむことができます。
普段使う機会の少ない道具はこうして専門家の助けを借りることができます。
チラシ作りに便利な餅つき無料イラスト
「無料素材」「フリー素材」で検索をすると、利用条件付きの場合もありますが、基本的には無料でイラストをダウンロードして使うことができます。「餅」「餅つき」「餅つき大会」といったキーワードと合わせて検索してみてください。好みのイラストが見つかるでしょうか。
ダウンロードした素材は、大きさを変えたり、文字を加えたりと多少の加工であれば問題ないことも多いです。配布元の注意書きをきちんと確認の上、お使いください。