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新生児期に関するアレコレを知ろう。体重減少や黄疸、外出について

新生児期に関するアレコレを知ろう。体重減少や黄疸、外出について

出産という大仕事が終わるといよいよ赤ちゃんとの暮らしが始まります。新しい生活が楽しみな反面、赤ちゃんに黄疸や湿疹が出てどうしたらいいの?と慌てるママも少なくないはずです。そこで今回は新生児期に起こる赤ちゃんの体の変化や、お出かけにのとき気をつけたい点について紹介しますので参考にしてみてくださいね。

新生児の時期と週数や月齢の数え方を知ろう

【新生児期】は生まれてから28日間をさす

生まれたばかりの赤ちゃんを「新生児」と呼びますが、いつからいつまでの期間の赤ちゃんをさす言葉かご存知ですか?母子保健法によると、新生児とは出生後28日未満の赤ちゃんを示すと定められています。

さらに、新生児の中でも生後7日未満の赤ちゃんを「早期新生児」といいます。この期間の赤ちゃんはママのお腹の中から出てきたばかり。心臓や肺がきちんと機能するか、お腹の外の世界に慣れるための一歩を踏み出すとても重要な時期です。

日本では母子ともに入院して、赤ちゃんの健康に問題がないかなど様子をみる時期になっていますね。入院中に気になることは遠慮せず助産師さんや先生に質問してみましょう。不安が少ない状態で退院できたらよいですね。

日数(日齢)の正しい数え方は?

肝心の日数の数え方ですが、医療機関では赤ちゃんが生まれた日を「生後0日」としています。1月1日生まれの赤ちゃんの場合、退院するのが1月5日であれば赤ちゃんは生後4日で退院することになります。

一方で、お七夜やお宮参りなど日本に古くから伝わる行事や出生届では数え方が異なるので注意が必要です。昔からの数え方では生まれた当日が生後1日となるので、出生届は赤ちゃんが生まれた日(生後1日)を含めて14日以内に提出しなければなりません。

1月1日生まれの赤ちゃんのお七夜は1月7日になりますね。しかし、お祝いの行事は決められた日にする必要はありませんので、家族で相談して赤ちゃんの体調がよい日にするのが1番です。

月齢の正しい数え方は?

月齢は赤ちゃんの生まれた月を「生後0カ月」と数えます。生まれた日から28日(4週分の日数)や30日(カレンダー上でのおおよそのひと月の日数)など、決まった日数を足すわけではなく、翌月の生まれた日と同じ日にちに0カ月から1カ月に変わります。

ですので、先ほどの1月1日生まれの赤ちゃんの例でいくと、2月1日に生後1カ月を迎えることになりますね。そして生後12カ月にあたる誕生日に1歳になります。

1歳になるまでの1年間で赤ちゃんはめまぐるしく成長していきます。パパとママにとって忘れられない1年になることでしょう。また、月齢ごとにお祝いの行事や予防接種など意外とすることが多いので、忘れないように予定を立てていけたらよいですね。

新生児の【生理的体重減少】の時期と原因

生理的体重減少の意味やピークはいつ?

赤ちゃんといえば、ほっぺたがふっくらしていて手足もムチムチな姿を想像しませんか?しかし生まれたての赤ちゃんは意外に細く、すらっとした指をしていることが多いのです。

さらに赤ちゃんは通常生後3日頃から体重が減りはじめ、生まれたときの体重を5.0~10.0%ほど下回ります。体重減少のピークは生後3~5日頃で、病院を退院する生後7~10日頃には生まれたときの体重に戻ります。

赤ちゃんの体重が減っていくとママも心配でしょう。これは生理的体重減少と呼ばれるもので、病気なわけでもおっぱいやミルクの量が足りないわけでもありませんので安心してくださいね。

ではなぜ体重が減るのか、どれくらい減ってしまうかなど、生理的体重減少を説明していきましょう。

生理的体重減少の原因は?

生理的体重減少の要因は大きく二つあります。まず一つ目はむくみがとれるためです。生まれたばかりの赤ちゃんはとてもむくんでいますが、ほとんどは生後3日頃でむくみが解消されてすっきりしてきます。

二つ目は、単に授乳量より排出される量のほうが多いためです。赤ちゃんは生まれてすぐ黒っぽいウンチをします。これは胎児のときに飲み込んだ羊水が排出されたものです。それに加えて汗もかきますし、お腹の外では皮膚呼吸や肺呼吸でも水分が蒸発してゆきます。

今までへその緒から栄養をとっていたので乳首を吸う力も弱いですし、ママも授乳に慣れていません。そういったことから、おっぱいやミルクを飲んだ量よりウンチやおしっことして出ていく量のほうが多くなってしまうのです。

減少率の計算方法とは?

生理的体重減少率には計算式があります。
(出生時の体重-現在の体重)÷(出生時の体重)×100=生理的体重減少率

たとえば生まれたときの体重が3,000gで現在の体重が2,800gの赤ちゃんの場合ですと、(3,000g-2,800g)÷3,000g×100=6.6%になります。

ちなみに生理的体重減少率の正常範囲は5.0~10.0%とされています。無事に出産が終わったと思ったら、日に日に赤ちゃんの体重が減っていくので「大丈夫かな?」と不安になるママも多いかもしれませんが、自然な減少なので心配する必要はありませんよ。

もし赤ちゃんの体重が減りすぎているのではないかと気になる場合は、計算してみたら安心できるかもしれませんね。

【新生児黄疸】とは?治る時期や症状

新生児に黄疸がでる理由と治る時期

「黄疸」をご存知でしょうか?黄疸は皮膚や白目の部分が黄色く見える症状です。これは血中のビリルビン(赤血球が壊れたときにできる黄色い色素)の数値が高くなると起こります。

胎児はお腹の中で効率よく酸素を取り入れるために赤血球の数が多く、しかも大人のものより寿命が短いのです。ですので新生児は古くなった赤血球の分解量が多くなるというわけですね。

さらに大人のようにビリルビンを処理するのに必要な常在細菌(健康な体にも存在する細菌)をもっていませんし、消化に使われる酵素もまだありません。そのためビリルビンの血中濃度が高くなり黄疸の症状がでるのです。

一般的に新生児黄疸は生後2~3日に皮膚や白目が黄色く見えはじめ、生後4~5日にもっとも症状が強くなります。

新生児黄疸の症状とチェックポイント

実は新生児黄疸はほとんどの赤ちゃんに起こります。皮膚や白目が黄色く見えはじめるのですが、皮膚で最初に症状がでるのが顔です。その後胸や腰、手足の順に広がっていくのが一般的です。

新生児のビリルビンの正常値は5mg/dl以下です。新生児黄疸のピーク時には正常値の3倍近い13mg/dlまで上がることがありますが、2週間までには正常値に戻ります。ビリルビンの数値が高いときには光線療法(青色の光にあてる治療)をしたり、経過観察のために入院が長引くこともあります。

黄疸を引き起こす原因によってはすぐに治療が必要な場合もあります。主治医に黄疸がでた時期や期間をきかれてもしっかりと答えられるよう、育児日誌などに記録しておくことをおすすめします。

治らない場合は母乳性黄疸の可能性も

もし生後2週間を過ぎても黄疸が消えない場合は母乳性黄疸の可能性があります。これは、母乳の量が少なくてカロリー不足だったり、母乳に含まれるプレグナンジオールというホルモンがビリルビンの排出を遅くしたりするために起こる黄疸です。

母乳性黄疸では特に黄疸以外の症状がでることはありませんが、まれに体重がなかなか増えなかったり、ウンチやおしっこが黄色っぽかったりすることがあります。赤ちゃんのお世話をするときに特に気をつけておくとよいかもしれませんね。

母乳が原因なら母乳育児を中止しなければいけないのかが気になるところですが、必ずしもミルクに変える必要はないようです。ただこればかりは黄疸の数値によりますので主治医の指示に従いましょう。

新生児期に多くみられる【乳児脂漏性湿疹】

乳児脂漏性湿疹の症状と原因

黄疸と同じくらい多くの赤ちゃんが経験するのが乳児脂漏性湿疹(にゅうじしろうせいしっしん)です。赤ちゃんの皮膚は大人より薄いといわれています。ですので、アレルゲン物質など外部からの刺激を守るバリア機能が未熟で乾燥しやすく、実はトラブルが起きやすい肌なのです。

モチモチと弾力があり美しい肌のことを「赤ちゃん肌」と表現するので、初めて赤ちゃんの湿疹を見てビックリするママも多いのではないでしょうか。新生児期~生後3カ月頃まで赤ちゃんはママのホルモンの影響を受けます。そのため皮脂分泌が過剰で、毛穴が詰まりやすい状態なのです。

乳児脂漏性湿疹になると頭皮やおでこ、眉毛、ほっぺたなどにフケのようなものや黄色いかさぶたのようなものができます。あまりかゆみはないので、症状が軽ければ毎日の入浴で皮膚を清潔に保つことや保湿を行うなど自宅でのケアで対処することができます。

シーツなどの寝具もできるだけ毎日交換して清潔を保ちましょう。湿疹をかいてしまうと出血し、細菌に感染する場合があるので、赤ちゃんの爪はこまめに切ってあげましょうね。

乳児脂漏性湿疹はいつまで続く?

乳児脂漏性湿疹の症状は新生児期からではじめます。生後6カ月までは新陳代謝が盛んなうえに思春期と同じくらい皮脂分泌が多く、乳児脂漏性湿疹だけではなく新生児ニキビもできやすい時期です。

個人差はありますが、皮脂分泌が落ち着いてくるのは生後3カ月頃です。一般的に、乳児脂漏性湿疹のピークは生後3~4カ月と考えられていて、その後症状は穏やかになり、生後1歳を過ぎた頃には自然とおさまります。沐浴や入浴で皮膚を清潔に保ち、お風呂上がりは保湿をしてあげましょうね。こまめなケアが大切です。

ただ、洗いすぎには注意が必要です。もちろん皮膚を清潔に保つことは大事ですが、洗いすぎると今度は乾燥が原因で肌トラブルが起こりやすくなりますので気をつけたいところです。生後6カ月以降は乾燥性湿疹が出やすくなります。

先ほど紹介したとおり、乳児脂漏性湿疹はあまりかゆくならないのが特徴です。もし赤ちゃんがいつも患部をかゆがっていたり、かゆいのが原因で四六時中機嫌が悪かったりしたらアトピーの可能性が考えられます。そのときは早めに皮膚科を受診することをおすすめします。

新生児期の赤ちゃんの外出について知ろう

外出が出来る時期は1カ月健診が目安

できるなら1カ月健診が終わるまで赤ちゃんとのお出かけは控えましょう。新生児はとても免疫力が低く、大人なら問題ないような弱い菌やウイルスにもすぐ感染してしまいます。ただの風邪でも重症化しやすい時期です。買い物はネットスーパーやほかの家族が赤ちゃんをみてくれているときに済ませましょう。

それまでお腹の中にいた赤ちゃんにとっては風や日光でさえも刺激です。新生児期はお腹の外の世界に慣れる移行期間。まずは環境の穏やかな自宅でしっかりとお腹の外の空気に慣れさせましょう。

意外と忘れがちですが、お祝いに来てくれるお友達にも周りで風邪が流行っていないか確認しましょう。予防接種が始まる生後2カ月まで、特に気をつけてあげたいところですね。

1カ月健診前に病院に行く場合

出産後は1カ月後に健診を行う産院もありますし、黄疸の数値が高いなど退院後も経過観察が必要とされた赤ちゃんには1週間後に健診を行ってくれることがあります。このときの移動は自動車やタクシーがおすすめです。なぜなら公共交通機関だと、人ごみで菌やウイルスに触れる可能性が高くなるからです。

また、おむつやお着替え、授乳ケープやミルクの道具一式など、赤ちゃんとのお出かけはとても荷物が多くなります。ただでさえ産後すぐでママの体調も本調子ではないでしょうから、たとえ自宅近場の産院であっても、たくさんの荷物を持ちながら赤ちゃんを抱っこして歩くのは大変です。これらのことからも自動車やタクシーでの移動をおすすめします。

新生児が外出するときの注意点

新生児期の赤ちゃんにとって、人ごみや直射日光、匂いや空気など、大人にとってはなんでもないことが負担となります。それでも、もし新生児とお出かけしなければいけない場合は、こまめに様子をみることと持ち物に注意しましょう。

まず体温や機嫌はいつもと変わりがないかお出かけ前に確認しましょう。お出かけ先でもこまめに赤ちゃんの機嫌や体調をみることを忘れずに。赤ちゃんは気温の変化にも敏感ですので、暑そうならすぐに涼しい場所へ移動する、寒そうならケープを巻いてあげるなど、体温調節にも気をつけましょう。

次に着替えやおむつ、おしり拭き、ミルク、タオルなどは赤ちゃんを健康に保つために欠かせないものなので、近場へのお出かけでも忘れずに持って行きましょう。

まとめ

新生児期は28日間ととても短いですが、その間に赤ちゃんの体にはさまざまな変化が起こります。体重が減ってしまったり黄疸や湿疹がでたりと、ママにとっては心配ごとが多い期間でしょう。しかし、どれもほとんどの赤ちゃんに見られる症状ですので安心してくださいね。気になることがあれば早めに小児科や皮膚科を受診しましょう。

また、この時期は赤ちゃんがお腹の外の生活に慣れるための大切な期間です。赤ちゃんとのお出かけはできるだけ控え、赤ちゃんもママも無理なく過ごせるように環境を整えてくださいね。

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