赤ちゃんはいつから声が聞こえるの?妊娠中から話しかけることの効果
お腹の中にいる赤ちゃんに声をかけているママは多いですよね。だけど、いつぐらいから赤ちゃんはママの声が聞こえているのかわからないという方もいますよね。赤ちゃんの耳も成長する過程が決まっています。また、音が聞こえるようになると、ママが話しかけることによって得られる効果もありますので、ご紹介しますね。
赤ちゃんはいつから周りの音が聞こえるの?
お腹の中の赤ちゃんの聴覚の成長過程
お腹の中の赤ちゃんの感覚器官(目、耳、口など)は、妊娠10週までに形になりますが、機能するようになるのは妊娠20週から25週くらいといわれています。この頃になると各器官の神経が脳に結ばれます。
耳の形は妊娠4週くらいからできてくるといわれています。その後、鼓膜がある「中耳」ができてきて、妊娠20週くらいになると、ママの心音や血液が流れる音を聞くことができますよ。そして、妊娠28週を過ぎると、お腹の外の世界のママの声や料理をしているときの音、音楽などが聞こえるようになります。
お腹の中の赤ちゃんが聞きやすい声
一般に、赤ちゃんはママの優しく語りかけるような声が心地よいといわれています。さらに、抑揚のあるハイトーンの声で話しかけると反応がよくなることもわかっています。
ママの声が聞こえているかな?と思ったときは、いつもよりトーンを上げて話しかけてみましょう。ママの声に合わせて胎動を感じることができるかもしれませんよ。
妊娠32週くらいになると、ママとそれ以外の人の声の違いがわかるようになります。この頃には、ママの声に合わせてお口をパクパクさせるようになるそうですよ。
ホルモンの影響で感情は初期から伝わる
ママが赤ちゃんに話しかけているときの幸せな気持ちやパパと喧嘩したときのイライラや悲しい気持ちはホルモンの影響で伝わっています。夫婦喧嘩は赤ちゃんに聞かせない方がよいといわれますが、正確にいうとママが怒ったり、悲しんだりしているときのホルモンの変化が赤ちゃんによくないのです。
また、赤ちゃんに話しかけているときの幸福感は、赤ちゃんも嬉しい気持ちにするといわれています。ママも愛着がどんどん湧いていくので、たくさん話しかけてあげてくださいね。
お腹の中の赤ちゃんに声をかける効果
赤ちゃんの脳を刺激することができる
これには科学的な根拠はなく、個人差もありますが、好奇心旺盛な子どもになったり、夜泣きの少ない子どもになったりなど、先輩ママの声があります。ですがママが胎教しなければいけないとピリピリすると、かえって悪い影響を赤ちゃんに与えてしまう可能性もあります。
あくまで穏やかな気持ちで赤ちゃんに話しかけていきましょう。これは「生まれる前の英才教育」や「生まれる前のコミュニケーション」という考え方があるようです。
ママへのリラックス効果もある
ママが妊娠中に不安やストレスをたくさん感じてしまうと、生まれてくる赤ちゃんも情緒不安定になったり、夜泣きが多くなったりするといわれています。これはママがストレスを感じたときに分泌される「カテコールアミン」というホルモンが関係しているようです。
ママがリラックスすることで、生まれてくる赤ちゃんも精神的に安定するといわれています。さらに、ママの母性本能も強くなっていきますよ。
赤ちゃんに心地よい環境を作ってあげられる
一時的なストレスなら問題はないのですが、それが慢性化してしまうと、血流が悪くなったり、赤ちゃんに届く酸素量が減少してしまったりすることがわかっています。赤ちゃんにとっても、ママが精神的に不健康なことはよくないです。
赤ちゃんに声をかけたり、音楽を聴いたりすることで、赤ちゃんは胎動で反応します。それにママが気づくことで喜びや幸福感を感じることができ、精神的にも安定していきます。
胎教は赤ちゃんにとっても、ママにとってもよいことばかりです。この後、紹介するものを参考に実践してみてくださいね。