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動物も夫婦一緒に子育てするの?動物からみる子育ての在り方

動物も夫婦一緒に子育てするの?動物からみる子育ての在り方

近年では「イクメン」「カジダン」など、育児や家事に積極的な男性が増えてきています。育児を夫婦で行うことは人間特有のものと思っていませんか?実は人間顔負けの「イクメン」が動物世界には存在しているのです。今回はそんな動物の世界の育児事情を、ご紹介したいと思います。動物から学ぶ子育て術がありますよ。

人間以外の子育てってどんなかんじ?

夫婦で協力して子育てする動物

夫婦で協力して子育てをするのは、人間に限ったことではありません。例えば鳥類には、夫婦で卵を温め雛を育てるものが多くいます。皇帝ペンギンが、卵を足の上にのせて温めている姿は有名ですよね。これもオスの仕事なのです。オスは孵化するまでの2カ月もの間、なにも食べずひたすら温め続けるそうです。

また哺乳類でいうと、狼のオスもイクメンです。狼はとても夫婦仲がよく、オスはメスが妊娠すると、メスのために餌を運んできます。またオスは子どもに餌を与えたり一緒に遊んであげたりと、実に子煩悩なパパなのです。

その他にもゴリラなどの類人猿やサル類、ディクディクという牛の仲間の動物などが、夫婦で協力して子育てを行う動物として挙げることができます。

メスだけが子育てをする動物

メスだけで子育てをする動物は多くいます。哺乳類では、95パーセント近くがメスだけで子育てをしているそうです。その理由として、哺乳類特有の「妊娠」「授乳」が考えられます。妊娠、授乳は哺乳類のメス特有ため、オスが育児に関わらなくても子育てができる状態になるのです。

また夫婦仲がよいことを「おしどり夫婦」といいますが、「おしどり」もメスだけが子育てをする鳥です。おしどりは毎年新しいペアを作る鳥で、卵が生まれるとペアは解消します。卵を温め子育をするのは、メスの仕事です。鳥類は95パーセント近く夫婦で子育てをする中、異色ともいえる鳥がおしどりとは驚きですね。

さらに爬虫類のワニも、卵から子ワニの間メスが子育てをすることで知られています。

オスだけが子育てするイクメン動物

次に、オスだけで子育てをする動物を、いくつかご紹介します。まずはカエルです。ある種のカエルのオスは、卵のそばにいて外敵から守ります。また卵からかえったオタマジャクシを小カエルになるまで、口の中で育てる種類もいます。

魚類にもオスだけの子育てがあり、究極のイクメンは「タツノオトシゴ」です。タツノオトシゴは、メスがオスのお腹に卵を産み付けます。そして一カ月もの間オスはお腹の中で受精卵を育て、稚魚になるとなんとオスは「出産」するのです。

さらに「レア」と呼ばれるダチョウに似た鳥も、オスだけで育児をします。オスは産み付けられた卵を、たった一人で温め孵化させます。そして孵化してからも独り立ちするまでは、ずっと寄り添い子どもを守るそうです。

動物の子育てから学ぶこと

子どもは親の行動から学ぶ

動物の子育てから私たち人間が学ぶことは、色々あります。育児のヒントになるポイントを、考えてみましょう。

例えば動物の子どもは、餌の取り方だったり身を守る方法だったり、生きていくうえで必要なことをすべて「親の行動」から学びます。人間はどうでしょうか?言葉を上手に操れる生き物のため、しつけや教育は口頭でするものと思っていませんか?もちろん言葉で伝えることは大切なことです。しかし同じくらい「パパやママの行動」が、子どもの教育に大切なことを理解していますか?

子どもの前での言葉遣いや食事の仕方、他の人への接し方など考えてみてください。日々の生活での親の姿そのものが、子どもへの教育に大きな影響を及ぼします。自分の行動や姿は大丈夫か、一度振り返ってみてもよいのではないでしょうか。

子どもは親を映す鏡です。「こんな大人になってほしい」と思うなら、まず自分たち親が理想の大人に近づく必要があるのかもしれませんね。子育ての面白みの一つに、親も成長できるという点があります。普段より少し、子どもの目を気にしてみてはどうでしょうか。

遊びから学ぶことは多い

動物園などで、サル山を見たことはあるでしょうか?サル山では、子ザルが楽しそうに駆け回って遊んでいます。色んなサルにちょっかいを出して、ときには喧嘩が起こることも。この遊びの中で子ザルは、力加減やしてはいけないことなど「社会性」を学んでいるのです。

「社会性」を身に付けることは、人間においてもとても重要です。自分以外の他者との関わりを上手に持てるためにも、子どもに身に付けてもらいたいものですよね。子どもは成長の過程で親や友達、そのほかの多くの人と関わりを持つことで、社会性を育てることができるそうです。

しかし、強制的に関わりを持たせようとすると、嫌な思い出になってしまう場合があります。人との関わりが苦手になってしまうこともあるかもしれません。できるだけ楽しい遊びの中で、子どもが他者と関われるようしてみましょう。

子ども同士で遊べるようになれば、親は少し離れて見守ってください。「喧嘩かな?」と思っても、危険でなければすぐに間に入らず、様子を見てみましょう。問題にぶつかったときこそ、学びのチャンスなのですから。
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