月齢で違う乳児のサイズを把握!服の選び方や足と頭囲の測り方
赤ちゃんの足のサイズの測り方
まずかかとを計測紙のゼロに合わせ、子どもを立たせます。足に体重がかかった状態で測るのが基本です。赤ちゃんが指先を丸めているなら、のばしてあげてから計測しましょう。
シューフィッターに計測してもらうのもおすすめです。シューフィッターとは足と体の健康を学んだ専門家で、靴選びや計測のスペシャリスト。ママの強い味方になってくれるはずですので、定期的にプロに計測してもらうのもよいかもしれませんね。
靴下は靴をはくようになってから使おう
実は赤ちゃんは手足で熱を放出しているため、靴下やミトンをつけてしまうと体に熱がこもりがちになってしまいます。特に現代は冬場でも暖房がきいている家庭が多いので、外出しないかぎり靴下をはかせなくてよいでしょう。
特に立ったり歩き始めたりする時期は、滑り止めがついている靴下より裸足のほうがずっと安全です。それに足裏には多くの神経が通っていて、刺激を受けると感覚や脳の発達がよくなるともいわれています。
靴をはくようになれば靴下が必要ですが、それまでは裸足で過ごしてたくさんの刺激を与えてあげましょう。
乳児の頭のサイズと帽子の必要性を知ろう
月齢ごとの赤ちゃんの頭のサイズ
生まれたばかりの赤ちゃんは頭蓋骨が完全に繋がっていません。これは分娩時に必要なことで頭の骨が柔らかいほうが産道をとおりやすいからなのです。
それだけではなく成長する脳に対応するためでもあるようです。新生児の頭に見られる骨と骨の継ぎ目(大泉門)が小さくなっていくのは生後10カ月頃で、完全に継ぎ目がふさがるのは2歳前後です。
赤ちゃんに帽子は必要なの?
特にここ数年の夏の暑さは厳しく、大人でも熱中症で倒れたり救急搬送されることも。小さな頃から帽子をかぶる習慣をつけておくと、赤ちゃんも帽子に違和感を抱くことなくスムーズにかぶってくれるでしょう。
それに赤ちゃんの肌はとても繊細です。大人にとってはどうということのない日差しでも、赤ちゃんにとっては刺激が強くてやけどや水ぶくれを起こすことも考えられます。冬場には防寒もできますし、できるだけ帽子を持ち歩くように心がけましょう。
赤ちゃんの帽子のサイズの測り方
帽子のサイズを測るためにメジャーを用意しましょう。耳の付け根より指2本分を並べた位置から後頭部の1番出っ張っているところ、そしておでこの生え際ちかくをとおって頭をメジャーで囲みます。測ったサイズに1~2cm足したサイズの帽子を選ぶと、かぶったときにきつくないのでよいかもしれませんね。
計測が難しい場所ですし、帽子にはニット帽やキャップなどさまざまな種類があってかぶり方も異なります。赤ちゃんと一緒に買い物へ行けるときは試着をおすすめします。
乳児の頭囲のサイズの大きさに注意しよう
乳児の頭が【小さい場合】に考えられる病気
頭囲が大きくならないときは「小頭症」という病気の場合があります。これは染色体異常やママが妊娠中に風疹などにかかっていた場合(胎内感染)、それに細菌やウイルスが脊髄や脳に感染する場合(中核神経感染症)などで発症するケースがあります。
ほかにも妊娠22週以降から生後7日未満の周産期に重症仮死などが起こり、小頭症になることもあるようです。小頭症は合併症をともなうことも多く早期発見と治療が重要になってきます。
乳児の頭が【大きい場合】に考えられる病気
これは脳内の髄液が過剰分泌されるもので、頭囲が大きくなるだけでなく発達運動障害やけいれんなどを起こす病気です。先天的な原因としては風疹やトキソプラズマへの胎内感染、後天的な水頭症はケガによるものや感染症への炎症が原因となることがあるようです。
それ以外にも脳腫瘍や染色体異常、ケガや感染症による硬膜下血腫や硬膜下水腫などさまざまな原因で巨頭症を引き起こしている可能性があります。
このような病気を発見するために乳児健診は行われているのですね。赤ちゃんのためにも早めにスケジュールを立てて乳児健診を忘れず受けましょう。
成長曲線にそっていれば心配しなくて大丈夫
大人と同じように赤ちゃんの頭の大きさには個人差があります。遺伝によるところも多く、成長曲線から目立つほどはずれていなかったり、その子なりに少しずつでも成長の様子が見られるようならあまり心配する必要はなさそうです。
ただし新生児の頃から頭が全然大きくならなかったり、急に大きくなった場合は小頭症や巨頭症の可能性が考えられるのですみやかに病院を受診しましょう。またこれらを引き起こす要因の一つに風疹の胎内感染がありますが、妊娠中は人混みを避けたりパパにも風疹の予防接種を受けてもらうなどして風疹感染の予防に努めましょう。