ママを助けてくれる子育てヘルパー。種類やお仕事内容をご紹介
「子育てヘルパーって、どんなことをしてくれるの?まわりの助けがなくて困っているけど、赤ちゃんや上の子のお世話、家事などを任せられるの?」と、サービスや仕組みがわからず利用をためらっているママに、サービス内容、料金、自治体と民間の違いやメリットデメリットを詳しく紹介していきます。
子育てヘルパーとは。民間と自治体の違い
子育てヘルパーとはどんなお仕事?
サービス内容は、食事・洗濯・掃除・買い出しなど、衣食住に関わるお手伝いや、赤ちゃんの沐浴やオムツ替え、兄弟がいる場合は上の子の世話など育児をお手伝いしてくれます。とくに大変な産後の産褥期には、産後ヘルパーがおすすめです。
同じようなお仕事で、家事代行サービスやベビーシッターなどがありますが、産後ヘルパーの特徴は家事育児はもちろん、体も心も不安定な産後ママに寄り添ってくれることです。育児相談などにものってくれるので、心強いでしょう。
民間と自治体ではどう違うの?
<民間>
サービス内容が自治体に比べて充実しています。衣食住のお手伝いに加えて、保育施設や習い事の送迎など自治体では行えない、保護者に代って保育をしてくれるので助かりますよね。育児セラピストや保育士など、有資格者をそろえているところが多いようです。
<自治体>
サービス対象となる人が決まっています。妊娠中・出産後の体調不良により家事育児ができない人、家事育児を手伝う人がいない人などです。ただし、自治体によって大きく違いがあるようです。
手厚いサービスを希望するなら民間、送迎などは必要ないのであれば自治体など、特徴を知っておくとよいでしょう。
利用料金には大きな違いも
<民間>
基本的に時給もしくは日給を採用している企業が多いようです。
9時~17時の8時間コース:平日24,000円/土日祝28,000円
9時~15時の6時間コース:平日18,000円/土日祝21,000円
自治体に比べて料金が高めですが、派遣時間が長いので助かりますね。
<自治体>
自治体によって違いはありますが、1時間500~1,000円、1回2~4時間、生後半年の乳児のいる家庭のみ、など。
※住民税の非課税世帯と生活保護世帯は、無料。
民間に比べて派遣時間が短いですが、料金がかなり抑えられます。夫婦で相談して納得いく選択ができるとよいですね。
どんな人が来て何をしてくれるの?
子育てヘルパーの種類を知っておこう
<産前ヘルパー>
区役所から母子手帳をもらったあと申請ができます。ひどい悪阻や妊娠による体調不良によって家事育児ができず、まわりの助けを得られない妊婦が対象になります。炊事・洗濯・掃除・買い出しなど日常的な内容の手伝いなどをしてくれます。
<産後ヘルパー>
産後1年未満で、家事育児が困難であり、まわりの助けを得られない家庭が対象になります。日常的な内容の手伝いをしてくれます。
<子育て応援ヘルパー>
産後1年を経過し、就学前の子どもがいて、家事育児が困難であり、まわりの助けを得られない家庭が対象になります。日常的な内容の手伝いをしてくれます。
料理、掃除、洗濯、お世話など家事全般
共通するのは、身近に頼れる存在がいないときですよね。そんなときはヘルパーを利用することを考えてみませんか。先に紹介しましたとおり自治体と民間によってサービス内容は違いますが、基本的に日常生活においての手伝いであれば、ヘルパーにお願いできます。とくに産後は、買い出しや料理が負担ですよね。
上の子もいる場合、ママが赤ちゃんばかりで構ってもらえずぐずってしまうと、ママひとりでは苦しい状況だと思います。体調だけでなく精神的にも辛ければヘルパーを頼ってみましょう。
フレンドリーでママ友のような人
ママ同士でも、気の合う人やあまり気の合わない人などがいるのと一緒で、身近でお世話をしてくれて育児話などを聞いてくれるヘルパーさんは、少しでも気が合う人がよいですよね。
ヘルパーを利用するということは、プライベート空間である自宅で、日常の自分の姿をさらすということです。とくに料金の高い民間を利用する場合は、事前の面談は慎重にしましょう。立派な資格を持っているからという理由だけではなく、人柄や相性もチェックしたいですね。