赤ちゃんの夏の暑さ対策をしよう!役立つグッズや対策をご紹介
赤ちゃんとはじめての夏をむかえるにあたり、「暑がりな赤ちゃんが熱中症になってしまわないように、どのような対策をすればよいのだろうか」と悩んでしまうパパやママは多いのではないでしょうか。赤ちゃんの暑さ対策のポイントや、あると便利なグッズについてご紹介していきます。
暑さ対策するときのママのギモンに答えます
赤ちゃんはなぜ暑がりなのか
しかし、小さな体では体内に溜めこむことができる水分量は大人と比べると少なくなってしまいますし、体温調整機能が未熟なため、自分で汗をかいて体温を調節することが苦手です。外の気温に左右されやすく、夏場には体の中に熱がこもって熱中症になりやすくなるのです。
「暑い」「のどがかわいた」などの気持ちを泣くことでしか表現できない赤ちゃんが脱水症状を起こしてしまわないように、周りの大人が服装や室温、汗のかき具合などにこまめに気を配ることが大切ですね。
エアコンは使っても大丈夫?
夏場の赤ちゃんが過ごしやすいとされる気温は25〜28℃といわれています。赤ちゃんが多くの時間を過ごす家の中では、エアコンやサーキュレーターを上手に使って室温のコントロールをするとよいですよ。
深夜から朝にかけては扇風機だけで過ごすことも可能ではありますが、赤ちゃんの汗のかき具合を見ながら調整することが大切です。1日中エアコンのきいた部屋で過ごしてしまうと赤ちゃんの体温調整機能が育たないともいわれていますので、温度や湿度と照らし合わせながらエアコンを上手に活用し、赤ちゃんの体調管理をしてくださいね。
暑いけどミルクの温度は変えるべき?
冷たいミルクでは胃腸を冷やしてしまうことになるので、ミルクの温度は変えず、赤ちゃんが過ごす部屋の温度や衣服で調整するようにしましょう。
ミルクは月齢ごとの適正量を守って与え、ミルク以外で水分補給をする場合には白湯(湯ざまし)か赤ちゃん用の麦茶を生後2カ月ごろから与えるとよいでしょう。
ミルク以外の飲み物は苦手な赤ちゃんも、お風呂上がりにのどが渇いているときであれば少し飲んでくれるかもしれません。ミルク以外の飲み物に慣れるための練習にもなりますよ。
赤ちゃんの夏の暑さ対策をご紹介!
暑さ対策「ベビーカー編」
朝夕の時間帯であっても気温が高いので、こまめな水分補給は欠かせません。30分〜1時間に1度の間隔で水分を取れるよう、日影や屋内で休憩するようにしましょう。
また、アスファルトからの反射熱でベビーカー内は高温になります。保冷剤を入れるポケット付きのベビーカーシート、幌(ほろ)にとりつける日よけカバー、UVカット機能付きのブランケットなどを使い、ベビーカーの暑さ対策をすることが大切です。
暑さ対策「寝床の環境編」
・ベビー用の寝ゴザを使う
・冷感敷きパッドを使用する
・メッシュ素材や速乾性の肌着やパジャマを着せる
・汗とりパッドを背中にはさみ、汗をかいたら取りかえる
あまりに暑く寝苦しい夜にはエアコンの「おやすみモード」にすることも必要です。そのときには、以下の点に注意してくださいね。
・赤ちゃんにエアコンの風を直接当てない
・布団で足元まで覆うと熱がこもってしまうので、薄手のタオルケットやバスタオルをお腹あたりにかける
暑さ対策「服装、下着、おむつ編」
肌着や服は、通気性や吸湿性にすぐれたガーゼや天竺(てんじく)素材のもので、脇の部分に汗を吸うように袖付きのものを選ぶとよいでしょう。背中部分によく汗をかく場合には、汗とりパッドを背中にはさみ、汗をかいたら取り外すようにするとあせも対策にもなります。
おむつかぶれやあせもができやすい時期ですので、おむつ替えのときにはよく皮膚を乾かしてから新しいおむつをつける、こまめにおむつを替えて湿気がこもらないようにする、といった工夫もしましょう。
あればママの役に立つ!?グッズは
使いまわせるアイスノン、保冷剤
お出かけのときにはベビーカーのシートの下に入れたり、抱っこひもで赤ちゃんを抱っこするときにママと赤ちゃんの間に挟んだりして使います。冷たくなりすぎないようにタオルで巻いてから使うようにしましょう。
寝苦しい夜にアイスノンを頭の下に置いたり、タオルで巻いた保冷剤を挟んだりすると気持ちがよいものですが、1歳未満の赤ちゃんへの使用は注意が必要です。まだまだ体温調整機能が未熟な赤ちゃんの場合、長時間冷やされることによって体が冷えすぎてしまう恐れがあります。使用する場合には、冷えすぎていないかときどき確認してくださいね。