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喪中のお盆にお墓参りはできる?新盆の時期やしきたりなどの注意点

喪中のお盆にお墓参りはできる?新盆の時期やしきたりなどの注意点

喪中の「お盆玉」については良識の範囲で

お盆玉とはお盆に帰省した孫に、祖父母がお年玉と同様にお小遣いをあげる風習です。親戚同士でも子どもたちに、お盆玉をあげることもあるでしょう。

喪中にはお年玉は控えるのが一般的です。お盆玉をお年玉のお盆版と考えれば控えた方がよいかもしれません。

けれどもお盆玉の由来は、商家が丁稚さんにお盆と正月にお小遣いをあげたことだともいわれます。また、お盆に祖父母が孫の喜ぶ顔を見たくてお小遣いをあげた習慣が、2010年に「お盆玉」という造語になった経緯もありますよ。

故人をしのんでいる時期に無理をしてお盆玉をあげる必要はないですが、お盆玉をあげる場合はカラフルなポチ袋は避け無地や白い袋に入れて、「喪中だからね」などと一言添えて渡した方がよいですね。

故人を供養する気持ちと準備が大切

新盆の準備は忙しく、気を遣うことも多いですが、故人を供養する気持ちを大切にして行えるとよいですね。たとえば盆棚に果物や花を用意するときに、「この果物が好きで、大喜びしたね」「この色が好きだったよね」などと家族で話しながら供えるのも供養の一つかもしれませんね。

新盆で帰省するときは、日持ちがするもので故人が好きだったものをお供えに持参する場合も多いです。お酒が好きだったらビールなどをお供えするのもよいですね。法要後に分けやすいように個包装の季節のお菓子も定番ですよ。

お花を持参する場合は白や淡い色が一般的ですが、故人が好きな花をお供えする場合もあります。お盆が行われる地域の花屋で相談すると、ふさわしいお花を選んでくれますよ。

まとめ

新盆(初盆)は、故人が四十九日を過ぎて初めて行われるお盆を指します。喪中は神社へのお参りは避けますが、先祖やほかの人のお墓参りに行っても大丈夫ですよ。毎年のお盆も通常通りお墓参りをして問題ありません。

四十九日の期間とお盆が重なる場合は、次の年に新盆を行うのが一般的です。新盆は通常のお盆とは異なり、法要や会食をするケースが多いです。参加する子どもの服装は幼稚園の制服や白黒などの服装にしましょう。

新盆の準備は大変な場合が多いですが、故人を供養する気持ちを大切にして準備できるとよいですね。
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