塩素系漂白剤はどう使う?赤ちゃんがいるママが気をつけたいこと
塩素系漂白剤を使うときの注意点
塩素系ハイターと酸性の洗剤は混ぜない
まず、塩素系ハイターは酸性の洗剤とは混ぜないようにしたいですね。ハイターの中に含まれている次亜塩素酸ナトリウムが強い酸性の洗剤と混ざると、人体に有害な塩素ガスを発生させます。
塩素ガスが発生すると、鼻の奥がツーンとするような刺激臭がし、呼吸器や目、口腔などの組織が損傷する可能性があります。少し吸い込んだだけでも呼吸困難や頭痛、めまいといった症状が出現することがあるので要注意ですよ。
特にボトルに「混ぜるな危険」と書いてあるものには気をつけましょう。
掃除の際はゴム手袋とマスクを着用し換気を
赤ちゃん用品の消毒にも使えるハイターなので危険はないと思い込みがちですが、ハイターは強アルカリ性なので、正しい使い方をすることが大切ですよ。
たとえばハイターに素手で触れると、手がぬるっとしますよね。これはハイターのせいで皮膚の表面が溶けることによって起こります。万が一肌についたら速やかに水で洗い流すか、ぬめりが気になる場合は酢や酸性の液体をつけて中和させてから洗い流すようにしましょう。
塩素の臭いで具合が悪くなる人もいるので、しっかりとマスクをして、換気をするようにしたいですね。
赤ちゃんがハイターに触れないようにする
万が一赤ちゃんがハイターを舐めたり飲んだりした場合は、すぐに口を水でゆすがせ、水もしくは牛乳を飲ませるようにしましょう。牛乳は胃粘膜を保護する役割があるので効果的です。
酸性のジュースや炭酸飲料を飲ませると、赤ちゃんの体内にあるハイターと化学反応を起こし、体内で有毒ガスが発生する危険性があるので要注意ですよ。また、無理に吐かせようとすると吐しゃ物が気管へ流れることがあるので危険です。
応急処置をしたら、速やかに病院へ行くようにしましょう。
まとめ
塩素系漂白剤を使うと、洗いにくい赤ちゃん用品もしっかりと消毒することができます。塩素系ハイターを使って赤ちゃん用品を常に清潔に保つようにしたいですね。
ハイターを使うときは、酸性の洗剤と混ぜない、直接手で触れないなどの注意事項を守るようにし、くれぐれも赤ちゃんの手が届く場所に置かないようにしましょう。