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1歳の子どもがすぐに怒る理由は?子どもへの上手な接し方と対処方法

1歳の子どもがすぐに怒る理由は?子どもへの上手な接し方と対処方法

1歳の子どもが怒りっぽくなり、どう接すればよいのか悩むママは多いようです。特に子どもが怒って泣きながら物を投げたりするようになると、この先大丈夫だろうかと心配になってしまいますよね。そこで、1歳の子どもが怒る理由や上手な接し方についてまとめてみました。

1歳児が怒ることの裏にはこんな理由がある

気持ちを伝えたくて自己主張しているから

生まれてからしばらくの間、赤ちゃんはパパやママにすべてを頼ることで安心して生活をすることができます。そして、少しずつ言葉が出始めるようになると、自分にも意思があることに気づきます。この自我の芽生えが、いわゆる「イヤイヤ期」につながるのです。

一般的にイヤイヤ期は2歳くらいから始まると思われていますが、早い子では1歳で始まる子もいるでしょう。「自分でやりたい」「今はやりたくない」など、行動の一つ一つを自分の考えどおりに進めたい時期ですね。

しかし、1歳くらいではその強い気持ちを自分の言葉でうまく伝えることができません。子どもは、その言葉にできない気持ちを「怒る」という表現で自己主張しているのかもしれませんね。

怒ると泣くのは甘えたい気持ちがあるため

怒りだすと決まって泣く子がいます。1歳になると声も大きくなってくるので、外出先などでは特にママは困ってしまうかもしれませんね。泣き出してしまうとますます言葉が出にくくなるので、どうして怒っているのか、理由を聞きだすのも大変です。

子どもが怒ると泣くのは、自分の思いどおりにならないからだと思っているママもいるのではないでしょうか?「泣く」という感情表現は、実は甘えたい気持ちの表れでもあるのです。

子どもは泣けば必ずママやパパが来て、自分を気にかけてくれることを赤ちゃんの頃から学んでいます。もっと甘えたい、かまってほしい気持ちが怒りとともに出てしまっているのかもしれませんね。そのようなときは、子どもが甘える時間を意識して作るとよいでしょう。

思いどおりにならず怒って叩くことも

「自分でやりたい」「きっとできる」という自我の芽生えとは反対に、1歳では自分の思いどおりに体は動かず、伝えたいことをすべて言葉にすることもできないでしょう。この噛み合わない気持ちと体が、もやもやしたりイライラしたりする原因になります。

その「もやもや」「イライラ」を、怒ったり叩いたりすることで表しているのかもしれません。ただ、これまで愛情いっぱいに育ててきた子どもが突然ママを叩いたら、ママは悲しくなってしまいますよね。

しかし、子どもが親を叩くのは嫌いだからではないので安心してください。この時期の子どもは、自分が何をしてもママやパパは味方でいてくれるという自己肯定感を身につけていきます。ママは大変ですが、温かく見守っていきたいですね。

怒りっぽい1歳児への上手な接し方は?

よいことと悪いことの区別を教えよう

1歳を過ぎ、自己主張をするようになってくると、少しずつよいことと悪いことの区別もできるようになってきます。そのため、子どものしつけはこの頃から始めるのがよいといわれています。

そうはいってもまだ1歳ですので一度にたくさん覚えることもできませんし、すぐに理解することもできません。まずは、危険なことをしないということや、朝起きたら顔を洗うなどの生活習慣を教えるとよいでしょう。

子どもによいことと悪いことを理解してもらうには、落ち着いた口調で何度も根気強く伝えることがポイントです。まだ言葉を理解しきれない子でも、だんだん「これはやってはいけないんだ」とわかってきます。そして、きちんと守れたときには褒めてあげることで、この先も忘れずに守れるでしょう。

わかりやすく短い言葉と表情で叱ろう

1歳くらいの子どもは、好奇心に任せて危険ないたずらをしたり、自分の思うままに物事を進めようとするのでお友だちからおもちゃを取ったりと、ママが困ることをたくさんするでしょう。しかし、いけないことだとわかってもらうために厳しく叱ることは、逆効果になるかもしれません。

確かに、言葉を理解しきれない子どもはママの口調から怒っていることは感じ取るかもしれませんが、恐怖感から何がいけなかったのかを理解することができなくなってしまいます。

きちんとわかってもらうためには、「だめ」「バツ」などわかりやすく短い言葉で伝えることが大切です。そして、笑ったりせず真剣な表情で伝えるのもポイントです。叱った後は優しくフォローすることで、子どもは安心できるでしょう。

ジェスチャーを使うと気持ちが伝わりやすい

1歳くらいでは「いけない」「だめ」という短い言葉でさえ、まだわからない子もいます。そのような子は、ママの怒った顔だけが記憶に残り、その後もまた同じことを繰り返してしまうでしょう。

言葉がわからなくてもいけないことだと理解してもらうには、言葉と一緒にジェスチャーを使うとよいです。一番わかりやすいのは、両腕で大きくバツをしたり、首を横に振ったりする動きでしょう。できれば、短い言葉とジェスチャーで子どもの関心を引いたところで、いけない理由やそれをやるとどうなるのかを落ち着いて話せるとよいですね。

ジェスチャーを使うことで、子どもに余計な恐怖感を与えずに済むでしょう。また、しっかりと記憶に残してもらうためにも、ジェスチャーは大きくやるのがコツです。
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