室内の扉を引き戸にリフォーム!育児中ならではのメリットデメリット
押して開けるドアは風で勢いよく閉まると小さな子に危険ですが、引き戸はその心配がありませんよね。そのほかにも、なにかと便利な面が多い引き戸へリフォームを検討しているママもいます。今回は室内の扉を引き戸にリフォームするメリットやデメリット、自分で引き戸に簡単に取りつけられる安全対策商品をご紹介します。
部屋の扉を引き戸にするメリット
部屋を広げたり個室にしたりできる
引き戸は開けたままにしやすいうえに開ける幅も調節可能です。子どもが小学生になって隣接の部屋で宿題をするときも、半分くらい開けておけば子どもは集中しやすいですし、ママはキッチンで子どもの気配を感じられます。
たくさんお客様が来たときは、引き戸を開放してリビングを広く使えます。さらに引き戸を天井まであるハイドアにすれば、ドアを開けたとき隣接した部屋との一体感が増して解放感が高まりますよ。
開けた場合に無駄なスペースがない
たとえば狭い洗面所に隣接した浴室を引き戸にすれば、洗濯機や収納ラックの置き場所に余裕ができます。子どもとお風呂に入るときも脱衣所を広く使えて便利ですよね。
ある程度大きな子ならノックをして入れば済むことですが、ドアの前に赤ちゃんや小さな子がいた場合、ドアが当たって危険な場合があります。しかし引き戸であればそのような心配もありません。
引き戸の方が壁の中に入っていたり壁に沿っていたりするため、開けているときの見た目もすっきりした印象になりますよ。
家の中の風通しがよくなる
来客中、目隠ししたいけれど風は通したい場合も、開き具合が調節可能な引き戸は便利ですね。キッチンの近くを引き戸にすると、夏にコンロを使うとき風が通りやすくエアコンの使用量を抑えられるかもしれません。
ドアの場合は毎回ストッパーをしないと、風が通るときにバタンと閉まることがありますよね。いきなりドアが勢いよく閉まったとき、赤ちゃんや小さい子が近くにいると危険です。けれども引き戸は、このような危険はありませんよね。
引き戸は風だけでなく、光も取り込みやすいメリットがありますよ。
思わぬケガにも?引き戸のデメリット
子どもの指挟みは注意したい
小さな子の中には引き戸を開け閉めしたがる子もいます。引き戸を開け閉めして遊んでいるうちに、指を挟む場合もあるでしょう。挟むだけでなく戸袋に指が引き込まれるケースもありますよ。
ドアはノブに手が届かないうちは開けにくいですが、引き戸はつかまり立ちするくらいの子でも両手で引いて開けられる可能性があります。引き戸を開けた近くに階段があると落下の危険がありますよね。ママが知らない間に引き戸を開けて家の外まで出る可能性もあり、注意が必要ですね。
防音性はドアに比べて低い
引き戸はスライドして動かす構造上、上下に隙間があります。またドアほどカッチリと閉まりにくい場合が多いです。
ピアノなど楽器の練習をする部屋は、音漏れ防止のためにドアの方がほうが合っているかもしれません。また、トイレを引き戸にした場合はドアよりも音が漏れやすいです。
ただ、小さい子がいる場合トイレを引き戸にした方がママが手伝いやすかったり、開け閉めが安心だったりしますよね。トイレの扉は、音漏れが響くと困るリビングや寝室との距離も考慮して選択する必要があるかもしれませんね。
設置する場所に限りがある
引き込むスペースにはスイッチやコンセントがつけられません。壁の中に戸を引き込む戸袋タイプは一見壁なので大丈夫そうですが、中にレールが通っているため同じようにつけられません。
そのため場合によっては部屋の外に電灯のスイッチをつけたり、トイレのタオル掛けなどを移動する必要があったりします。リフォームするときは注意が必要ですよね。
下にレールがある引き戸はレールにたまった埃やゴミの掃除が少し手間かもしれません。レールが上にある上吊り引き戸ならば、床にレールがないため掃除は不要ですね。
引き戸にするなら子どもの安全対策を
ストッパーをつけて扉で遊ぶことを防ぐ
両面テープ部分をはがして引き戸に貼るタイプの商品があります。貼った後に突起を上げればストッパーになって戸が開かず、突起を下げて平らにするとスライドして開きますよ。
簡単に開閉が管理できますね。ママが少し席を外すときなどにストッパーをすれば、子どもが指を挟んだり戸袋に引き込まれたりしにくくなります。
1パックに複数入っていて値段も高くない商品が多いので、食器棚やクローゼットで引き戸になっている箇所にも気軽に取りつけられますよ。子どもが届かない高い位置に取りつけましょうね。