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人形遊びがもたらすメリットを紹介!親子の遊び方や人形の選び方とは

人形遊びがもたらすメリットを紹介!親子の遊び方や人形の選び方とは

人形遊びが大好きという子どもは多いですよね。ママ自身も、子どものころたくさん人形遊びをしていたのではないでしょうか。「遊び」ではあるけれど、人形遊びは子どもの発達にとてもよい影響を与えてくれます。人形遊びがもたらすメリットや人形の選び方などを知って、親子で人形遊びを楽しみましょう。

子どもが人形遊びをするメリットとは

相手の気持ちを考えることを自然と学べる

早い子どもでは、0歳代のころから人形が大好きということもありますね。肌触りや見た目など、気に入るポイントはそれぞれに違いますが、ほかのおもちゃとは少し違った接し方をする子どもも多いようです。

人形を実際の人や動物など、生き物に触れるように大切に扱う姿が見られたら、相手の気持ちを考えることができてきたのだと、我が子の成長を喜べますね。人形遊びを通して、どんな風に触れられたら相手が喜ぶのか、どんな話し方がよいのかなど、子どもが自然と優しい心を学んでいくでしょう。

どんなに幼くても、子どもは「母性」のような相手を受け入れる優しい心を持っているものです。お友だちや兄弟姉妹など、身近な人を大切にできる心が育まれていければ、ママとしても嬉しいですよね。

コミュニケーション能力が高まる

人形を使って遊ぶとき、子どもは人形に話し掛けたり、人形がしゃべっているように演技をしたりしますよね。ひとりで遊んでいても、静かに遊んでいても、そこには子どもなりのストーリーが進行しているはずです。

まだうまく言葉が話せない子どもでも、自分の気持ちを伝えたい、表現したいという欲求を持っています。人形遊びはそういった子どもの欲求に応えることのできるおもちゃといえるでしょう。

言葉だけでなく、身振り手振りを交えて人形と接することで、言語能力やコミュニケーション能力が高まるといわれています。恥ずかしがり、人見知りといった子どもでも、人形遊びを通して自分以外の他者と関わる練習をすることができるでしょう。

人形遊びからごっこ遊びへ発育とともに変化

0~1歳くらいまでは、人形遊びといっても子どもが一方的に人形を可愛がる、ということがほとんどです。しかし2歳を過ぎたころから、徐々に言葉の理解が進み、人形を使ったごっこ遊びが始まります。

ごっこ遊びによっては一人二役、三役を演じることもあり、言語能力や表現力はさらに発達していくでしょう。また、役になりきることで「相手の立場に立つ」という大切なことも学んでいきます。

人形を使った遊びは、発育とともに変化していくものです。子どもが人形遊びを始めたら、そっと様子を覗いてみてくださいね。きっと我が子の成長に驚くことになりますよ。言葉の使い方や弱い者への接し方など、その子の個性が見えてくるでしょう。

大人は演出家として一緒に人形遊びをしよう

相手の気持ちを考えるようママの機転が大事

子どもの人形遊びをより楽しくするために、ママは演出家として一緒に参加してみてくださいね。子どもは、自分が楽しいと思うままに自由に遊びます。しかしときには人形を乱暴に扱ったり、心無い言葉を掛けてしまったりすることもあるでしょう。

ママは「そんなことしたらお人形さんが痛いって言ってるよ」「そんな言い方したらお人形さん泣いちゃうかもよ?」と、人形の気持ちを代弁してみてください。最初は理解できないかもしれませんが、徐々にされたら嫌なこと、言われたら嫌なことが分かってくるでしょう。

子どもが相手の気持ちを考えられるように、ママが機転を利かせた言葉を掛けることが大切です。人形遊びは「遊び」ではありますが、様々な経験を積むことのできる貴重な機会なのです。

ママが脇役を熱演しストーリーを面白くする

子どもだけで遊んでいると、ストーリーにバリエーションが無く、いつも同じような展開になってしまいがちです。人形遊びをより楽しいものにするならば、ママが脇役を熱演してストーリーを面白くしてみましょう。

例えば「お医者さんごっこ」をするときに、ママが色々な病気やケガをした患者さんを演じて、子どもがどんな風に「診察」や「処置」をするのか楽しむのもおすすめですよ。知っている情報と言葉を駆使して、患者さんを治そうと奮闘する子どもの姿はなんとも愛らしいものです。

子どもは「面白い!」と感じれば、初めて聞く言葉や情報でも即座に吸収します。そしてそれをアレンジして別の遊びに活かすことで、色々なことを学んでいくでしょう。

小道具を一緒に作って思考力を高めよう

人形遊びに、よりリアリティを持たせて楽しむには、小道具を使うとよいですよ。100均などでおままごとセットを揃えるのもよいですが、せっかくなら子どもと一緒に小道具作りから楽しむというのがおすすめです。

例えば、家にあるお弁当箱に丸めたティッシュや折り紙を詰めてピクニックごっこをしたり、ハンカチやタオルを人形に巻いてドレスやマントに見立てたりなど、小さな子どもでも簡単に使える小道具がよいでしょう。

上手に出来上がらなくても気にせずに、子どもが自分で作った、自分で考えたというところを褒めることが大切です。ちょっとした衣装や小道具があるだけで、ごっこ遊びは格段に面白くなるはずです。子どもと一緒にどんな小道具が作れるか考えるのは、きっと楽しいですよ。

子どもが喜ぶ人形遊びの人形の選び方

笑っていない表情の人形を選ぼう

人形遊びに使う人形をこれから購入したいと思っているなら、できるだけ表情に喜怒哀楽が出ていない人形を選ぶとよいですよ。子どものために買うのだから、可愛く笑っているものがよいと思いがちですが、人形遊び用に買うのであれば、表情がはっきりしていない方が色々な感情を演じられるのです。

もし笑った顔の人形で遊んだら、「痛い」「悲しい」「怒っている」といった感情を子どもが表現しにくくなりますよね。無表情に近いような顔の方が、子どもの表現力は高くなるといえるでしょう。

ただし、子どもが気に入った顔でなければ楽しく遊べない可能性もありますから、一緒に選びに行って、一番気に入った顔の人形を購入するのがよいですよ。
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