子どもに安全なクレヨン選び!ポイントを知ってお絵描きを楽しもう
子どもとお家のなかで遊ぶとき「お絵描きを一緒に楽しみたいな」とクレヨンを購入するママもいますよね。しかし、口に入れようとしたり、投げたりなど、なかなかお絵描きを一緒に楽しめないこともあるでしょう。ここでは、子どもはいつごろからお絵描きで遊ぶとよいのかや、クレヨンの選び方などをご紹介します。
お絵描きはいつから?効果や家庭での接し方
お絵描きデビューは1歳ごろ
赤ちゃんによって個人差はありますが、0歳のころから絵に興味を持つ子もいます。ママが描いた絵を指差ししたり、クレヨンを触ろうとしたりなど、興味津々になる赤ちゃんもいるため、お家でママが果物や動物など、簡単な絵を描いて赤ちゃんの反応を見てみましょう。
赤ちゃんのころから絵にふれていると、1歳ごろにはクレヨンを持ってぐちゃぐちゃと画用紙に描き始める子もいますよ。クレヨンの色々な感触を楽しんでいるので、子どもが自由に遊べるように見守るとよいですね。
心と身体の成長にたくさんのプラスがある
・指先の動きが器用になる
・力加減が上手にできるようになる
・たくさんの色や形などを覚えられる
・想像力が豊かになる
・自分の感情を絵で表現するため、表現力が身につく
・何かに集中する力がつく
・パパやママとお話しながらお絵描きすることで、言葉の発達を促す
お絵描き中の子どもは、頭のなかで想像を膨らませながらクレヨンで絵を描いて表現します。小さなころから夢中で自分を表現する時間を作ることも、子どもの成長には大切ですよ。
パパママの接し方でお絵描きが好きになる
1歳ごろの時期は「犬を描いてごらん」「トマトを描いて」などとお願いしても、上手に描くのは難しいですよね。クレヨンを持ってぐちゃぐちゃとかいたり、ぐるぐると色々な色で塗ったりして楽しむことが多いです。
子どもが何を描いているのか分からなくても「すごいね。上手」「お絵描き上手だね。これは何かな?」など、褒めることが大切ですよ。パパやママに褒められると子どもは嬉しくなって、さらにお絵描きが好きになるでしょう。
選び方のポイントや安全に使うための注意点
口に入れても安全な素材を選ぼう
一般的なクレヨンの原料は石油とワックスなので、口に入れるのは控えたほうがよいですね。しかし、赤ちゃん用に作られているクレヨンは、ライスワックスや蜜蝋(みつろう・蜂が巣を作るときに出す分泌物)なので、万が一赤ちゃんが口に入れても問題ないので安心でしょう。
ライスワックスや蜜蝋は、ハンドクリームなどの化粧品にも多く使われています。赤ちゃんのころからクレヨンにふれる機会を作る場合は、赤ちゃん用のものがおすすめですよ。
持ちやすく折れにくいかチェックしよう
細いクレヨンを上手に持てたとしても、画用紙にお絵描きするときに力加減が分からず、ギュッと握ってしまいクレヨンが折れる可能性があります。太めのクレヨンだと折れにくいものが多いので、あらかじめ折れにくいかをママがチェックしましょう。
太めのクレヨンを使いこなせてきたら、少しずつ細めのクレヨンにしていくなど、成長に合わせて買い換えていくとよいですね。
誤飲したときの対処法を知っておこう
子どもがクレヨンを口のなかに入れた場合は、すぐに口からクレヨンを出してしばらく様子を見るとよいですよ。子どもの様子がいつもと変わらず元気なときは、とくに問題はないので病院に行かなくても大丈夫でしょう。
しかし、クレヨンを誤飲して喉に詰まらせたときは、すぐにクレヨンを吐き出すことが重要です。子どもを下向きに抱きかかえて顎を支え、背中を叩きましょう。出てこない場合は窒息する危険性があるので、すぐに救急車を呼ぶことが大切ですよ。
種類が豊富!安全性と直感性の高いクレヨン
原料が野菜やお米などの「食べ物」
赤ちゃんから使用できるクレヨンのなかには、原料が野菜からできているものも売られています。野菜の粉末を入れて作られているので、お絵描きしたときにナチュラルな色使いになるところもよいですね。
ほかにも、先ほどご紹介したように、お米や蜜蝋などから作られているクレヨンもあります。一般的なクレヨンに比べると食べ物で作られたクレヨンはお値段が少し高めですが、子どものことを考えると安全性は重要ですよね。舐めるのは問題なくても、飲み込むと危険なので気をつけましょう。