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上手な絵本の読み方のコツとは?読み聞かせは持ち方にまで工夫を

上手な絵本の読み方のコツとは?読み聞かせは持ち方にまで工夫を

読み聞かせ中は子どもの脳が活発になる

ある大学の実験で、読み聞かせは子どもの脳の大脳辺縁系に直接働きかけることが分かっています。大脳辺縁系を活性化させることで情動が豊かになり、子どもの健やかな成長を促すといわれています。

大脳辺縁系は「嬉しい」「楽しい」「怖い」「悲しい」などの感情を司る「脳の心」ともいえる部分です。感情に基づいた基本的な行動を決定する重要な部分であるため、「脳の心」の発達にともなって、子どもの行動も発達します。

子どもの心が「嬉しい、楽しい」と感じると「もっとやりたい」と思い行動し、「悲しい、怖い」と感じれば「もう止めよう」という判断ができるようになるのです。脳に働きかけ、心や体を動かす糧とするためにも、読み聞かせは適しているといえるでしょう。

想像することで好奇心や感受性が豊かになる

読み聞かせには、子どもの発想と想像力を育む効果もあるといわれています。物語の登場人物の気持ちや、その場面のイメージを膨らまし想像することで、子どもの脳に様々な感情や情動が生まれるのです。読み聞かせを通じて、物語の中の感情や雰囲気を脳内で疑似体験できるというわけですね。

また、ものごとを楽しいと思える心や、好きなものを見いだす好奇心も育まれるでしょう。自分が登場人物だったら…という視点で絵本の世界を楽しむことで、感受性も豊かになります。

こうして絵本から、優しさや悲しさ、人との関わり方、世界の美しさなど、実に多くのことを学び取ることは、子どもの情操教育としてプラスに働くのではないでしょうか?

まとめ

絵本を読むことは、子どもにとって単純に楽しいことであるだけでなく、子どもの脳や心によい影響を与えます。絵本から得られるメリットを最大限引き出すためには、ママやパパが子どもの集中力を乱さず、物語の世界を堪能できるようなポイントを押さえて読み聞かせることが大切です。

そのためには、絵本の内容に合わせた声のトーンや、子どもにも聞き取りやすい発声を意識するようにしましょう。コツを押さえることで、読み聞かせの時間を親子の充実したコミュニケーションタイムにしてくださいね。
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