お腹の赤ちゃんに優しく上の子を抱っこ!抱っこ紐のコツと卒業方法
2人目を妊娠したときに上の子の抱っこをどうするのか悩みますよね。「妊婦はいつまで抱っこ紐が使えるのか」「抱っこ紐を使用していると、お腹の赤ちゃんに影響が出ないのか」など心配になっているママもいるでしょう。ここでは、妊娠中の抱っこ紐のコツや卒業方法についてご紹介していきます。
妊娠中の抱っこはお腹の赤ちゃんに大丈夫?
体調に合わせて抱っこでスキンシップを
妊娠中の抱っこは、いつまでに止めなければならないという明確なルールはありません。基本的にはママの体調がよければ、抱っこをしてもかまいません。抱っこはママと子どもの大切なスキンシップです。大好きなママに抱っこされると、子どもは幸せな気持ちになるでしょう。
しかし抱っこをすることでお腹が張ったり、ママの体調がすぐれなかったりする場合は、すぐに抱っこを止めてくださいね。お腹が張っているのに抱っこを続けていると、出血してしまう恐れもありますので注意が必要です。
抱っこよりおんぶがおすすめ
妊娠中はリラキシンというホルモンの影響で骨盤が開きやすくなっています。骨盤が緩んだ状態で上の子を抱っこすると、骨盤が開きやすくなったり、内臓が下垂してしまったりすることがあります。無理して続けていると、産後に骨盤の戻りが悪くなったり子宮脱になってしまう恐れがありますよ。
また上の子の体重や年齢にもよりますが、抱っこをすることでママのお腹が圧迫されてしまいます。お腹が圧迫されることでママが苦しく感じたり、つわりの症状が強くなったりしてしまうことがあるので注意が必要ですよ。
抱っこ紐を使うときの注意ポイント
まずは「お腹に負担がかからないようにすること」です。いきなり子どもを抱きあげようとすると腹圧がかかるので、できるだけ低い姿勢から持ちあげるとよいでしょう。腰ベルトやクロスタイプのものだと、お腹に負担がかかりにくいそうですよ。
次に「調節可能であること」です。出産に向けてママのお腹はどんどん大きくなります。調節可能なタイプであれば、お腹が少し出てきたとしても胸やお腹を締めつける心配がありませんよ。
最後は「多機能タイプであること」です。前抱きだけでなく、おんぶや横抱きができるものを選べば、ママの体調に合わせて抱き方を変えることができて便利ですよ。
お腹の赤ちゃんに優しい抱っこ紐って?
クロスタイプの抱っこ紐
こちらのタイプの抱っこ紐は「エアリコ」「タックマミー」「フェリシモ」「キューズベリー」が有名です。両方の肩紐が背中で交差しているので、スリングよりも肩への負担が少ないといわれています。
どれも着け方は簡単です。まずは抱っこ紐を広げて背当てが前、紐のクロスが背中にくるようにします。ボタンやファスナーを開けて子どもを担ぐように抱っこして、ファスナーやボタンを留めると簡単に装着ができますよ。
腰ベルトがない抱っこ紐
腰ベルトなしのおすすめの抱っこ紐は「サンクマニエルプレール」です。こちらは、新生児期から3歳頃まで使える抱っこ紐です。寝かせ抱き、対面抱き、しっかり抱き、前向き抱き、おんぶと子どもの成長に合わせた5種類の使い方ができますよ。
肩ベルトは幅が広くてパッドが厚いので、肩への負担が少ない構造になっています。両方の肩紐を少し首に近づくようにして使用すれば、肩コリを防ぐことができるそうですよ。
腰ベルトありは少し下げて使ってみる
腰ベルト付きの抱っこ紐であっても、腰ベルトの位置を変えれば妊娠中でも使用することができますよ。このときお腹に当たる位置で腰ベルトを装着すると、お腹が締めつけられて気分が悪くなったり赤ちゃんに悪影響が出てしまったりすることがあるので注意が必要です。
たいていの抱っこ紐は、腰ベルトの長さを調節できますので、普段より少し長めに調節しましょう。そして下腹部や骨盤あたりで締めるようにすれば、お腹にゆとりを持たせつつ使用することができますよ。
赤ちゃんの誕生は抱っこ紐卒業のチャンス!
お出かけはベビーカーを使おう
ですので妊娠中のお出かけにはベビーカーがあると便利でしょう。上の子がお出かけ中に寝てしまったとしてもベビーカーで寝かせることができますし、買い物の荷物をベビーカーにかけることもできます。
抱っこ紐やママバッグを収納できるように大きなカゴがついたものや、電車やバスなどの公共交通機関などで移動しやすいコンパクトなタイプがおすすめですよ。ベビーカーは長く使うものですので、ママが使いやすいものを選んでくださいね。