就学前の子どもがいるママの為のWEBマガジン

就学前の子どもがいるママの為のWEBマガジン[teniteo]

引きこもりが幼児期の子どもに与える影響。脱出法や引きこもりの原因

引きこもりが幼児期の子どもに与える影響。脱出法や引きこもりの原因

子どもを連れて外に出たいけど、なかなか出られない、気がつけば引きこもり状態になっているママは珍しくありません。理由は人それぞれで、誰にも相談できずに1人で悩んでいるママもいることでしょう。そんなママの声を聞き、引きこもりが子どもに与える影響や、引きこもりから脱出する方法を考えてみましょう。

引きこもり育児になってしまう原因

ママ友トラブルが煩わしい

子どもにはお友達と仲良く遊んで欲しいと思いながらも、ママは友達を作るのが煩わしいと思っていないでしょうか。

子どもがいなかったときは、気の知れた同僚や学生時代の友達とだけ、会いたいときに会っていたのに、子どもができてからはそれが急変。家の近くの同年代の子を持つママみんなと仲良くしなくてはいけないのだと、交友関係を押しつけられた気分になっているママもいるかもしれません。

子ども同士も、公園で会えばおもちゃの取り合いばかりしてしまったり、叩いて泣かせてしまったりすると、近所のママの間で何となく気まずい雰囲気になることもあるでしょう。自分の子がほかの子よりやんちゃだったり、できないことが多いと劣等感を感じてしまうこともありますね。

産後うつやノイローゼで外出意欲がわかない

出産の疲れきった体で、毎晩何度も泣く赤ちゃんの面倒をみるのは、本当に大変なことです。この時期に産後うつやノイローゼになってしまうことは、珍しいことではありません。うつだと診断されなかったけど、つらい毎日の中で何かに八つ当たりしてしまったり、泣いてしまったりしたママもいますよね。

子どものことを思う優しいママだからこそ、「外出しなくてはいけない」けれど「行けない」という自分の中での葛藤に苦しんでしまいます。でも本当に辛いときは、無理して外出する必要はないのです。外で遊べなくても、ママの愛情があれば、家の中でも子どもは楽しく遊べます。

外出は週末にパパにお願いしたり、おじいちゃんやおばあちゃんにお願いすることもできるのですよ。

近くに公園など遊ぶ場所がない

外出したくても、どこに行けばいいのかわからないママもいますよね。近くに公園など子どもが遊べる場所があればいいのですが、ない場合は、出かけたくても出かけることができず、結局家にいることになってしまうのです。

遊ぶ場所がなければ、子どもと一緒に歩いてお散歩するだけでもよい気分転換になります。子どもはただ道を歩いているだけで、珍しいものを見つけ出します。しゃがみこんで虫に見入ったり、気に入った花や葉っぱを見つけて集めたりします。

そうしていると散歩はただ歩くだけの時間ではなく、周りにある物を触ったり感じたりできる時間になり、子どもも楽しく過ごせるでしょう。散歩の道はできるだけ交通量が少ない道にして、ママが安心できるようにしましょうね。

引きこもり育児が子どもに与える影響

くる病のリスクが増加!

太陽の光は、骨を作るのに必要な「ビタミンD」を体内で合成しますので、健康な子どもに育てるには、適度の日光浴が必要になります。

「くる病」は、ビタミンD欠乏症が原因でおこる乳幼児の骨格異常の病気です。足の骨が曲がってO脚になったり、骨が柔らかくなったりします。戦後の栄養状態が悪いころに、日照時間の短い北日本に患者が多かったのですが、その後栄養状態が改善され、過去の病気になっていました。

それがまた最近になって患者が確認されるようになりました。原因は太陽光に当たらない人が増えてきたからだそうです。引きこもり育児も、太陽の光を浴びる時間が少なくなってしまうので、健康な骨を作ることができなくなる恐れがありますね。

情緒不安定になりやすい

一日中子どもと一緒にいると、子どもの行動が目について、ちょっとしたことでも注意したり怒ったりしてしまうものですね。子どもはママに怒られないように、ママの表情をうかがってばかりになるでしょう。そうしている内に、子どもは自分の気持ちを正直にあらわすことができなくなり、情緒不安定になってしまう可能性もあります。

家の中では走り回ることもできませんから、運動でモヤモヤを発散することもできませんし、近くではママがいつもイライラしていて、子どもまでストレスが溜まっていきます。

子どもがストレスを感じてぐずると、ママもイライラして怒る、そしてまた子どもは泣いてぐずるの繰り返しで、悪循環に陥ってしまいます。

テレビに依存しがちになる

外に出られないと、時間を持てあましてテレビをつける機会も増えるでしょう。子どもが1人でテレビを見てくれると、ママは家事がすすめやすいので助かるかもしれません。でもそうしてテレビに頼ってばかりいると、子どももママもテレビがなくては過ごせなくなり、テレビ依存になってしまう可能性があります。

それにテレビは長時間見ると視力が悪くなるといわれています。またテレビを見ている人は一方的に情報を受け入れるだけなので、相手と会話する能力が発達しないともいわれています。

テレビは刺激のある内容ときれいな画像で、視聴者が喜ぶように工夫されて作られています。子どもは特にテレビの世界にのめり込みやすく、いつまでもテレビを見たがる恐れもありますね。
30 件

関連記事


  • テニ-とテーオ